俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

終業時刻まであと・・・

現在、時刻は17:10。就業まであと20分だ。この20分をどう乗り切ろうか。
以前、ネットで調べたのだが、会社が制服着用を義務付けたり、業務上必要な物を使ったりした場合、その片づけを含めて「労働時間」となるらしい。就業規則に書いてなくても過去の裁判でそういう判例があるらしい。つまり終業時間前に片づけを始めても怒られる筋合いはないと言える。がまだ17:10・・・。

困った顔で働く会社員のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや
 例えば僕が作業着を妙にゆっくり、ストリッパーのように脱ぐ色っぽいおじさんだったら、17:15くらいから着替え始めてもよいのだろうか?筆箱にシャーペンやら、ボールペンやらをゆっくりゆっくり10分くらいかけて入れながら帰り支度をはじめたら部長に怒られないだろうか?
 とりあえず何か別の仕事でもしようかとも思ったが、困ったことに今の僕には20分でキリがつく仕事がない。出張の報告書は明日時間をかけて作りたい。20分で出張目的だけ書いて作業を止める、なんてことはしたくない。顧客から届いている資料に目を通しはじめたら1時間はかかるはず・・・。途中で止めたら明日結局最初から読まなきゃならなくなる。逆にこちらから先方に新しい企画案を添付してメールなんて送ったら先方も「え?帰ろうと思っていたのに!」って迷惑に感じるだろうし、新製品のアイディア出し・・・も今からやるより明日以降、時間に余裕があるときにしたほうが絶対いい。
 同期の吉田は・・・パソコンの画面をボーっと見つめ、時が過ぎるのを待っている。
 1個下の池田は・・・あいつの席、うしろが壁だからいいんだよな。絶対手元にスマホを置いてなんか見てるよな・・・。
 田添さんは・・・手帳を見てスケジュールチェックをしているフリをして、きっとアニソンフェスに行く計画を立てている(はず)。
 高嶺の花子さんは・・・ネイルを気にしつつ、指のささくれを引きちぎろうと必死
 新人の三池は・・・まだ仕事している・・・すげぇ・・・
 中途採用の迫さん・・・もなんか作業している
 2年目の市川は・・・完全に帰り支度を終了して瞑想中。課長にめっちゃ睨まれてる・・・

仕事をサボる人のイラスト(ゲーム) | かわいいフリー素材集 いらすとや

 う~ん、なんとかして終業時刻前に会社を出る方法はないかな?「社内点検をします!」とかいってカバンを持ってロビーまで下りてって、17時半ぴったりに会社を出るとか・・・ダメかな?
 そもそも「就業時間」って何で決まってるんだっけ?別に時間給ってわけでもないのに。自分の仕事とかノルマが達成していれば帰ってもいいと思うんだけどな。
 でも終業時間が決まってないと16:00くらいに帰りだす新人とか出てきそうだな。そのうち「仕事は家でやります」なんて言って午前だけで帰り出す奴も出てきたりして・・・。でもそれってなんで駄目なんだっけ?
 まあ、決められた業務とかノルマだけでいいなら外部委託とか派遣さんだけでもいいしな。在宅勤務って絶対サボる口実だろうし・・・。っつーことは社員を就業時間内ずっと会社に置いとくのはプラスアルファの仕事を頼むためなのかもな。会社にとっては就業時間いっぱい社員をこき使ってもいいわけだから、なるべく社員をオフィスに留めておきたいんだろうな。
はあ、あと10分か。
 吉田も池田も田添さんも花子さんも市川も、定時組は残り10分仕事を進めずひたすら時間が過ぎるのを待ってるだけだろ?これって会社にとってなんのメリットもないよな。でも会社が「仕事のキリがついたら多少早めに上がってもいい」なんていったら絶対歯止めが利かなくなるよな。市川なんて15時頃帰りそうだもんな。あいつトイレ休憩、たばこ休憩もたっぷりとってるくせに。
 ということは、社員に時間いっぱい仕事してほしいなら会社側が10分とか20分で終わる仕事を用意すればいいんじゃね?「チラシ折り」「給湯室の湯飲み洗い」「書架の整理(一段分)」「共有PCフォルダの整理」「簡単なデータ入力(ベタ打ち)」みたいなのをホワイトボードに書いといて、5時以降大仕事を始めたくない奴が自分で選んでやる、みたいな。
・・・というかこれからは生成AIを使えば15分くらいでも企画書・報告書の下書きなんかもできるんじゃね?

