今日、韓国人・台湾人の友達と裁判を見に行った。
というのは、先日、映画『それでもボクはやってない』を見て、僕自身が実際の裁判を見てみたいと思い、二人を誘ったところマジウケしたからだ。
裁判所なんて普通の日本人だってそんなに頻繁に行くところではない。ましてや外国人が観光で行くところでもない。
しかし裁判傍聴は実に気軽にできるのだ。社会的に影響の大きかった事件の裁判は抽選になるが、それ以外の裁判なら当日いきなり裁判所にふらっと寄って、ちょっと見学して帰ることができる。
ということで、みんなで行ってきました東京地方裁判所。
一階で手荷物検査を受けた後、受付で公判をチェック。
ここに今日、行われる裁判の一覧表があるので、おもしろそうなところを探す。
やはり面白いのは初回の裁判か、判決がでる裁判。
今日は外国人も一緒なので、不法滞在や麻薬密売などの外国人裁判は避けて、無難に(?)傷害事件の初公判を選ぶ。
11時に法廷に入る。30人ぐらいは座れそう。
映画やドラマで見た、あのセットが目の前にそのままある。
向かって左に弁護士、右に検事。
実は弁護士も検事も、観客と同じように外で待っていて、時間になると法廷に入ってくるらしい。
さっき、廊下で一緒に待っていたあんちゃんが実は検事だった。
法廷には司法修習生、それから裁判官のお手伝いをする人、それから・・・もう一人、まじめそうな黒縁めがねの女の人が座っている。
なんかみんな若い。見たところみんな20代だ。
11時05分、裁判官が入ってくる。白髪頭で恰幅がいい、いかにもベテランという感じの裁判官だった。
その直後、俺は度肝を抜かれてしまうことになる。