俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

第63回紅白歌合戦 雑感①

今年の年末は紅白歌合戦だった。


年末年始は昨年に引き続き、嫁と一緒に実家に帰ることになった。

幸い、嫁は僕以上に僕の両親にかわいがられているので、僕としてもありがたかった。

んで、東京のアパートでは日本テレビガキの使いやあらへんで 笑ってはいけない~』を録画し、実家では両親のために紅白歌合戦を観ようということになった。

年末年始を実家で両親とともに過ごし、一緒に『紅白歌合戦』を観る。

実に親孝行で正しい過ごし方!

僕も若い頃はバイト先の”すきや”で年を明かしたり、友人とバンコクの歓楽街で爆竹を鳴らしながら新年を迎えたりしたものだが、今年”不惑”を迎える僕は寒い夜にアーティストのカウントダウンライブに行ったり、初詣に行く気にはなれなかった。

こたつに入りながら「紅白」→「ゆく年くる年

いいね!正しいね!

ま、結果的に『笑ってはいけない~』は録画をし忘れ、『紅白』は出場者が新しすぎて両親が観ない、ということになってしまったのだが

それでも本当に何年かぶりにがっつり見た紅白は意外に見どころ満載だった。

以下、気になったところを挙げて見たい。

イメージ 1



紅組のお約束のトップバッター。

ただし夕食の準備をしていたため観ていません。おそらく多くの国民がこんな感じで毎年浜崎あゆみの姿を見過ごしていると思う。

毎年トップバッターで歌い、その後さっさとカウントダウンライブに移動してしまうこの女

今までは「歌姫」だの「ディーバ」だの言われてちやほやされていたので見逃してもらえたが、NHKはそろそろ浜崎あゆみに現実を知らせる時期に来ているのではないか。

「もうあなたは特別扱いしませんよ。あなたはそれほど数字、持ってませんよ」

「番組最後まで残って、和田アキ子の隣で”蛍の光”を歌ってもらいますよ」

「それが嫌なら出場せんでええよ」

浜崎さん、お疲れ様でした。


2 NYC

”あの”ジャニーズでありながら、「なんでこんなやつらが出られるんだ?」とファンからも言われてしまうこの小坊主たち。

いくらジャニーさんのお気に入りでも嵐と同じ4回目の出場というのはごり押しすぎじゃないか?

ただNHK忍たま乱太郎」の主題歌を歌っていたという点もあるかもしれない。

子供たちは「あ!『忍たま乱太郎』の歌だ!」って喜んでくれたのかな?

それならいいけど・・・


3 SKE48

あとでYoutubeで観ました。結構良かったです。

特にバック宙とバレエの回転。

バック宙した子はどうも前列で歌えるようなメンバーじゃないらしく、華麗なアクロバットを披露したあとに最後尾に行ってしまったが、あの瞬間は会場がどよめいたな。

僕はももクロのファンだけど、SKEはいいですね。

ぜひAKBに喧嘩を売ってほしいね。

「あたしたちはAKBの噛ませ犬じゃない!AKBの2軍でもない!」

「AKBの選抜に選ばれるためにがんばっているわけではない!」

「AKBの歌はもう歌わない!私たちは私たちでやっていく!」

「AKB本体の歌を歌うために引き抜かれるのは断固拒否!」

「総選挙も出ない! AKBのシングルCDにかかわる活動はしない!」

前で歌っているW松井がそう言ってくれたら応援もするけどね。


イメージ 2



なんでも初出場会見での「おちんちん発言」と、リハーサル後の「デカいおちんちん発言」でこっぴどく怒られたらしく、「期待されていることを勘違いされているのでは?」「本番は何もしゃべるな!」と言われたらしい。

NHKゴールデンボンバーに何を期待しているのだろうか?

少なくとも視聴者は「一発やらかしてくれ!」というのを期待している。

熱湯風呂でもいいし、下半身露出でもいい。

下ネタじゃなくても、いろいろバカバカしいネタはいっぱい持っていたはずだ。

かつてのDJ OZMAとんねるず本木雅弘みたいなのを期待したのだが・・・蓋を開けてみるとまさに「借りてきた猫」状態。

結局、樽美酒のお面で会場を占拠したのだが・・・

ん~~・・・正直、肩透かしだ。

どうせ来年はないんだろうから、伝説に残るようなヒンシュクもののパフォーマンスをやって散ってほしかった・・・・

ま、まだ子供が起きている時間だしね・・・・子供だましでごまかしたんかね?

イメージ 3



初めて観ました。

なんていうか・・・EXILEですね。

まずボーカル二人の歌い方。

もろEXILE

で、二人のボーカルの周りで他のメンバーがくるくる踊る感じも本店と同じ。

なんか・・・本店と同じことをやるならば必要なくね?

本店の代わりに地方営業でもしてるのかね?

名前だけは仰々しいのに・・・



小林幸子美川憲一が出なくなった紅白で、「ならあたしが豪華衣装を!」とばかりに登場した水森かおり

巨大なスカート型のセットの上にちょこんと立っている感じは小林幸子風だ。

歌い始めると水森かおりが少しずつ上昇し、スカートが少しずつ伸びていく。

当然この後、スカートが広がったり、色が変わったり、ぴかぴか光ったりと、さらなる変化を期待したのだが水森の衣装はその後まったく変化せず。

なんとも肩透かしに終わった。

せっかく事務所の力で紅白に出してもらえたんだから。。。もっと派手にやれや!

だれもあんたの歌なんて聞いてないんだから・・・

イメージ 4



前にもこのブログで書いたが、本当に演歌は力がなくなった。

子供の頃は、紅白の時だけ大人に付き合って演歌を聞いていた。

そして幼心に「演歌を歌う人は偉いんだ」「演歌を歌う人は歌が上手いんだ」と信じ込んでいた。

30ぐらいのとき「やっぱり演歌はいい!心に沁みる!」と再認識した時期もあった。

が、今、演歌を聞いて、「本当に演歌はダメになった」と感じた。

だって、僕が子供の頃に聞いていた曲をいまだ歌っているのだが、迫力もなくなり、心にも響かない。

細川、五木なんて、本当に子供の頃は「演歌の大御所」という扱いだったのに、今やアイドルを周りにはべらせてチャラチャラ歌う始末。

紅白での扱いもひどいものだ。

氷川きよしがいなくなったら・・・本当に演歌は終わるな。

そして紅白も・・・

イメージ 5



つづく