内職のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや
そうこういっているうちに定時だ!17時半だ!今日もがんばったな!よし帰ろう!社長の俺が帰らないとみんな帰りづらいしね!

 

平日子供に学校を休ませて旅行へ?

”子供に学校を休ませて、平日に家族旅行へ”ーこれはアリかナシか?

ネット上でもときどき話題になるこのテーマ。読売新聞の「発言小町」のまとめでは「アリ」派が大多数の65%となった。ま、そういう時代になったということでしょうな。

旅行理由に欠席、皆勤賞廃止、ラーケーション「学校休むことは悪」意識に変化:写真 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

昭和48年生まれの僕はやはり「ナシ」が身についている。小学生の息子に学校を休ませてまで旅行に行こうとは思わないかな。しかし「ナシ」派はどうも分が悪い。ナシ派の意見は「けしからん!」「とんでもない!」「子供が心配!」「ずるい!」など感情的なものが多い。一方、「アリ」派は

・家族との思い出が優先。自分も子供の時、学校を休んで旅行に連れて行ってもらって一生の思い出になっている。

・愛知県の公立学校では2023年から年に3日、欠席にならない休暇(ラーケーション)が認められるようになった。

・「休むことは悪」という価値観が変わりつつある。皆勤賞もなくなりつつある。

・時代も変わって価値観は変わりつつある。

など客観的で説得力がある意見が多く、共感するところも多い。

 

この”客観的で説得力がある”ということは”相手を感情的にさせないこと”という点でもとても大事なことだが、「アリ派」の中でも

・旅行で休む子は最近は珍しくない

・”皆勤賞”って何の意味があるんだ?

・大人だって平日に有給を取って旅行に行く。

・平日の方が安いし、チケットも取りやすい、人も少ない

など屁理屈っぽくて相手をいらだたせる意見も見受けられる。

 

で、僕が一番腹立つ「アリ」派の意見は「何がいけないのかわかりません。誰にも迷惑をかけてないのに?」とかいうすっとぼけた発言だ。これを聞くと猛然と反論したくなる。この「誰にも迷惑をかけていない」という勘違いヤローは大体人に迷惑をかけていても気づいていないだけのことが多い。またこういう人は繁忙期に新人が有給を取ろうとして普通にキレたり陰口を叩いたりする。

もし「平日でも旅行で学校を休んでOK」って価値観の親が40人クラスの大半を占めていて、実際に生徒がバラバラに学校を休んだらおそらく学校(クラス)はやっていけないし、担任の先生の負担はものすごいことになる。

「アリ」派の親は旅行で学校を休んでも、もちろん「欠席扱い」「補習ナシ」「休み中のテストは0点」「宿題未提出(減点)」「クラスの決めごとは担任が勝手に決める」といった扱いも”自己責任”という覚悟を持っているんだろうけど、実際多くの小学校の先生は児童のことを想って休み中のプリントをキープし、授業についていけなくなったら昼休み等に勉強を手伝い、グループ活動や係活動などでは休んだ子の分をフォローしたりするだろう。

「アリ」派の親は「だれにも迷惑をかけてないわよ~」「先生に頼んだ覚えはないし、先生が勝手にやってくれただけ~」「大した負担じゃないでしょ」なんて言ってる裏で、学校の先生は余計に増えた仕事で帰りが遅くなったり昼休みがつぶれたり作業が増えたりしている。もちろん病気や忌引きで休む子はいるのでそういう児童のフォローは元々あるのだろうけど、仮にクラスの大半がバラバラに旅行で休んだらやるせないだろうな・・・

