俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

カンボジア学校建設プロジェクト完結編その1

はあ。長かった。

日本テレビ開局55周年特別記念番組ということで3時間半スペシャルですよ。


これまで焦らしに焦らされた。

あまりに焦らされたのでこのブログで文句も書いた・・・


最後の最後でこのボリューム・・・2時間スペシャルを2回にすればいいのに・・・。


ま、とにかく見ているこっちもやっと肩の荷が下りた

そんだけこっちも力を入れて、楽しみにしてみていたのだ。


最後は泣いてしまったな。

いや~すっきりした。



この「行列のできる法律相談所

僕にとっては紳助師匠のトークを盗む絶好の教科書


紳助師匠の頭の回転の速さ、言葉のチョイス、絶妙な毒、庶民感覚、そして後味の良いフォロー


実にためになる。


今回の紳助師匠のホームラン・コメントは


「きっとお茶の間ではご飯食べながら『お金ってあるとこにはあるねんね』と思ってるわ」

・・・まさにその通りっす。オークション参加者はみんな平気で200万、300万円が出せて、お店を何軒も持ってるやつがうようよいる。普通の会社員やら主婦やらパートやらでも平気でそのくらいの金を出している。

ちょっとイラっとしてたのよ。ま、紳助師匠が一番お金持ってるんでしょうけど。

ああ、俺もお金があったら藤代さんの影絵買いたい。チェ・ジウほしい・・・



さらに「一青窈さんが天才であることに気づきました。すごいですよ、あなたの歌は。深い!意味がわからない!」

・・・いや、本当にその通り。一青窈の歌、わけわからないとずっと思ってました。「ハナミズキ」もすごく良さげなんだけど、全然意味がわからなかった。でも名曲みたいにされてるから俺の理解力が足りないのかと思ってた。ああ、良かった。みんなわけわからなかったんだ。

そして紳助師匠の真骨頂、さすがのフォローコメントが

「意味がわからないんですよ。意味がわからないのに聴くとイイ歌に聞こえて感動するんですよ。たった1フレーズで人の心をグッと掴む」

そして畳み掛けるようなオチ

紳助「”大空を手を押し上げる”んですよ、できますか!?」
アグネス「何層も意味があって、楽しめるってことですよ。」
紳助「深い。(それに比べて)”丘の上 ひなげしの花”ってそのままじゃないですか!」


うまいなあ。アグネスがコメントを挟んできたのをとっさに返すこの機転

師匠は本当に天才。



日本テレビの西尾アナの小学生のような下手くそな絵を100万以上で競り合う独身男性二人(落札額は160万円)がいた。


俺だったら何も考えず「気持ち悪い!」とコメントしてしまうところ

紳助師匠は「独身ですか?ほれね。独身の人にとって西尾さんぐらいの人(っていいのよ)。冷たい感じがいいんでしょ?」

最後にオチをつけて終われるのは素晴らしい。



ちなみに今回の師匠の失敗はこの「独身ですか?」と聞きすぎたこと。

おそらく師匠は「どうしてそんなにお金が出せるのか」を知りたかったのだと思う。独身なら稼ぎが自分の趣味のためにいくらでも使えるのでそれだけのお金が出せても納得できる。それを確認したかったのだろうけど、これはマイナスかもしれない。

しかしそこは紳助師匠、「独身ですか?かっこういいわ」「明日からまたがんばりましょうね」と自然なフォローができるのはさすが。


最後に、「そんなに高い絵ではない」「安くしましょう」と何度もオークションを安く抑えようとするのはなぜだろう?

参加者はほしい絵のために他の人より高い値を出すのだから、安くおさまるわけがない。それなのに紳助師匠はずっと「あまり高く買うのはやめましょうね」と何度も無意味なお願いをする。

さらには「100万円でやめさせてもらいます!」などと途中で止めてしまうことさえある。

何でだ?

カンボジアに学校を建てるためなんだから、いくら集まってもいいはずなのに・・・。

お金が集まりすぎると消化しきれないのか?