俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

勉強会「AKB48」

情報サイト、『ZAKZAK』のワンコーナー【CDこの1枚】にて、「AKB48は、なぜ売れるのか?」という記事があった。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/movie_music/news/20091031/mov0910311421002-n2.htm

これは僕も本当に気になっていたテーマだった。

おニャン子世代、または初期モーニング娘世代の僕にとって、AKB48は「どうせ二番煎じだろ?」という先入観もあり、今まで放置していたグループだ。

「あんなのを支持するのは秋葉系の気持ち悪い男たちだろ?」

「あいつらのCDが売れるのはいい年したアイドルオタクが金つぎ込んでるからだろ?」

「一人ひとりの顔なんて知られてないし、どうせすぐ消えるだろ?」

そう思っていた。

が、事実売れているものを偏見だけで敬遠するのは、もしかしたら僕の人生の中で損をしているかもしれない。

僕は『ZAKZAK』の記事を読んでそう思った。

(以下、引用)

>しょせんアキバ系のオタク相手のグループだろう-と高をくくっていたら、デビュー5年目にして大ブレークしだしたAKB48。今でもメンバーの顔と名前が一致しないオジサン記者が、オリコン1位になった14枚目のシングル「RIVER」(キング)を聴いてみた。これが、なかなかイイのだ。

おニャン子クラブを世に送り出したアイドル仕掛け人の秋元康氏が総合プロデューサー、作詞を手がける。メンバーの美人度は高く、DVDを見る限りダンスのキレもある。素人の女子高生っぽさが売りだったおニャン子との大きな違いは、秋葉原の専用劇場で育ったことだろう。のべ観客動員数40万人。その自信が顔に浮かび、プチミュージカルの風情もある。

>草食男子よ奮い立て-と叫んでいるような歌詞は男言葉で綴られ、どこか軍隊調だ。コスプレ姿とのギャップがファンにはたまらないのだろうか。秋元氏の評価を大きく変えた美空ひばりの「川の流れのように」から20年-。その頃、生まれた子たちが新たな川の流れを作っている。(裕)


で、僕の結論

「ま、売れないわけはないわな」

はい、素直に認めます。


今回、僕は初めてAKB48のプロモーションビデオをちゃんと見たのである。

Youtubeで、ちゃんとパソコンの画面に対峙したのである。

そして僕は、なんとなくこれまでモヤモヤしていた自分の気持ちに気づいた。

「ああ、僕はこれにハマるのをずっと恐れていたんだな・・・」


正直に告白させてもらえれば、

僕は無類の美少女好きなのである。

無類の制服好きなのである。

借りるAVも制服物ばっかりなのである。

学生時代はまだ制服好きでもおかしいとは思わなかった。

大人になるにつれ、女性の好みも対象年齢も自然に上がっていくものだと楽観していた。

が、どうしてどうして

女子高生好き、制服好きは、全く変わらなかったのである。

正直、「あ~、まずいな・・・」と自分でも思うのだが、

こればっかりはおそらく生まれつきの性癖なもんで、直そうと思って直せるものでもない。

無愛想なサラリーマンを装いながら、女子高生のミニスカートをチラ見し、

「ああ、いかんいかん。いかんぞ!俺!」と我慢してきたのである。

自分でもよく痴漢や強姦や援交に手を染めずに今までやってこれたなと、

我ながら自分の自制心の強さに感心する。

自分で自分を褒めてやりたいくらいだ。

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で、AKB48である。

僕がこれまで無意識のうちにAKB48を避けていたのは、間違いなく自分が大好きな分野であって、これに近づいたら”ハマる”ということがわかっていたからだと思う。


あれだけの美少女が、あれだけのミニスカートで、あれだけの人数で踊っていたら

そりゃまあ、目を奪われますわ。

なんでも彼女らの制服はプロデューサーの秋元康が副総長を務める京都造形芸術大学の学生がデザインしているとか。

あ~~、本当に秋元康はやり手だわ。

学生にとっては自分がデザインした衣装を実際にアイドルが着てくれるんで励みになるし

秋元康にとっては衣装デザインが授業の一環(デザイン料は払うのか?)になり、学生の励みになり、大学の売りになり、さらに学生が造った数あるデザイン候補の中から若い感性が採用でき、AKBが売れる