並んだ教師のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

で、仮にクラスの大半が「平日学校休んで旅行行って何が悪いん?」という考えの親だったら、絶対に「こんなに休む子が多いならまとめて補習したり追試をしてくれたらいいんじゃない?」「なんだったら運動会の日程も変えてくれたらいいんじゃない?」なんて言い出す親が現れる。そして平日旅行へ行かない親からも「なぜ旅行で休む子に時間を割くのか!真面目に学校に通っている子を優先・優遇すべし」なんてクレームが入り、親同士の対立が生まれ、先生は板挟みになり、ストレスで倒れる教師が続出。教員のなり手が年々減り、学校経営がなりたたなくなり、児童の学習に影響が出て・・・みたいなひずみが生まれる。「平日学校休んで旅行に行って何が悪いの?」という親は現在すでに65%なので、近い将来起こりうる事態だ。

 僕自身も実際は「ナシ」派というよりは「時代は変わってきているからしょうがないよね」派なのだ。もともと生徒の欠席を禁止する校則はないのだし、やむ得ない事情というものもある。「年に1~2日なら…病気で休むこと対応は同じだし…」なんて思ったりもする。要は言い方とか態度の問題なのだと思う。

 もし仮に「夫は遠洋漁業で何か月も家を空けているもので、これまで一度も子供を家族旅行に連れて行ってあげたことがないんです。今回平日ですけど、夫婦で3日だけ休みが取れることになりまして、これを逃すとまたしばらく息子に寂しい思いをさせることになります。そこで申し訳ないんですが、平日3日だけ休ませていただけませんでしょうか。勉強が遅れた分は家庭で面倒を見ます」くらい言ってくれたら、担任の先生も「わかりました。私も極力協力します」くらい言ってくれそうなものなのに。

そこまで言わなくても「すみません家で勉強はさせますので2日だけ・・・」とか「学校や先生にご迷惑をおかけしますが…」くらいの言葉があれば印象はずいぶん違うと思う。

 ま、「何が悪いか全然わからない」という親に理解してもらうのは難しいのでしょうけどね

 

“遊びをせんとや生まれけむ”

俳優の中尾彬さんがお亡くなりになった。最後にテレビで中尾さんを見たのは昨年(2023年6月)『水曜日のダウンタウン』(TBS系列)に出演した時以来か。「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気づかない説」で中尾さんが放った「ドーベルマン体罰」は最高だった。80歳で意図的にあんな大嘘がつけるのはさすがのキャリアだった。”昭和のむちゃくちゃな風習”を令和の若者に信じ込ませるとしたらどんなふうに話せばいいか。中尾さんらの大嘘を脚色してみようと思う。

「電車の乗車率は最大700%だった」

(車内に収まりきれなかった乗客が電車の屋根に乗って通勤している加工映像が流れる)

昭和A:ああ~、あったね~。

令和:ホンマに見たことない映像すぎて、ドッキリじゃないかっていま、スゴい思ってるんですけど……

昭和A:本当はダメなんですよ。でもああしないと乗れないし、女性や子供は車内、成人男性は屋根、みたいな感じでみんなやってたね。

昭和B:人口も多かったですからね、当時。今は少子化ですけど、10人家族とかザラでしたからね。

昭和C:高度経済成長で政府もサラリーマンの通勤については目をつぶってたところもあったしね。

令和:でもあぶなくないですか?

昭和A:だからなくなったのよ。昔、線路に犬が入って電車が緊急停止したら1000人くらい屋根から落ちちゃって、500人くらい死んだかな?

令和:え~

昭和A:ニュースも新聞もその事故一色だったもんね。あれでさすがに問題視されたみたい。

昭和B:インドではまだ電車の屋根乗ってるよね。

令和:それは「衝撃映像」みたいので観たことありますけど。

昭和B:あれは日本で昔使ってた車両を輸出してるのよ。で、インド人が「屋根に乗っても大丈夫な車両」って勘違いして今もああやってるんだって。

令和:・・・

中尾:日大の相撲部が、裸でホームに立ってんだよ。(乗客を車内に押し込むのは)稽古になるんだよ。突っ張りの。わかる?

