俺よ、男前たれ

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不謹慎御免!追悼ジャイケル・マクソン

ステージの前には真っ赤な花に覆われたジェイケル・マクソンの棺。

「キング・オブ・フェイクス」の追悼式は米西部時間7日午前(日本時間8日未明)、ロサンゼルス中心部の複合施設「ステープルズセンター」隣りで始まった。

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見守るファンは約2千人。客席の最前列には、黒服と黄色いネクタイでそろえたマクソン・ファミリーが陣取り、ステージはマーライオン・キャリーの「アイル・ビー・ゼア」で始まった。

ジャイケルとともに「ウイ・アー・ザ・ワード」を作ったライオン・リッチはしめやかに「ジーザス・イズ・ラブ」のゴスペルを歌った。

圧巻はスピィーディー・ワンダーの歌だった。

ピアノで弾き語った「ネバー・ドリームド・ユード・リーブ・イン・サマー」。

即興のジャイケル葬送曲といった趣で、会場は静まりかえり、最後に「ジャイケル・ゴーン」と絶唱が響き渡ると、場内から悲鳴のような泣き声が聞こえた。

また、スピーディーさんはジャイケルとのエピソードで

「ジャイケルが『どうだい?今度は鼻を高くして、顎を割ってみたんだ』って手術の後を嬉しそうに見せてくれたんだ・・・・。ま、僕は目が見えないんだけど・・・」と語った。

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NBAからは、スーパースター、コピー・ブライアントがジャイケルのチャリティーと慈善事業について語り、親交のあったマジック・ジェイソンが2人でバケツいっぱいのケンタッキー・フライド・チキンを食べた思い出を語った。

が、「マイケルはジャンクフードなど食べない」「マイケルは肉は食べないということになっている」という事務所サイドの意向で、テレビ放映の際はマジック・ジェイソンさんのコメントには「ピー」という音声を入れるよう、要請があった。

親友だった女優のブラック・シールズは「彼はキングと呼ばれたけど、私にとってはリトル・プリンス(小さな王子さま)だった。彼のアレもリトル・プリンスだったけど・・・」と下ネタを交えながら語り、

彼女が、ジェイケルが「一番好きだった曲」と紹介したチャプリンの映画「モダンタイムズ」の中の「スマイル」を、マクソン5の兄、ジャーメイン・マクソンが静かに歌った。

大団円は、バックコラーラスの面々が中心となり、ライオン・リッチーやマクソン・ファミリーら全員がステージに上がっての「ウイ・アー・ザ・ワード」。そして兄弟たちがジャイケルについて語り、マイクは、泣きじゃくる、まな娘のパリスさん(11)に渡された。

 「生まれたときから、ダディは、最高の父親でした」
 「わたしが言いたいことは、ダディをとても愛していたということよ」

と涙ながらに語った。

しかし、そのあまりの完成度の高いセリフ、容姿、演出に、

「演技ではないか?」
「大げさじゃないか?」
「いや、アメリカ人だからあれぐらい普通」
「なぜ、子どもにスピーチさせるんだ?」
「奥さんがいないんだから、子どもが喪主だからじゃね?」
「でもジャイケルのお父さんにやってもらうとか・・・」
「ジャイケルはお父さんと仲悪かったから・・・遺産もお父さんにはあげないって遺書に書いてあったし」

「それにしてもジャイケルに似てないぞ?」
「いや、ジャイケルは整形だらけだから素顔はわからないし」
「でも役者みたいだったぞ。」
「影武者か?北京オリンピックの開会式の口パク少女みたいだな・・・」
「いや、本物らしい。ステージ上でジャネット・マクソンとラトーヤ・マクソンとの会話を聞いた人によるとね」

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                  *写真と本文は関係ありません


「大丈夫よ、私がついてるわ」
「ありがとう、ジャネットおばさん!」
「お、おばさん?ねえ、パリス、私は確かにあなたの叔母だけど、その呼び方は・・・」
「いいじゃない。叔母なんだから(笑)」
「うるさいわね、ラトーヤ姉!口はさまないで!第一、あたしとかぶってるのよ!」
「なによ!何がかぶってるのよ!」
「帽子よ!帽子!。これじゃ、どっちがどっちだかわからないじゃない!」
「いいじゃない別に!帽子かぶったぐらいで・・・ね、パリス?」
「・・・・・・・ま、帽子だけに・・・」
「何、うまいこと言ってんのよ。それよりどうして私じゃなくて、ジャネットに抱きついたのよ!」
「だって、ラトーヤおばさん、お年玉1,000円しかくれなかったし・・・」
「小学生だったら普通、それくらいでしょ?ジャネットあんたはいくら渡したのよ」
「ま、10ドルってとこね」
「10ドルって、今、円高だから980円じゃない!」
「当時は1,000円以上したのよ」
「くやっし~!!!この乳出し女が~!」
「それ言うんじゃないわよ!とうか、あんただって『プレイボーイ』でヌード出してんじゃない!」
「あんた、妹のくせに、あたしより売れんじゃないわよ!」
「あんたこそ、家族の暴露本で生計立てんのやめなさいよ!」
「うっき~!!くやしい!!このブス!木の見ナナ!!」
「うっさい!あんたの方が木の実ナナでしょ!!」

「ああ、ジャイケル、どうして私を置いて逝ってしまったの・・・」
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あきれるパリスさんを挟み、ステージ上で口論を繰り広げるジャネット氏とラトーヤ氏