俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

黒木メイサを考える

今朝、『めざましテレビ』で黒木メイサ軽部アナ相手に、いかに今度のアルバムが本気かということを語っていた。

 

それを見ながら、僕は「あ~あ、無理だんべよ~」と思った。

 

だってあんたは美人過ぎるもの。

 

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そして黒木メイサの歌をちょろっと聞いてまたまた思った。

 

「あ~あ、こりゃまた無理だわ。ウマすぎるもん・・・」


今に始まったことではないが、芸能人は歌を出したがる。

 

というか、事務所サイドは歌を歌わせたがる。

 

昔は確かに歌番組も多かったから、露出を増やすためにも歌は不可欠だった。

 

でも昔の女優さんは歌が下手だった。

 

宮沢りえしかり、沢口靖子しかり、牧瀬里穂しかり・・・

 

でもそれが良かったりもした。

 

いわば愛嬌ってなものだった。


俳優さんも歌を歌いたがった。

 

織田裕二、反町隆、福山雅治などは、むしろ「歌のほうが本職だぜ!」ぐらいの気持ちでいたようだ。

 

ま、そこそこ売れたりもしたが、押尾学のように「俳優を辞めて歌手に専念」なんて勘違いをしてしまうケースまで出てきた。

 

福山雅治はもともとミュージシャンらしいが、やはり売れたきっかけがドラマだっただけに、歌手として認められるまでにかなり苦労した。


で、最近は上戸彩山田優柴咲コウなど、きれいどころが歌を歌うようになった。

 

これがまた結構ウマイのである。「結構」というか、「かなり」ウマイのである。

 

そしてカッコイイのである。

 

R&Bっていうんですか?

 

ダンサンブルで、激しいビートで、オシャレなのである。

 

昔の女優さん達とは隔世の差なのである。


だからこそ、なんとなく「チッ」という感じがしてしまう。

 

「ルックスも良くて歌もウマイだぁ?」

 

・・・なんとなく癪なのである。


黒木メイサなどは超美形、まだ二十歳かそこいらなのに、大人っぽくてカッコよくて、そんでもってテレビで演技や歌にかける情熱まで語りだすのである。

 

もう、おじさんはやりきれないのである。

 

同じ人間とは思えないのである。

 

あまりに世界が違いすぎるというか、同じ種族とも思えないのである。

 

だから黒木メイサには愛着がわかないのである。


黒木メイサがあと少しブサイクだったら

 

黒木メイサがあと少し歌が下手だったら

 

途端におじさんたちは「な~んだ!でも大丈夫メイサちゃん。おじさんたちがついてるよ!」と妙に馴れ馴れしくなれるのに

 

あの完璧美少女を見ると

 

「女優は演技だけやってろ!歌手は歌だけ歌ってろ!どっちもやろうなんて甘いんだよ!売れるかボケ!」ととたんにひがみだすのである。


そして上戸彩山田優らが歌手活動に失敗したことで、胸を撫で下ろし

 

「大丈夫!上戸彩ちゃんには誰にも負けないCMタレントとしての個性がある!元気ハツラツゥ!」

 

「大丈夫!山田優ちゃんには誰にも負けない大きな口がある!余裕の優ちゃん!」

 

と親しみを持って応援できるようになった。


で、黒木メイサ・・・である。

 

どうすればこの娘に愛着が沸くだろうか・・・

 

これで性格がおっちょこちょいとか、実はおバカさんとか、訛っているとか、家が貧乏とか、なにかしら”見下せる”要素があれば少し愛着も沸くのだが

 

現在のところ「欠点がない」という欠点しか見つからず

 

”なんとなく癪”な状態が続いている。

 

モデルで収まってくれてたらいいのに・・・


黒木メイサを好きな人って、「共感」を持って見ているのかな?「憧れ」を持ってみているのかな?「親しみ」を持って見ているのかな?

 

正直、僕は黒木メイサに対してはそのどれもが当てはまらない。

 

「彼女にしたい」「恋人にしたい」「友達にしたい」「娘にしたい」「秘書にしたい」「部下にしたい」

 

どの項目を当てはめても、黒木メイサは”NO!”なのである。

 

なんか畏れ多くって・・・近寄りがたい感じ?


ま、実際の黒木メイサがどんな人なのかはわからないんだけどね。


自分に自信が持てないおっさんである僕は、なんとなく遠くのほうで黒木メイサを見て、畏れ慄いている今日この頃なのです。

 

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