朝、何気なくフジテレビ『めざましテレビ』を見ていたら、なんとも珍妙な男が出てきた。
体形はぽっちゃりで、お坊ちゃまヘアー、蝶ネクタイを締めた、なんともインパクトのあるキャラ
この男、今、とっても話題なのだという。
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一躍彼が有名になったのは、2010年4月2日、台湾の人気オーディション番組「Super Star Avenue(超級星光大道)」に出場し、ホイットニー・ヒューストンの大ヒット曲「I Will Always Love You」を類い稀なる美声と流暢な英語でパフォーマンスしたところから。
衝撃的な映像は一夜にして世界中を駆け巡り、“台湾版スーザンボイル”と全世界からの注目を集めることになった。
月給僅か1万5000台湾ドル(約4万3000円)の楽器屋で働く24歳のフリーター青年から、一夜にして夢を掴んだリン・ユーチュンの歌声は“天使の歌声”と賞賛され、まだCDもリリースされぬうちに世界各国のメディアも注目。
すでにアメリカの有名TVトーク番組「エレン・デジェネレス・ショー(Ellen Degeneres Show)」や「アメリカズ・ガット・タレント(America's Got Talent)」への出演も果たしているが、彼のCD作品は、このデビュー・ミニアルバム『I Will Always Love You』が初のものであり、世界に先駆け発売されるのが日本なのである。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まあものすごい触れ込みで日本にやってきたのである。
で、今回は『めざましテレビ』内で、生ライブをやるということで、めざましファミリーはわくわくなのである。
では、みなさんにも聞いていただきましょう。
リン・ユーチュン君で、曲は『I Will Always Love You』(↓をクリック)
うんうん。
すごい。
すごいんだ。
確かにすごいんだ。
本当にすごいんだ。
間違いなくすごいんだけど・・・・・・・・・・・
なんなんでしょう?
僕は何か一味足りないような気がするんだけど・・・・・・?
確かに男性であの声が出せるのは驚異的。
ソプラニスタにもなれそう。
男性でありながら女性のような声を出せるギャップ
マッシュルームカットのおデブちゃんがあんな声が出せるのかというギャップ
インパクトもすごいんだけど・・・・
何かが足りない・・・・・・ような気がする。
もちろん僕はあんな声が出せないしね、
僕は音楽評論家でもなんでもないんだけどね、
なんか、「台湾のスーザンボイル」とか「全世界でも注目」とか、「アメリカのテレビにも取り上げられた」とか言うから、
ものすごいものを期待していたんだけど・・・・・・・・・・それを超えてないんだ。
なんなんだろう?
ものすごく期待しちゃった僕が悪かったのか?
それとも本家のホイットニー・ヒューストンと比べた僕が悪いのか?
最悪、僕の感性がおかしいのか、彼の歌を聴いても「すごい!!」とか「感動!!」ってものが・・・
全くないんですけど・・・。
いや、僕にだって感情というものもありまして
先日の『ハモネプリーグ』なんかで、学生さんががんばって練習して歌っている姿に感動して泣いたりもしてるんだ。
でも彼の歌にはなぜか反応しないんだ。
偉そうに「ビブラートが弱い」とか「心がこもっていない」とか言えればいいんだけどね。
ただ、おそらくめざましファミリーも「ん?思ったほどたいしたことねーな~?」と思ったんだと思う。
歌い終わったリン・ユーチュン君への質問はあまりにもテキトーすぎた。
「声量がすごいのは、その体形だから?」
「僕もね、同じ蝶ネクタイとして感動しました(軽部)」
「その髪型はこれからも続けるんですか?」
以前、コブクロとかがスタジオで生歌披露をしたときはうっとりして聞き惚れていた女性陣が
リン・ユーチュン君にはまったく萌えなかったらしく、キャラいじりに走ってた(マジで)。
いや、別に僕は彼が下手だとか、大したことない、とか言いたいのではないんですよ。
ただね・・・・大騒ぎしすぎなんじゃないかな~~って。
ま、のちに日本で活躍するようになったら有吉あたりにあだ名をつけてもらえば、彼の本質が見えるかもね。
『乙女心のサモハンキンポー』?