俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

おひとりさま

何気なく、新聞を読んでいたら

”なんで今さら婚活?これだけ一人で暮らせる環境が整っているのに!?”

というような文を書いている人を見つけた。



上野千鶴子


東京大学大学院教授にして、女性学のパイオニア

この人の影響を受けた学者は数知れず

ジェンダー」「フェミニズム」など

女性問題の先頭にはいつもこの人がいる(?)


最近では”おひとりさま”なんて言葉を作って

「結婚なんてしなくても一人で生きて生けるがな」なんてことを言っているとかいないとか。

今はコンビニやスーパーがたくさんあって、生活に必要なものはすぐ手に入る。

社会的にも白い目で見られる時代ではなくなった。

「婚活」なんて言葉を作って結婚を煽ってる人たちの気がしれない、とか。




う~ん。なるほど・・・。



すると僕の隣りで新聞を盗み読みしていた若手のM君が

M「なんすか?この人?」

僕「結婚しないのも選択肢の一つだってよ。偉い先生が言っとるよ」

M「この少子高齢化のご時勢に?」

僕「ん、まあね」

M「みんな婚活してるこのご時勢に?」

僕「ん~、だから、”婚活なんてしなくていいのに”って・・・」

M「そんなのこのおばちゃんの言うことじゃないじゃないですか。自分の意志でしてるんだから」

僕「そ、そうね。」

M「このおばちゃん、独身っすか?」

僕「え?どうだろ?そうじゃない?」

M「絶対おかしいですよ、このおばちゃん。絶対淋しがり屋っすよ。もしくはよっぽど男にひどい捨てられ方をしたんすよ!」

僕「おいおい、偉い先生なんだぞ・・・」

M「関係ないっすよ!第一、結婚しなかったら誰とセックスするんですか!」

僕「結婚はいつもセックスさせてくれる相手の確保なのかい?」

M「それだけじゃないけど、セックスも大事ですよ!」

僕「力はいってるな・・・」

M「セックスは愛の確認作業ですよ!」

僕「・・・」

M「セックスは夫婦の絆を深める作業ですよ!」

僕「・・・」

M「セックスレスの夫婦なんて、クリープを入れないコーヒーのようなもんですよ!」

僕「・・・・・・・お前、いつもコーヒーはブラックじゃん・・・」

M「セックスレスの夫婦なんて、木村拓也のいないSMAPですよ!」

僕「・・・・・・・なんとか、やっていけそうじゃん・・・」

M「・・・なんか!物足りないってことですよ!」

僕「わかったよ。わかったから、声のボリュームを下げろよ」

M「とにかく、僕はいろんな人とセックスがしたいんですよ!」

僕「結局それかい!おまえこそ”おひとりさま”でいろ!」