俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

勝負パンツ

さて、みなさんは一体、どんな色のパンツを所有しているだろうか。


私は35歳、彼女もいない独身のおっさんであるが、パンツの置いてある棚を見て愕然としたのだ。

蒼いトランクスが1枚あるだけで、あとは全部同じ色のボクサーパンツなのである。


ボクサータイプのパンツは、フィット感があって気に入っており、2年前から愛用している。その前はトランクスだったが、今よりは少しカレーバリエーションがあった気がする。

それが今では見事に同系色のパンツ。

愕然としてしまう。



なぜ愕然としてしまうかというと、『ヒットの”色”じかけ』(高坂美紀 著 KKベストセラーズ)という本を読んだからだ。

この本は、主に「ヒットする商品やキャラクターには、人の心を掴むような色が使われている」というようなことが書いてある。

例えばカップヌードルの「白、赤、金」

赤は遠くから見ても一番目だって食欲を引き出し、白は清涼感とあっさり感、安全なイメージを与える。そして金はコクのある味や「最上級」というイメージを作り出すらしい。

さらに黒を使わなかったことで、イメージを軽くし、手軽さや洋風のイメージ(格)を与えているのだそうだ。

なるほどなるほど。そう言われればそんな気がする。


そして同じ本の中に「女性にモテる色」「「性欲が落ちる色、高める色」なども書いてあった。

そして件のパンツの色の話。簡単に要約すると


性欲に火をつける色は「赤」。赤い服、赤い花、赤いキャンドル、赤ワイン、イチゴ、唐辛子

または暖色の下着やパジャマ。赤の下着は体を温めるので、低血圧、低体温の人は赤やオレンジの下着で、気力体力が充実する。


逆に高血圧で寒がりの人は蒼い下着。気疲れや寝不足なら緑か青緑、ストレスと肉体の疲れなら青か青紫のトランクスやパジャマを着用するとよい。


最悪なのがグレート黒。心も体も活性化されず、次第に無気力になって無口になったり、休みの日には寝たきりになるなど、心身が早く老化してしまう。おまけに肌の色艶も悪くなり、筋肉が垂れて、どんどん性欲が落ちていく。



・・・・・・・・・・・俺の持ってるパンツ、全部黒かグレーなんですけど・・・・・