2月3日(木)
まずは奥さんが友人とともに、内見
事前にネットであたりをつけて、某不動産会社Aに予約を入れていたのだ。
駅まで迎えに来てくれた某大手不動産屋Aさんは、なかなかの好青年。
仕事もしっかりしてくれそうだった。
ちなみに、僕の奥さんはその人に初めて「奥様」と呼ばれて舞い上がっていた。
ま、確かに初めて呼ばれたら照れるだろう。
僕だって「妻が・・・」なんて言うのはまだなんとも恥ずかしい。
”奥様”は不動産屋Aに言われるままに、4件ほど、物件を見せてもらったそうな。
まず最初に見せてもらったのが、ネットであたりをつけていた物件。
築浅(ちくあさ。築年数が浅い物件のことをこう呼ぶそうな)で、きれいではあったが、意外に部屋が狭く、また裏が工場で振動や音がうるさかったそうな。
また、これも初めて知ったのだが、土地の面積が狭すぎる(40平方メートル未満)と都市銀行で住宅ローンが組みにくい上に、建蔽率(土地に対する建物の割合)が法律の規定よりオーバーしていると、これまた住宅ローンが組みにくい上に、建て替えをするような場合に今よりも小さな家にしなければならなかったりするそうな。
う~む・・・ムズイ・・・・

2件目は築年数は古いが、昨年リフォーム済みだそうで、中身はきれい。
奥さん希望の対面式のキッチンや、新品のお風呂、トイレなどが気に入ったそうな。
ただ、リフォームする際にキッチンの広さがアバウトだったようで、冷蔵庫を置くスペースがない。
後は問題なさそうなのだが・・・・
3件目、4件目も帯びに短したすきに流し。
そして5件目からは僕も合流
紹介してもらったのは、かなり古いものばかりで、入居するならリフォームが必要だ。
ここでまた1つ勉強したのだが、
①リフォームには壁の張替えだけでも40~50万、レイアウトを買えるような大掛かりなものだと400~500万はかかるということ
②リフォームは住宅ローンに入らないということ。
つまり、2000万円の物件だと思ってもリフォームをすると2500万
しかも500万円は住宅ローンとは別
金がないなら築浅かリフォーム済みを選らべということね・・・・
その後、不動産屋さんで返済のシュミレーションをしてもらったのだが、ここで僕は驚愕の事実を知ることになる。
2300万円の物件を買った場合
・登記費用一式 338000円
・契約書印紙代 15000円
・仲介手数料 787500円
・融資代行手数料 105000円
・銀行保証料(35年返済)474269円
・銀行事務手数料 31500円
・金消契約印紙代 20000円
・火災保険料(35年一括)300000円
・不動産取得税 300000円
・都税精算金 引渡日日割清算
・契約書印紙代 15000円
・仲介手数料 787500円
・融資代行手数料 105000円
・銀行保証料(35年返済)474269円
・銀行事務手数料 31500円
・金消契約印紙代 20000円
・火災保険料(35年一括)300000円
・不動産取得税 300000円
・都税精算金 引渡日日割清算
などなどで、237万1260円の諸経費がかかるのだ!!
なんでや~!!!!
仮にこの240万弱を頭金(自己資金)で支払った場合、35年ローンで月々67916円
自己資金ゼロなら月々7万円ちょっと

2月4日(金)
この日は仕事がオフなので、僕も朝から物件探し
まずは事前にネットであたりをつけておいた不動産屋Bへ。
この不動産屋、先週ネットで内見を申し込んだところ
「2月4日はどうですか?また、下記のサイトからご希望の物件の条件を入力しておいてくれれば、似たような物件を紹介しますよ」みたいなメールが来た。
で、物件の条件を入力したものの、そのまま返信が来ずに当日になってしまった。
一抹の不安を抱えつつ、不動産屋のドアを開ける。
で、「ネットで予約したものですけど」と言ったが案の定、話が通っていない。
数分後「ああ、○○さんですか。今日、いらっしゃるなら電話をくだされば・・・」なんてことをぬかしやがる。
この時点で昨日の大手不動産屋Aと大違い。
おまけに「この用紙に物件のご希望を・・・」なんて紙を出してくる。
それはネットで入力したはずなのに・・・・届いてないのか?
で、いくつか物件を出してきたのだが、それがほとんど昨日見たものばかり。
おまけに返済プランも黙って電卓を叩いて「これくらいですね」と、途中の説明を省略。
結局「見に行きますか?」と声もかけてこなかったので、そのまま店を後にした。
駅前には大手から地元密着型まで、いくつかの不動産屋があるが、ここはダメの典型。
サービスが悪いうえに、大した物件も持っていない。
潰れろ!
不動産屋Bを出た後、すぐ隣りの不動産屋Cへ。
しかしここでも紹介される物件は昨日見たものばかり。
どうやら、同じ物件をいろいろな不動産会社が紹介しているようだ。
不動産屋Cでは新しい物件を1つ見せてもらった。
悪くはないが、向かいがお寺で、その裏にお墓があるのがちょっと・・・・
お昼ごはんを食べた後、不動産屋Dへ
ここでも重なる物件がいくつも。
う~む・・・お勧めする物件は同じなんだな。
ちなみに奥さんは昨日見たリフォーム済みの物件である程度決めているようだ。
不動産屋Dは大手の会社で、対応は気持ちいい。
ここでも建物の内部を1件、外部から2件ほど見せてもらった。
特に最後に外側から見た物件は場所的にもいいし、外観はオシャレだった。
まだ中に人が住んでいるため、中は見られなかった。
「う~む・・・これで中がきれいならいいのだが、リフォームが必要ならプラス500万か・・・」
金の計算ばかりしている僕の横で、奥さんはオシャレな外観に目を輝かせていた。

*この家ではありません
最後は、昨日も案内してもらった不動産屋Aへ。
昨日紹介できなかった物件を2つ見せてもらった。
1件目はリフォーム済みの非常にきれいな物件だったが、建物の間に立つ極狭物件で、日当たり最悪の物件。
奥さんは「中はきれい」と感心していたが、僕は暗さと狭さに滅入った・・・
2件目は外観だけだが、これまた今住んでいる人の使用状況によって、こちらの値段が変わってくる。
住宅街を大分中に入った物件だが・・・・・なんとも言えない。
結局、来週末にもう一度探してから決めることにした。
昨日、今日と、家を10件以上見た奥さんはもうぐったり
それにしても・・・・
はあ・・・・本当に俺に家が買えるのか?・・・・・・・・・・・
こんなんなら、あのドラマ見ておけばよかった・・・