令和:意味はわかるんですけど、ちょっと腑に落ちないですね

昭和A:まあ、『押し屋』っていうバイトがあるんですよ。東京の大学の相撲部とか柔道部とかが先輩の紹介でやるんですけど、朝と夕方のラッシュ時、それぞれ2時間ずつで、1日1万円くらいもらえるんです。

令和:え~、めっちゃいいじゃないですか。

昭和A:山手線とか中央線の各駅に配置されるんで、当時の大学生にとって割のいいバイトだったみたいね。

水曜日のダウンタウン 6月21日(水)放送分 昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説 |バラエティ|見逃し無料配信はTVer!人気の動画見放題

「校則違反した生徒は屋上から吊されていた」

(校舎に宙づりされている映像)

令和:やばいやばい。ホンマに吊るされてる。

昭和B:僕は大阪の不良で有名な学校だったんで、8人くらいぶら下がってましたね。

昭和C:荒れた学校はロープが足りないのよ。ロープ、生徒、ロープ、生徒、みたいに。分かる?干し柿みたいな

令和:(物理的に無理やろ・・・)

中尾:学校の校庭が400メートルでしょ。そうすっとね、校則破るとね、200メートルのところに俺が立つわけ。そうするとあと200メートルしかないわけじゃん。あとスタート台からはドーベルマン。ダーッと追っかけてくる。

令和:ドーベルマン?どっから連れてくるんや・・・

昭和A:あの~、警察から訓練士さんが連れてくるんですよ。

令和:ああ~

昭和A:学校が警察に連絡して「警察犬の訓練できますよ」って。警察にとっては訓練になるしね。

令和:いや~あぶないっしょ

昭和A:だから不良もこれだけはやりたくないわけよ。マジで噛まれるからね。訓練士さんが「やめ!」って言うまで。

令和:それまで噛まれっぱなし?

昭和A:そんで最後は不良の親がマスコミにクレーム入れてね、それでなくなった。

令和:ホントに信じられへん。ホンマの話なんですか?

『水曜日のダウンタウン』6/21(水) 昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説【TBS】

「大きな建造物を建てる際には生け贄(いけにえ)が捧げられていた」

令和:絶体嘘や。うちらのことからかってません?

昭和B:いや~、これがね~、本当なのよ。

令和:生け贄って、なんですか?

昭和C:人よ人!

令和:人??

昭和B:なんかビルとか学校の入り口の横に『定礎』って書かれた石ありません?

令和:あ~、あったような。

昭和B:あの下にいます。

令和:!!!

昭和A:もともとは古代メソポタミア文明からの風習で、エジプトのピラミッドとかでも奴隷が生け贄として捧げられてたのよ。

令和:いや、その時代ならまだしも・・・

昭和A:日本でも公にはされないけどお城の建設の時とか敵兵が生き埋めにされてたらしいのよ

令和:・・・

昭和A:で、その習慣はなくなったと思ってたんだけど昭和初期までは続いていたらしいのよ。なんか国会議事堂とか東京タワーの建設時に作業員が何人か行方不明になってるって、当時の週刊誌とかでも話題になってて、なんか都市伝説みたいなので噂になってたんだよ。

令和:学校の怪談も、そういうところから生まれたんですかね?

昭和A:(ニヤッ)あ、うん、そうかも。

東野幸治『水ダウ』嘘の昭和むちゃくちゃ情報、Z世代はわからない説を語る | miyearnZZ Labo

スカウター

ベジタ:最近、新しいスカウターを開発してもらおうと思っているんですよ。
カカロ:へ~、スカウター!懐かしいな~。
ベジタ:昔よくつけてたじゃない?
カカロ:あの戦闘力が出るやつな!あったあった!懐かしいな~。でも今つけてたらダサくね~か?
ベジタ:だからさ、新しい機能を付けたスカウター2.0版をね、嫁に作ってもらうかと。
カカロ:ああ、オメェの嫁、その手の開発得意だもんな。
ベジタ:今までは相手の戦闘力だけ数値化してたでしょ?
カカロ:あれもな~、あんまりあてにならなかったな~。
ベジタ:だから他の機能をつけようと思ってさ。例えば相手の弱点がわかる、みたいな。
カカロ:「亀仙人、女に弱い」とか?
ベジタ:いや、そういう弱さじゃなくて“反応が遅れる”とか“けがをしている”とか。
カカロ:ヤムチャが元カノにひどい振られ方をしたのでその古傷を・・・
ベジタ:だからそういう精神的なものじゃなくて!しかもそれ俺の嫁のことだろ!

