最近、気になるCM
それはJTの缶コーヒー「Roots」のCM
まあ、正直、このコーヒー、あんまり飲んだことはないのだが
ある日、電車の中吊り広告をぼんやり見ていた時にこのRootsの広告があって、ちょっと期待していたのだ。
それは、ステージ上に7人の歌手が並んでいるシルエットの広告だった。
年齢、性別、ステージ衣装、歌う姿勢、
どれもバラバラなシルエットだが、なんともすごそう。
こういうCM好きだな。
ちょっと前に、サントリー「BOSS シルキーブラック」のCMで、吉川晃司、ムッシュかまやつ、板尾創路、マギー司郎らがオーケストラを組むのがあって、別バージョンでは松田聖子が出てきたりして、結構豪華でオシャレな作りになってけど
有名人同士の意外なコラボレーションって、いやがおうにもテンションが上がる。
一体、このシルエットは誰なんだろう?
両端は歌うポーズや衣装がアイドルっぽいけど・・・

こちらはシルキーブラック・オーケストラ
で、最近になって、正体がわかったのだが
これがなんとも微妙なのだ・・・・・・。
たしかに凄いんだ。
そこに杏里とくれば、オールドファンにはたまらない。
さらに演歌界から石川さゆりが参戦している意外性もおもしろいし、
ケミストリーの堂珍といえば、稀代のボーカリスト
だからこの6人が集まってグループを組むというのは、本当にすごいこと・・・・・・・・なはずなのだが
なんででしょう?
まったくドキドキ、ワクワクしないのである。
正直、「ふ~~ん・・・・・」という感想しか浮かばなかったのである。

先の、サントリー『BOSS シルキーブラック』のメンバーに比べても、まったく引けをとらないどころか、むしろコーラスジャパンのほうが豪華である。
なのに・・・・・・・・・・・・・・なんなんでしょう?
例えるなら、ハンバーグ、エビフライ、鳥の唐揚げ、コロッケ、生姜焼きなんかがずらりと詰まった豪華なお弁当なんだけど、なんか・・・・・・隣りのゴーヤチャンプルー弁当が旨そう、みたいな感じ?
で、彼らが歌う「根の歌」というのがまた・・・・・・・・・・微妙なのである。
~~「根の歌~~~
冬のない春はない 冬のない花はない いつか咲く花を思い 今はただ根を伸ばせ
ああ、時が満ちて 花は咲く 晴れた日に
土の中 夢は眠る 夢の中 花は育つ 朝に咲く 花を思い 今はただ 根を伸ばせ
ああ、冬を越えて 花は咲く 春の日に
ああ、冬を越えて 花は咲く 春の日に
咲き誇る 花を見れば 土の下の 根を思え
凍てついた 冬を生きた 土の下の根を思え
商品名「Roots」から、「根の歌」・・・・・・・・・・・・
もちろん、素晴らしいことを歌っているんだけど、なんか・・・・・・微妙なのである。
なんか、24時間やるチャリティー番組のために作った偽善的な歌、みたいな?
どこかの歌手が、田舎の小中学校の卒業式で歌うために作ったお涙頂戴ソング、みたいな?
なんかそんなつまらなさがプンプンなのだ。
我ながらなんともひねくれた見方をしているとは思うのだが
とにかく、なんか、もうちょっとこう・・・・インパクトは出せなかったのか?
同じ歌なら、どこかのゴスペルサークルが歌ったほうが迫力があっただろうし
マーチンがいて、杏里がいて、堂珍がいるなら、もっとオシャレな別の歌でも良かった。
それを石川さゆりが歌うならもっと面白かったろうし。
ごちそうは、ちょっとずつ出されてこそ
一度に出されれば、必ずどれかは大して味わえなくなる
そんな典型なのかもしれない。

というわけで・・・・いつの間にか訪問者が10万人越え