俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

訪韓日記(12月28日)「ソウルのホテルで引きこもり飯」

ソウル4日目。

今日も彼女は会社へ行ってしまう。

いつもは、彼女と一緒に電車に乗って会社近くまで行き、彼女が仕事をしている間、僕は近くのカフェで暇つぶし、

お昼ご飯は一緒に食べて、また彼女の仕事が終わるまで、映画や舞台を見ながら暇をつぶす、という感じ。

基本、出不精なので、あまり一人で街をブラブラ歩くこともないのだ。



が、今日は本社の社長が彼女のオフィスに来る日らしく、昼飯も晩飯も一緒に食べられないと言う。

つまり、終日一人でお留守番なのだ。


僕は朝、ホテルで彼女を送り出し、ホテル近くのカフェでまずは朝食を摂ることにした。

「カフェ・ベネ」はソウルでは結構見かけるコーヒーチェーン店。

ここで彼女から借りたパソコンをいじりながら3時間ほど暇をつぶした。

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さあ、次は昼ご飯だ。

どうしようかな?

僕は韓国は4度目だが、実は一人で飯を食べたことがないのだ。

どうしようかな?

お店に入って注文する自信ないな。

韓国に行くときは全部彼女に任せっきりでいいから、ガイドブックすら持ってきていない。

迷いに迷ったあげく・・・・・ホテル近くのスーパーでお総菜を買ってホテルの部屋で食べることにした。

まずは・・・韓国の太巻き「キンパプ」

これ好きなんだよね~。

あとは・・・カップラーメン。

ノリ巻きとカップラーメンの組み合わせ、好きだな~・

牛の骨で出汁をとった乳白色のスープが旨そうだ。

日本では豚骨スープだが、韓国では牛骨なんだな~。

あとは・・・昼ご飯のあとはどうせホテルで昼寝だから・・・ビール行っちゃおうかな~

あ~ビールを買うなら・・・・鳥の唐揚げ串も買って・・・

これでも7000ウォン(600円ほど)か、安いな~。


ホテルには電子レンジはないので、スーパーで鳥の唐揚げ串を温めようとしたら、総菜コーナーのおばさんが別の器に移して温めてくれ、「ラップで密封すると後でしぼんじゃうから、少し隙間を開けとくわ」とラップをまき直してくれた。

どこの国のおばちゃんも、困っている若者には親切なのだ。


ホテルに帰って、テレビを見ながら、ビールに唐揚げ

ノリ巻きにカップラーメンを頬張る。

これはこれで、一つの幸せなのだ・・・。

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豪快な昼寝から起きると、外はすでに暗くなっていた。

よく寝た・・・・。

旅先の昼寝というのは、また違った味わいがある。

僕はホテルで少しテレビを見て時間をつぶした後、夕食を買いに外へ出た。


ちなみに、僕の知らない間に、彼女のお母さんは「せっかく日本から遊びに来てくれたのに一日放っておくとは何事だ!」と僕のために彼女にクレームを入れていたらしい。

そんなことはつゆ知らず

僕は夕食探しにホテルの周りをフラフラ。

コンビニ・・・・というのも味気ないしね~

お店に入るのもいいんだけど・・・・一人で焼き肉ってのもね~

注文も難しそうだし、お金かかりそうだし・・・

でもビールも飲みたいな~

ああ、ケンタッキーフライドチキンってなんでビール置いてないんだろう・・・・

トッポギも好きなんだよな~・・・あの辛いタレに天ぷらとかつけて食べると旨いんだよな~・・・でも、こういう店にもビールってないんだよな~・・・

韓国の軽食って、意外にビール党に優しくないよな~


結局僕が選んだのは、韓国の「ほかほか弁当」だった。

ホカ弁とビールを買って、ホテルで食べる作戦だ。

ホカ弁屋はホテルから5分くらいのところにある。

メニューは読めないが、写真があるので指さしで注文できるだろう。

この『コギコギ弁当』が旨そうだ。

ホカ弁屋に入り、無言で写真を指さす僕。

あとは何を言われてもうなずいていたらなんとか『コギコギ』とカップスープ(有料)をゲット

料金は5000ウォン+スープ500ウォンの5500ウォン(500円弱)だった。

コンビニでビールを買ってホテルに帰り、さっそく弁当のふたを開けた。

『コギコギ』とは、日本語にすると”肉肉弁当”

とにかくお肉たっぷりのお弁当なのだ。

弁当箱の4分の1くらいに、ちょっと辛目に味付けされた焼き肉 on the パスタ

同じく4分の1くらいに、あまく味付けされたブルコギ風の肉 on the パスタ

さらに4分の1には唐揚げ2個 on the パスタ

最後の4分の1には大量のキムチとマカロニサラダ。

これに別にご飯がつく。


いや、これ、ご飯が足りないくらい豪華だ。

日本のホカ弁より充実してるんじゃない?

このキムチとマカロニサラダだけでも結構な飯が食えるのに、その上、この焼き肉2種が旨い!

肉を口に入れ、そのまま白飯を頬張って咀嚼

それをビールで流し込んだ日には・・・・たまりません!

なんか、こういうの好きだ!

一人暮らしの至福の形がここにあるね。

肉弁当最高!

うっきー!!うめ~~~~!!

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*参考イメージ


ビールも入り、ベッドの上でまどろみかけた頃、一日の仕事を終え、やっと彼女が帰ってきた。

「ごめんね、寂しかったでしょう?ちゃんとご飯食べれた?」


こっちこそゴメン・・・・結構一人飯を楽しんだ一日でした・・・