スカウターはなぜ「爆発」するの?ロボット工学の専門家に聞いたら、めちゃくちゃ説得力のある答えが帰ってきた]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト

 

カカロ:最近だと“VRのゴーグルになる”なんてどうだ?
ベジタ:ああ、確かに。市販のVRのゴーグルってでかくて重いし、使いにくい。あれがスカウターくらい軽量だったら助かる。仮想の敵を映して練習できるし。
カカロ:あと翻訳機能
ベジタ:いるか?
カカロ:ほらナメック星人とかが自分の星の言葉で話しかけてきたときに役立つべ?
ベジタ:スマホGoogle翻訳使えばよくね?
カカロ:いやいや。それは手間だろ。スマホを取り出して、起動して、アプリを開いて、地球語を吹き込んで、翻訳が出て、それを相手に聞かせてって、かなりタイムラグがあるべ?
ベジタ:確かにな。しかも戦闘中はスマホ、別のところに置いてるし。
カカロ:翻訳機が実用的と言えるようになるには、やはり同時通訳的に翻訳できるようになって、それを平時から身に付けていられるようになってからだべな。
ベジタ:つまりスカウターとかメガネとかにその機能が付いていて、起動スイッチだけで全部の会話を通訳してくれればいいのか。でも最近老眼で・・・スカウターの文字が近すぎて見えないんだよな。
カカロ:スカウターの“つる”の部分に骨伝導で音が伝わるスピーカーとマイクをつけてもらったらどうだ?
ベジタ:いいね~。

https://www.goodspress.jp/news/206914/2/

カカロ:オラはあと相手の収入、財産なんかがわかる機能がほしいな。
ベジタ:いらんやろ。
カカロ:年収2億3千万、資産:家(3億)、車(5500万)、職業:Youtuber
ベジタ:殺したいわ・・・
カカロ:年収0、資産0、無職、科学者の嫁に養ってもらっているヒモ
ベジタ:殴りたいわ~・・・って、俺のことだろ!
カカロ:あとナンパしてついてくる確率とかね
ベジタ:お前、変わったな・・・でも天才だ。
カカロ:食事までOKする確率90%、連絡先交換70%、ホテルまでついてくる確率38%
ベジタ:う~ん・・・コスパとタイパが悪い。
カカロ:寂しそうにしていたら声かけてくれて抱ける100%
ベジタ:簡単な女だな・・・って、それうちの嫁のことだろ!
カカロ:二人の出会い、プライスレス!
ベジタ:うるさいよ!

カカロ:あと相手の考えがわかるってのもよくねーか?
ベジタ:ああ、攻撃してくるのか、逃げる気なのか。パンチが来るのかキックが来るのか・・・
カカロ:「今度遊びに来てください」は社交辞令なのか
ベジタ:それはどうでもいいよ!
カカロ:「今度一緒にご飯でも」は下心有りなのか
ベジタ:あるよきっと!
カカロ:“いやよ”、“ダメよ”は、どこまでダメなのか?
ベジタ:機能の無駄遣いだよ!
カカロ:ついでに透視機能もつけてくれたら女の裸も見放題なのに。
ベジタ:則巻千兵衛か!さすが同じ作者だな!
カカロ:おめぇ、オラのことただのスケベだと思ってるだろ?
ベジタ:スカウターつけなくてもわかるわ!いい加減にしろ!



プロレスとは

 ちょっと前に話題になった実業家のひろゆき氏とプロレスラーのTAKAみちのく氏による”プロレス論争”

 ひろゆき氏はX(旧Twitter)で「番組で『目玉焼きは醤油派』と全員が言うと成立しないので、本心と異なる過激なソース派を主張してその場にいない視聴者の代弁をする演者は居ます。その後に『過激発言で炎上』とか見かけると、プロレスのわからない人が増えてるんだなぁ、、と思うおいらです」と投稿。

 それに対しTAKAみちのく氏が「あなたはプロレスやったことありますか?ないですよね?俺達は身体張って命懸けでプロレスしてます。怪我しないよう毎日トレーニングもしてます。俺の天職をバカにするような発言はやめてもらえますか?」と噛みつき、ネット民を巻き込んだ論争に。

