僕は今、いつものように、朝、本を読みながらうんこをしている。
と、やはりいつものように足がしびれてきた。
それもそのはず、膝頭の上に腕を置く前傾スタイルで長時間座っていたものだから、手をついていた部分が圧迫され、赤くなっていたのだ。
僕の場合、10分を過ぎると腿がしびれてしまうのだが、それでもさらに5分はふんばりながら何かを読んでいる。
トイレで本を読む男性は多いと思う。
女性がトイレで本や新聞を読むというのは聞いたことがないが、一人暮らしの女性なら雑誌くらいは読んでいるのだろうか。
トイレで本を読む人は多数派だと思う。
なのになぜ、だれもトイレに本棚をつけようとしないのか。
それに、なぜだれもテーブルをつけようとしないのか。
飛行機の座席についているような、収納できるタイプのテーブルがあれば、もっと楽に本を読めるし、テーブルにうつぶせになって寝ることもできる。
ついでにウォッシュレットのボタンの横にボタンをもう1つつくって、そのボタンを押すとテーブルランプが灯るようにしてくれるともっといい。
そして読んだ本はすぐ横に設置された本棚に置けるようにすれば、トイレがもっと楽しくなるのだが。
日本のトイレは和式から洋式へと徐々に変化。
そして洋式はシャワートイレへと進化していった。
ただ携帯やパソコンの進化に比べてあまりに遅すぎる気がするのだ。トイレはもっと進化する可能性がある。
それももっと単純で、もっと根本的なところからだ。
トイレに長時間座ると、太ももの裏、そして膝の上(手をつくところ)が赤くなる。
なぜこれを改善できるような便器の形を工学的に考えようとしないのか。
なぜもっと快適にトイレで過ごせる方法や、もっとたくさん出せる方法を考えようとしないのか。
そうしたらあと少しで何かが出そうな世の女性も喜ぶのに。
あとリクライニング便器とか。
あ、今日もまた長居してしまった。いかんいかん。朝のうんこはスピード勝負。本なんか読んでる暇はない。