朝起きたら喉が痛かった・・・
鼻水、痰、咳・・・ああ、これはもう風邪だ・・・
年末にも風邪で病院へ行って、薬をもらってきた。
それを飲んでいたら回復に向かうと思いきや、小さな咳は一向にやまず
全開する前にぶり返してしまった。
しかたなしにまた近所の病院へ向かう
10時前に病院についたが、待合室にはじいさんとばあさんが一人ずつ
うまく行けば1時間くらいで終わるかな?
と思っていたが、やはりそんなに甘くない。
受付から支払いまでたっぷり2時間半。
帰る頃にはお昼を過ぎて腹もぺこぺこだ・・・。
これじゃサラリーマンが病院へ行けるわけがない。
半日は完全につぶれるもの
仕事に大きく穴を開けるくらいなら、無理をしてでも病院を我慢するよな
病院に2時間半いたが、若い患者は俺一人。あとはみな老人ばかり。
まあ、老人のように、よっぽどの暇人じゃなきゃ病院なんて行けないもんな
ああ、よっぽどの暇人で良かった・・・か?
さて、診断結果であるが、ただの風邪かと思っていたが、どうも喉の腫れが去年と違うらしく、新たに喉の検査が加わった。
そして15分後、看護婦さんがやってきて僕にこう言った。
「陽性です」
陽性?なになに?なんの陽性?
HIV?インフルエンザ?
どちらも心当たり「アリ」なんですけど!
「溶連菌感染症です」
ん?そうか。溶連菌感染症か・・・何それ?
なんでも溶連菌感染症というのは、溶連菌という細菌が喉に感染して、喉の痛み、熱、体や手足の発疹につながる病気で、舌がいちごのようになることがあり、感染性の病気だということ。
マジっすか?
そんな病名、初めて聞いたんですけど、
ボク、そんなに重いんですか?
ボク、大丈夫なんですか?
ボク、死んじゃうんですか?
ボク、まだ結婚もしてないんですけどぉぉぉ!!!
心配そうなボクを尻目に、看護婦さんはこう言った。
「大丈夫ですよ。ふつうは子供がかかる病気ですから」
わしゃ子どもかい・・・