 僕は個人的にはTAKAみちのくさんがちょっと大人げないというか、「ムキになって怒ると”コンプレックスに感じている”と思われちゃうんじゃないか」と心配している。

ともあれ、議論はお互い論点がずれまくったまま沈静化してしまった。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/04/22/kiji/20240422s00041000559000c.html

ポイントは「~はプロレスだ」「プロレスになる」という言い方の意味の捉え方だろう。

TAKAみちのく氏はおそらく「~はプロレスだ」は悪い意味で捉えている。つまり”八百長”や”やらせ”の比喩という否定的な意味で使われていると解釈したので「バカにされた!」と感じたのであろう。確かに昔はそのような使われ方がほとんどだったし、それがそのままプロレスのマイナスの評価だったように思う。

ただここ数年、”プロレス”の意味合いは変わってきているように思う。僕も昭和からずっとプロレスを観てきたし、色々な人が「プロレスだ」と言ってきたのを聞いてきた。

例えば『ゴッドタン』(テレビ東京系列)で劇団ひとりさんがフルーツポンチ村上さんに対し「(キングコング)西野とはいいプロレスになるのよ。でもお前は何にもない」と村上さんの絡みづらさを批判したことがある。ここでの”プロレス”は「打てば響く関係」「攻防が展開し、盛り上がる」「技を受けてくれるし、反対に攻撃してくれる」「自分も光るし相手も光る」といった意味合いで使われており、バラエティ番組における芸人さんとの絡みは”プロレス的である”ことが良しとされている。

「プロレスだ」という表現は言い換えれば”エンターテイメントだ”の意味に変わりつつある。”見ている人を楽しませるための演出”といってもいい。ここには”インチキ”や”やらせ”といった否定的なニュアンスはない。

また”信頼関係があるもの同士のぶつかり合い”という意味もあるかもしれない。事前の打ち合わせもなくいきなり激しくぶつかるが、終わってみれば後腐れなし。これも”プロレス”をしている。

実は仕事でもそんな場面がある。

例えば議論を活性化させたりブレインストーミングのためにわざと対案を出したり、突拍子もないアイディアを出したりすることがある。ガリガリ君の新作を考える会議で「バナナはどうか」「リンゴはどうか」というアイディアを出す奴ばかりだと発展しない。例えアホだと思われても「ナポリタン味なんてどう?」とか「コーンポタージュ味食ってみたい」なんて発言する人が必要だ。もちろん反対する人がいてもいい。発案者だって別にその案がベストだと思っているわけではないが、これで議論が白熱して盛り上がってくれたらと思ってやっている。気の利く上司はたまにこういう”プロレス”を仕掛ける。「いや~、さすがにそれは無理じゃないですかね~」という奴より「いいですよ。やってみますか?でも失敗したら課長が飯奢ってくださいね。成功したら・・・お祝いに飯奢ってくださいね」なんていう奴がいたほうがいいプロレスになる。

他人に干渉しない、他人に興味を持たない、他人と真剣に向き合うことを避ける傾向がある現在、”プロレスができる人””プロレスができる関係”って、これからの時代に必要なスキルなのかもしれないよ、TAKAさん。

https://times.abema.tv/articles/-/7021880

ちなみに僕は今回の論争で「ストローマン論争」という言葉を初めて知った。「ストローマン論法」とは”拡大解釈して相手の主張を否定したり、会話の流れを無視して一部の意見だけを切り取って攻撃したりする話し方”(【No.123】藁人形論法 | カスタマーサービス用語 | クレームナビ (claimnavi.com)

のことだそうで、ひろゆき氏がよく揶揄されるのだそうだ。

ストローマン・・・昔、中西学選手とタッグを組んでた、フライパンを折り曲げるあの人のことじゃなかったんだな。

写真:プロレスキャスター・元井美貴「中西選手のモンスターモーニング 実はバランスが取れていた」 | 東スポWEB

 

