俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

ショーケース前のGIRL NEXT DOORその2

僕はもういい年なので、毎年毎年、出ては消えていく新人アーティストをチェックしていくのはもう辛いのである


僕と同年代の友だちは、もう結婚して子どももできて、バリバリと仕事に打ち込んでいるので

テレビもほとんど見る時間がないのだが、それが普通なのである。それで問題ないのである。


それなのに、僕は36歳になった今も、少なくとも1日3~4時間はテレビを見ているものだから

やはりCMなどで流れている歌は気になってしまうのである。


昨年は、なんといってもSuperfly

「愛を込めて花束を」「Hi-Five」をチェックしていなかったらえらいことになっていた。

志帆の圧倒的なボーカルは"世界”を感じさせたな。

僕の人生の中の名曲集にも絶対に入るであろうSuperfly

こういうことがあるから、新人アーティストのチェックは怠ってはいられないのである。

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もっとも、そんな例はごく一部である


今週(2009年8月第3週)のオリコンシングルチャートは

1位 B’z
2位 UVER world
3位 両さん
4位 GIRL NEXT DOOR
5位 SKE48
6位 EXILE
7位 レッドシアターズ
8位 Alice Nine
9位 Base Ball Bear
10位 中山優馬 w/B.I.Shadow,NYC Boys

ということだが、知らない名前がたくさんある。

でも、チェックする必要はないだろう。

B'zとEXILE以外は記憶にも記録にも残らないだろうから。

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だから、UVER worldだろうがAlice Nineだろうが、Base Ball Bearだろうが

放っておけばいいのである。

一発屋だろう?」「すぐ消えるだろう?」「そんなにヒットもしてないんだろう?」

「たいした曲じゃないだろう?」「他のバンドと同じだろう?」

そう思っておけばいいのである。


で、問題はGIRL NEXT DOORなのである。

昨年、Avexの設立20周年にふさわしい「社運を賭けた」アーティストだそうだが、

まあ正直、ありがちなグループ。

馬鹿にしようと思えばいくらでもできる。

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女性ボーカルと、キーボードとギター

こんなグループ、90年代に腐るほどいた(しかもキーボードの弾き方がTKそっくり!)

シンセサイザーたっぷりのエレキなサウンドも90年代そのままだし、

ガルネク”をはじめて見た時は、正直「いまどき!?」と思ったものだ。


それから立て続けに3ヶ月ぐらい連続でシングルを出していたが、どれも似たような曲

ボーカルの千紗が書いた歌詞も、愛だ自由だ夢だ希望だとまあ、”軽い”

人生経験の浅さというか、考え方の浅はかさというか・・・・

これもまた90年代に流行ったどっかのグループとおんなじだ


また、ボーカルの千紗はwikipediaによると「歌手、作詞家、ダンサー、女優」なのだそうだが

この節操のなさ・・・・・・・・・・売れなくなったアイドルか!

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で、こうやってガルネクを蔑んで終わりにしてもいいのかもしれないが、

それだけではどうも・・・・・・・・なんか損してる気がする


そこで僕はYoutubeガルネクのプロモーションビデオを1つ1つ丁寧に見ていった

そうしたら、ちょっとずつ、心境の変化が出てきたのである


「あ~~~、う~~~ん、あ、でもやっぱり・・・・・・・いいかもしんない?」


なんだろう~~?

なんだかな~~?


とにかく、ボーカル千紗の表情を見ていると・・・

なんだかひねくれてた自分が恥ずかしく思えてしまうのだ。


この人は人生を楽しんでいる。

歌を、ダンスを、純粋に楽しんでいる。

「あ~ヒトは・・・こんなに生き生きとした笑顔を作れるのか?」と思うと

僕の心はきれいに洗われてしまうのだ



いいじゃないか!サウンドが同じだって!歌詞が軽くたって!

世の中を拗ねた目で見るやつが多い中、明るい未来をまっすぐ見ていて何が悪い!!


こんな世の中だからこそ、ヒトはみな千紗のように笑いたいと願っている

千紗のように笑って、歌って、踊れたらどんなに楽しいだろう・・・

そんな人々の願いを体現してくれて

見ていて無条件に「楽しい!」を思わせてくれるプロモーションビデオ

だからこそ人々はガルネクを支持するのだ!

彼女は実はヒトを幸せにする笑顔を持つ、天才なのだ!

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そう、おじさんは分析してみたんだが、いかがでしょうか?