俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

やりすぎ紳助


今日は「私のわがままを聞いて」スペシャ

ゲストがしたいこと、してほしいことを番組でさせてもらえるという企画らしい。


ゲストの”わが家”は「つけ麺ベスト3を紹介させてほしい」
(*結局、料理企画としては珍しく、紳助が褒めないという結果に)

同じくゲストの中山秀征は「黒沢年男のスプーン曲げを見たい」
(なお、黒沢年男も本日のゲスト。まあ、無理やり絡まされた感じかな?)

レギュラーの北村弁護士は「プロゴルファーになった息子を紹介したい」
(完全に”知り合いの息子”をテレビで紹介するという、メディアの私物化)

司会の紳助は「甲冑ファッションショーをしたい」などなど
(なお、甲冑会社の社長はテレビ東京『なんでも鑑定団』にも出てた紳助の知り合い)


そして磯野貴理の「わがまま」を聞いたとき、僕は耳を疑った。


紳助「次、誰?」

磯野「はい!私です!」

紳助「お前、帰れや~」

磯野「お願いお願いお願い!」

紳助「何よ~」

磯野「RYOEIさんの歌が生で聴きたい!」

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RYOEIは石垣島出身の歌手で、紳助が見つけ出し、プロデュースし始めた紳助の秘蔵っ子だが、数ヶ月前にフジテレビ『ヘキサゴン』でもエンディングで歌を披露している。



これって、磯野貴理のわがままというより、紳助さんのわがままじゃ?

紳助「RYOEIはテレビ出したくないねん」

貴理「どうしてですか?」

紳助「ブサイクやから。ラジオで売り出そうと思ってんねん」

と、わざとらしく嫌そうな表情を見せる紳助


でも、たしか『ヘキサゴン』で見た時は別にブサイクでもなかったけど・・・


そして”それでは聞いていただきましょう””奇跡の声です”という大仰なナレーションの後に弾き語りを披露するRYOEI

歌は第7弾シングル「ひらり」

が、よくみると作詞は”カシアス島田

うわ~~露骨やな~~。

完全にプロデュースのために出したな。

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で、肝心の歌はまあ、うまいし声もきれい。

”奇跡”というほどではないが、まあ普通にうまい。

歌ってる曲は紳助作詞らしく、臭いのだが・・・



しかし、歌い終わった後、ゲストのフルーツポンチが

「この席からは後姿しか見えないから、すごいうっとりしながら聴いてたんですけど、モニターで顔見たらがっかりですね!」と発言

え?そうか?


ブサイクな歌手なんてほかにいくらでもいるだろうに?

日本人は槙原敬之以降、ブサイクなシンガーソングライターに免疫が出来ている。

RYOEIはごくごく普通のルックスなので、逆に紳助らが「ブサイク」と連呼するのが不思議。

まさか歌手として華のないRYOEIを”ブサイク”で売ろうとしているのか?


すると紳助は「実は別のVTRを作ってあんねん。新撰組リアンの榊原の顔で、RYOEIの声が流れたらどうなるか」

なんと新撰組リアン榊原の口パク映像、および榊原主演「ひらり」のPVに合わせ、RYOEIの歌は再度流すことに

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ゲストや観覧客は皆一様に

「あ~、こっちのほうがいい!」

という反応。苦笑いのRYOEI

番組としてはしっかりオチがついた形になった。



が、紳助さん、いやらし~わ~

結果としてRYOEIの「ひらり」は全国ネットの番組で2回流れ、

新撰組リアンの榊原をも披露することにも成功


あたかも「磯野貴理のわがまま」という形で、フルーツポンチの「顔が残念」というフリに答える形で

自身のイチオシのアーティストを披露することに成功した紳助


なんか露骨だわ~~

嫌な感じ

紳助の番組の私物化はもう聞き飽きた、見飽きた感じなのだが

やっぱりここまで露骨だとスルーできない・・・・

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ま、羞恥心がピークで、あとは何をやっても無駄なことは明らかなんだけど・・・