前向きな歌詞は、今の僕にはチャラすぎて響かないが、

きっと前向きなメッセージをファンに届けることを目的としているのではなく、「前向きなことを考えられる純粋な自分達のイメージ」を届けることが目的なんだろう。

そしてその目的は見事に達成されている。


振り付けはハロプロの振り付けを担当していた夏まゆみ氏らしいが、

なるほど、さすがに男のツボを捕らえるのが巧い。

モーニング娘とは違う、かわいらしさを強調するような動きがふんだんに盛り込まれている。

そりゃ~~~~売れるわな。

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ギャル文化と正反対にある、正統派美少女文化

女子高生の共感を一心に集めるのがギャル文化なら

男性の期待と願望のイメージを一心に体現して見せるのが正統派美少女文化だ。

AKB48が「黒髪で」「ミニスカートの制服で」「グループで」「スキャンダルなしで」「メンバーを選抜を繰り返し」「少女であり続ける」限り、きっと売れ続ける。

いつの時代にだって、そういう少女を求める男性層は必ず存在する。

モー娘のメンバーが自我に目覚めてスタイルを変え、理想の美少女を求める男性ファン層の需要に合わなくなりはじめた時から、

男たちはAKBの台頭を待ち望んでいたのかもしれない。


おニャン子世代の僕は思う。

今、思えばおニャン子はひどかった・・・・。

まあ、田舎臭かった。

セーラーズのトレーナーも今思えば格好悪かった(もちろん当時はそんなこと思わなかったが)

そしておニャン子の靴はいつも汚かった・・・。


AKBの洗練された顔、衣装を見ると、

あ、アイドルはいい方向に進化してる。

僕もあと25年遅く生まれたかった・・・。

そんなことを思ってしまう。

25年って・・・・・・・・・・・・・・四半世紀前ってことか・・・・・・恐竜並だな・・・

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最後に、AKB48wikipediaで紐解いてみれば、

ま~出るわ出るわ

いろんな歴史やエピソードの数々。


CDや関連グッズを必要以上に買わせる”AKB商法”

メンバーのシビアな入れ替えの過程を見せ付けることにより、メンバーそれぞれのファンの父性を刺激するようなシステム

こりゃ~~、ファンになったら大変だろう。


自分のオキニの子に会うために秋葉に通い、

握手をするためにCDやグッズを買い、

グッズの中にランダムに入っている生写真を手に入れるために同じものを何冊も買う。

さらにコンサートチケットを手に入れるためにネットにかじりつき、

それでも手に入らなければダフ屋から落とす。

給料使い果たすわな。



また、自分のお気にの子が研究生から正式メンバーになれるのか、

写真集、CDジャケット、レコーディング、PVに出られる選抜メンバーに選ばれるのか、

コンサートで前に立って歌えるフロントになれるのか、

ファンなら心配で夜も寝られないわな。

それが人気投票で選ばれるなら、貯金使い果たしてでも一位になれるように協力するな・・・

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(本当にこの制服、センスいいわ。女の子が見てもかわいいっていうな。デザインしているのが学生ってところが色んな意味での”いやらしさ”を感じないな。)

というわけで、僕の自由研究「AKB48はなぜ売れるのか」はおしまい。

これだけファンの心理をうまく掴んだ商法をすれば

”売れないわけがない”

ちゃんと的を絞っているので、アンチがいたとしても気にする必要がない。

今後は売れすぎによるイメージの変化で、ファンの理想と離れないように注意すれば今後も売れ続けるでしょう。



ちなみに僕は、やっぱり見栄っ張りなむっつり男子。

他の人にどう見られようと自分の趣味に正直に生き青春を謳歌するオタク君たちを羨ましく思いつつ

どうしても世間体を気にして「あいつら気持ち悪ぃ~よな~」なんて見下したりしてしまう。

きっと僕はこうして素直になれないまま死んでいくんだろう。


ま、強がりを言わせてもらえるなら、

僕はAKBで身上をつぶすようなことはしたくないので時々PVをチェックするぐらいにしておきます。

あしからず!

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                   ありゃ?制服が写っていないと魅力半減