デート代を払う男性

X(旧twitter)でちょっと前の話題がリポスト(旧リツイート)されてきたので観てしまった。

それは1年位前に話題になった「デート代は男性が払うべきか」論争。元AKBの大島麻衣さんが24歳くらいの男性に「35歳の人が『女の子なんで~』って言われても、オバサンがどれだけおごられたいんだって…」などと言われてしまうというやつだ。

で、僕はこれを見てまたまた考えてしまったのだ。

初デートは驕らせて - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

(↑ 2009年、僕が独身時代に書いたブログ)

https://togetter.com/li/2135404

ちなみに現在の僕は既婚の50代。基本奥さん以外の女性とデートをするということはないし、たまに女性の同僚と昼飯を食いに行くことがあっても普通に別料金で支払う。仮に女性の後輩・部下と夜二人で飲みに行くことがあったら奢るかもしれないが、これはデート代というより"後輩/部下だからおごってやる"という意味合いが大きい。もう50代の腹の出たおっさんなので見栄を張っている部分もなきにしもあらずだ。

で、独身時代のことを思い出してみると、まあ基本女性にモテなかった僕はがんばってお金を出していた。後々結婚することになる奥さんとデートしてた時もちゃんと払っていた。思うに、僕は”支払いの際の日本的な小芝居”が好きだったんだな。

 デートであれば・・・男性がレジで支払う→女性が慌てて財布を出して支払う真似をする→男性が「いやいやここ私が」と軽く制する→女性が「すみません」という感じで引き下がる→「なんのなんの」といい気になって男性が店を出る→女性が「ご馳走様でした。美味しかったです」とお礼&評価をする

 同僚との夕食であれば・・・上司が部下全員分の飲食代を支払う→部下が「え?あ?部長?」と気づいてあげる→上司は横目で「任せなさい!」と軽く頷く→部下は「すみませ~ん」の会釈をし他の同僚に目配せ→部下は全員店の入り口で花道を作る→部長はマフィアのボスのような貫禄で花道を通る→部下「ご馳走様です!」「ありがとうございます!」「一生ついていきます!」

 いいね!この小芝居!実にいい!僕は年齢的にも奢る方の立場になったのでこの流れが非常に心地いい!若い人にはわからないだろうけど、おじさんはいちいちこういう面倒な手続きをするのが好き。これの手順を丁寧に踏んでほしい。間違っても「財布を出して支払う真似」のパートを飛ばしてはいけない。「す~み~ませ~ん」の表情の作り方も丁寧にしてほしい。

 思うにこれは「プレイの一種」なんだな。男性が喜ぶデートプレイ、もしくは支払いプレイの1つ。ベッドでSMプレイをする前の前戯。

 「デート代は男性が払うべき」論争とは別に「デート代を払いたい」欲を持つ人達はいつの時代も一定数要る。面倒だが金を払ってくれるというのだから、その人のプレイに付き合ってあげたほうが得だ。財布が痛まず、自分のお金は自分の好きなことに使える。支払うプレイに付き合うだけで・・・。

なお、現在僕は結婚して10年。

家族で食事行くとレジで支払いをするのは妻の役目だ。回転寿司でも焼肉でも妻は自然に財布を出し、僕と息子はレジを素通りして外で待つ。もちろん僕は財布を出して支払うフリもしないし、「すみませ~ん、ご馳走していただいて」なんてことも言わない。

2人で外食しても支払うのは女性になる。それが結婚。

 

スマホいる族

上田晋也のいる族!いらない族!』(フジテレビ系)という番組を観た。この番組は、少数派である「いらない族」にスポットを当てることで、世の中の当たり前とされることについて立ち止まって考える哲学バラエティだそうで、第1回目のテーマは”スマホいらない族”の話を聞きながらスマホの必要性について考えるという内容だった。

ま、現代社会において今更「スマホは要らない」というのは無理があるだろうが、「俺はなくても生きていけるかな?」「でもないと不便だよな」なんて思いながらテレビを観るのはなかなか楽しい。昭和のテレビっ子おじさんでも楽しめる番組がやっと出てきたな。

https://fod.fujitv.co.jp/title/90qs/

ちなみに今年51歳になる僕はというと「スマホ要る族」。別にゲームをやるわけでもないし、Netflixを観るわけでもない。SNSで発信するわけでも写真を加工するわけでもない。スマホは子供の写真を撮ったり、LINEで連絡取ったり、あとちょっとした調べものをするくらいしか使わず、平日は2時間ほど(休日でも4時間ほど)しか使わないがそれでも今更ガラケーに戻す気はサラサラない。スマホがない時代を知っているからもちろんなくても生きてはいけるけど、今後死ぬまでスマホがない生活を送りたいとは思わない。

