俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

立食パーティー

立食パーティーが苦手である。

今日も仕事の関係で、立食パーティーに招かれてしまった。

どうしてだろう。パーティーで、人はたくさんいるのに、時間がたてばたつほど孤立する。

最初はまだいい。

乾杯をして、数少ない知り合いとビュッフェの料理を食べながら歓談をする。

寿司もなかなかいいネタを使っているし、ローストビーフもいい感じだ。

1枚目の皿がなくなるとすぐ次の食べ物を取りにいく。これがいけない。

料理を取りに行き、もといた場所に戻ってくると数少ない知り合いは別の人とお話中。

話はなかなか盛り上がり、なかなか終わる様子を見せない。

無言で食べる。ばくばく食べる。

ビールを飲む。間髪いれず飲む。

手を休めると孤独が浮き彫りになってしまう。

しかし乾杯後30分ですでに満腹。

話し相手はいない、料理も食べつくした。気持ちはもう帰りたいモード。

でも30分で帰るわけにもいかないし・・・。

とりあえず会場の端で、ちびちび飲むか、ロビーやトイレで時間をつぶす。

1時間ぐらいしたら、パーティーに誘ってくれた方に「すみません、ちょっとこの後、予定がありまして」とうそをついて帰る。

これは仕事上の付き合いのパーティーだからそうなるのかと思ったら、

実は俺は学生時代もいつもこんな感じだった。

大学のサークルでも、学部のパーティーでも、謝恩会でもそうなのだ。

知り合いがいっぱいいても、なぜかどこの話の輪からもあぶれているのだ。

だから立食パーティーは嫌いだ。

男前には孤独が似合う。