秋は仕事の季節(泣)
忙しくて以前のようにはブログが更新できない。
小さなネタはたくさんあるんだけど、僕は書き出すと長いもので、まとまった時間がないと書けない。
なんとも欲求不満の近頃だが、
そんな僕の、ここ数日のストレス解消は、下のYoutube動画を見ること。
これは以前、紹介した韓国のバラエティ番組の企画なのだが、もう20回以上見ている。
なんか・・・・・・すごく元気がもらえるのだ。
が、Youtubeの動画はどんどんなくなっていってしまうので、今回は自分のために永久保存版として残そうと思ったわけだ。
この番組を簡単に説明すると、
「家族全員が一緒に見られる気楽で元気な笑いが視聴者を癒してくれるバラエティ番組。面白い企画が盛りだくさんのコーナーで、1週間の積もりに積もったストレスを一気に解消!」(KBS JAPAN公式サイトより)
だそうで、主に二つのコーナーで構成される。
【カン・ホドンの1泊2日】강호동의 1박2일
元韓国相撲選手で現在は人気MCとして活躍するカン・ホドンと5人の愉快な仲間たち(お笑い芸人や人気アイドル)の韓国国内1泊旅行!
5人がご飯をかけて様々なゲームをしたり、スタッフからの指令をクリアしていく。
【男の資格~死ぬまでにやるべき101条】남자의 자격 - 죽기전에 해야할 101가지
韓国男子として生まれたからには、男としての資格を持って豊かに生きよう!
韓国バラエティ界の大御所、イ・ギョンギュらおじさん芸人、若手芸人、現役の俳優キム・ソンミン、韓国で3本の指に入るギタリストで通称”おばさん”と言われるおじさんキム・テウォンら、7人の冴えない男たちがさまざまなことにチャレンジをする番組
で、僕がはまったのは、2010年8月~9月にやってた「みんなでハーモニーを作ろう」という企画で
合唱団を結成し、コンクールに参加するというものだ。
丸三ヶ月、韓国の超有名なミュージカル監督のもと、お笑い芸人、素人、アナウンサー、AD、アイドル歌手らが集まり、合唱の大特訓
何度やっても振り付けが覚えられないおじさん芸人達
仕事の合間を縫って合唱の練習に励むADや芸人
最初は楽譜も読めず、声も出なかった素人たちがだんだんと声が合わさるようになり、
次第に友情が芽生えてくる。
そして本番での拍手喝采。
みんな最後には大泣きで、僕もつられて泣いてしまった・・・。
まずはその本番の様子を見ていただきたい。↓
彼らのこのパフォーマンスはどのようにして生まれたのか?そして涙のわけは??
この企画、まずは韓国の有名なミュージカル監督パク・カルリン氏を招聘
韓国人とアメリカ人のハーフだそうで、西洋的な顔と韓国語のミスマッチがなんとも魅力的だ。
この監督さんと、「男の資格」のレギュラー7人が、メンバーを募集し、オーディションを開催。
コメディアン、AD、女芸人、K-1戦士など、個性的なメンバーが集まった。
その中でもカルリン監督の目を引いたのが、現役のアイドルグループのメンバー(ぺ・ダエ)と、
現役の若手アナウンサー(?)、パク・ウンヨン
オペラを専攻していた二人の歌声に、カルリン監督は望みを抱く。(↓)
しかしカルリン監督の指導は厳しかった。
特にソロパートを受け持つ二人への指導は、ただならぬ気迫と緊張感を持って伝えられた。
カルリン監督の美しい顔と、その気迫のギャップ
そして熱血的な指導は韓国でもものすごい評判となり、この放送後、さまざまなところからのオファーが殺到したという。
また、手本としてカルリン監督が歌ってみせると、その圧倒的な表現力の違いに驚かされる。
さらには時折見せるお茶目なしぐさ
練習後に生徒達に丁寧にお辞儀をしながら放つ「サランハムニダ(愛しています)」という挨拶!
これがもうたまらなく魅力的で、韓国国民はおろか、ぼくもノックアウトされてしまった・・・。
なんともすごい人なのだ。(↓)
http://www.youtube.com/watch?v=pzNGeSaMjNM&feature=related
(この動画は結構長い。これだけ歌の指導を流すってのもバラエティでは珍しいが、それだけひきつけられたということだろう)
(この動画は結構長い。これだけ歌の指導を流すってのもバラエティでは珍しいが、それだけひきつけられたということだろう)
集められたメンバーを合宿をし、パートに別れて大特訓。
しかしおじさんたちはなかなか振り付けを覚えられず、発声もうまくいかない。
芸人や格闘家と言った畑違いの人たち、
男性アイドルグループのメンバー
みな、「新しいことにチャレンジしたい」「何かを変えたい」
そう願って参加している。
だからこそ、真剣に練習に励む姿は美しい(↓)
そしていよいよ大会に出場するために、メンバーはバスに乗って大遠征
会場は韓国のかなり南。天気が良ければ対馬が見えるようなところだそうだ。
第7回を迎えた「巨済全国合唱コンテスト」
全国各地域のプライドをかけて参加する今回の大会では、20人以上50人以下で構成された同性または、混成のアマチュア合唱団が参加する。
自由曲の2曲を8分以内に合唱して、厳選された韓国国内の有名音楽専門家の審査委員が審査を行う。
20チームが賞金とトロフィー獲得を目指してしのぎを削る。
会場に到着したメンバーはリハーサルに臨むのだが、初めてのステージにいつも陽気なメンバーも表情が固い(↓)
本番直前
これまでの練習の成果が発揮される時。
メンバーをこれまでにない緊張感が包み込む。
そして本番(↓)
歌うはサラ・ブライトマンの名曲「ネラ・ファンタジア」と、韓国のアニメメドレー(↓)
彼らのパフォーマンスは会場を盛り上げ、
カルリン監督とともに指導に当たったミュージカル俳優さんも涙を流した。
K-1戦士ソ・ドゥオンは失敗してしまったのか、舞台から降りると涙が止まらない。
しかしカルリン監督は「楽しかった?」とやさしく語りかける。
中にはこの島出身で、今回の大会出場で故郷に錦を飾った子もいた。
久しぶりの帰郷で母親に晴れ姿を見せることができたようだ
そして大会終了後、カルリン監督を待ち受けていたのは
みんなからの感謝のメッセージだった。(↓)
カルリン監督自身、普段のミュージカル監督をしていてここまで感謝されることはなく
ここまで感動をもらうこともなかったそうな。
まさに「出来の悪い子ほどかわいい」状態か。
ちなみに僕は、メンバーの中で、一人極端に前髪が短く、極端に目が大きい、Iconiqのような女の子が妙に気になった。
最初は整形顔で不気味に思ったのだが、最前列の柴田理恵顔の子とともに、なんとも愛嬌がある。
僕は今日もまたこの動画に勇気をもらい、仕事に励むのであった。
(後日談)