だってスマホは究極の暇つぶし道具だもの

 話は変わるが、僕には小学生の息子がいる。さすがは今どきの子供、放っておくと妻のスマホタブレットで1日中YoutubeTikTokを観たりオンラインゲームなどをしたりしている。で、我が家も一応「平日はネットにつなぐのは1日1時間」というルールを息子と約束させたのだが、息子は結局「タブレットで絵を描く」「妻のスマホにめちゃくちゃな歌を吹き込む」「写真を加工してコラージュ写真を作る」「動画を撮りながらおもちゃで遊ぶ」といった”ネットにはつながないがデバイスを使う遊び”をいくつも思いついてしまうのである。

 そんな息子を苦々しい目で観ている僕であったが、ふと思うことがある。「息子は一応宿題を終え、毎日やると約束した算数と漢字の勉強も終えている」「スマホタブレットはダメで、テレビや漫画、おもちゃ遊びならOKというのもおかしな話だ」

 そしてさらにこんなことも考える。「俺はスマホは1日2時間ほどだが、書斎のパソコンでYoutubeやらエロ動画やらをたっぷり観ているんだよな」「デバイスの使い過ぎは目に悪いと言っておきながら、読書や勉強を勧めるのって理にかなってないよな。俺も紙の本なんて何年も読んでないし」「正直息子は(デバイスで)オリジナルの歌やコラ写真を作ったり、あきれるほどたくさんイラストやキャラクターを描いたりして想像力も豊かになってるんだよな」

思うにスマホ(やタブレット)ってのは究極の暇つぶし道具なんだよな。

スマホが出る前の暇つぶしは映画、マンガや雑誌、ゲーム、音楽鑑賞、読書、お絵かき、友達とのおしゃべり、買い物(ウィンドウショッピング)なんかだったけど、それが今はスマホ一台でできちゃうんだものな。

もっと言うと”暇つぶし”って生きている時間の中でもかなり大きい時間を占めているんじゃないかと思う。1日24時間のうち、仕事(勉強)と睡眠、食事以外はほとんどが”余暇”で、この”余暇”をなんらかの形でつぶしながら人間は生きている。

”人生ほとんど暇つぶし”

朝起きてボーっとしている時間、トイレに座っている時間、通勤・通学の時間、休み時間、昼飯が出てくるまでの時間、レンジでチンするまでの時間、美容院でパーマをかけている時間、病院の待ち時間、お風呂にお湯がたまるまでの時間、お風呂に浸かっている時間、晩酌の時間、カップラーメンが茹で上がるまでの時間、布団に入って眠りにつくまでの時間・・・

もちろんその余暇を何もせず「ボーっと過ごす」「考え事をして過ごす」でもいいだろうし、「マンガを読む」「テレビを観る」「ゲームをする」など何かしらをして暇をつぶしてもいいだろう。自己研鑽(勉強・運動)以外はほぼ同じ”暇つぶし”、大差はない。

つまり人生の大きな部分を占める暇つぶしを主にスマホで行うのが”スマホ要る族”、それ以外でするのが”スマホ要らない族”というだけ。

連絡を取るだけならガラケーでもいいが、SNSを観る、インスタやTikTokをUPする、写真を盛る、動画を編集する、ゲームをする、Netflixを観る、音楽を聴く・・・暇つぶしのネタはたくさんあったほうがいい。死ぬまでにつぶさなければいけない時間はたくさんあるのだから。

https://tver.jp/episodes/epx0slolay

ちなみに「年収1千万以上の富裕層の18.4%がスマホを持っていない」というデータもあるそうだが・・・ま、暇つぶしをする暇がないほど忙しいか、金があるから他に暇をつぶす方法があるんだろうな。