俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

HEY!HEY!HEY!が好きだった。

先日、部屋のビデオを整理していたら、学生時代に録画した古いテープが出てきた。

テープの中は半分が「ガキの使いやあらへんで」のトーク部分だけをまとめたもの(当時はこれは何十回と見ていた)。
もう半分は「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP 炎の3時間スペシャル」
globが同番組に初出演した時のものだ。
なつかし~。
そういえば、msn産経ニュース9月7日版に「プロデューサーが語る『HEY!HEY!HEY名場面』という記事が載っていた。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/080907/med0809071856000-n1.htm
HEY!HEY!がなぜ15年も続いたのかをプロデューサー佐々木氏が語った記事だ。その中で佐々木氏は「この番組はゲストのパーソナルな部分をいかに引き出せるかを大事にしている。それが成功しているのは、ダウンタウンが新人、ベテランにかかわらず歌手をリスペクトしているから。荒っぽい言葉も出るが、丁寧に相手の話を引き出し、愛情を持って接していることがゲストに伝わるのでしょう」。
と語っている。

が、しかし
ダウンタウンが歌手をリスペクトするなんてことはない!!!
ついでに言えば「丁寧に相手の話を引き出す」なんてこともしていない!!!
そんなのは「ごきげんよう」の小堺さんがやることだ。
ダウンタウンが求めるのはひたすら”笑い”だけである。
だからこそゲストにはおもしろい話やエピソードを持ってくることを要求するし
それをネタにボケたり突っ込んだりすることでトークの部分を成り立たせている。
ゲストのおもろいリアクションがあれば笑うし
ゲストがつまらない話をし始めると辞めさせる
松っちゃんはおそらく新人ゲストの名前すらほとんど覚えていない。
ゲストとの対決などは「歌手の素顔が見られる」とプロデューサーは絶賛しているが
正直HEY!HEY!じゃなくてもできるものだ。
「うたばん」でもね。

最近はどの番組にも出ている若手芸人を呼んで絡ませて、なんとか面白さを保とうとしているが
正直、歌番組としてはどうなんだろう・・・
実は、昔のHEY!HEY!はめちゃくちゃ面白かったのである。
特に番組当初は、「CHAMP」と呼ばれるメインゲストがいて、トークと歌2~3曲で25分くらいは使っていたのである。
そのCHAMPには、普段、他の歌番組で取り扱われることの少ない柳ジョージ中村雅俊山下久美子佐野元春大沢誉志幸などが出ていて、生き生きと歌っていたのである。
もちろん、当時、流行っていたミスチル小室ファミリーなんかも出てたし、名も知らぬ新人さんも登竜門として出ていたのである。
シャ乱QやTMレボリューション、ウルフルズがしゃべりもイケル、おもしろい奴らだと発掘できたのはHEY!HEY!HEY!の功績かもしれない。
基本歌番組で、トークの部分で楽しめる、おもしろい番組だったのである。

しかし今や基本バラエティー番組で間に歌が入る感じ
昔の「ドリフ」と同じ構成だな。
ま、「うたばん」もそうだけど。

プロデューサーさんよ
ダウンタウンとアイドルを組ませればなんとかなると思うなよ!
といいたいところだが
きっと数字はとれてるんだろうな・・・
裏番組になにやってるかもしらないしね