50を超え、最近のヒット曲に全くついていけない僕は最近また”どぶろっく”を聴くようになった。Youtubeで過去のネタを見まくるのはもちろん、最近はどぶろっくのアルバムまで聴くようになった。これを通勤途中に聴いているのだが、今やもう精神安定剤ですらある。もちろん周りの人は50代のおっさんがどぶろっくを聴きながら通勤しているとは気づいていまい。僕は極力無表情を保ちながらどぶろっくの下ネタを聴いているムッツリスケベなおじさんなのだ。

にしても、なぜにどぶろっくはこんなに素晴らしいのだろうか。
一般的には
・中2男子のくだらない妄想・欲望
・曲のクオリティの高さ
・歌のうまさ、ハーモニーの美しさ
・下ネタを照れずに歌う真剣さ
などが評価として挙げられている。
でも僕が思うに「中2男子のスケベな妄想」というのは、本当はおじさん達が勝手に押し付けたイメージなのではないか。特に令和の中2男子がどぶろっくのような妄想をするかと言われればなんとも疑わしい。
ちなみに僕は子供のころからずっとむっつりスケベだった。10代も20代も30代も…そして結婚して子供をもうけた現在も依然としてむっつりスケベだ。だからどぶろっくにハマっているし、共感している。
そして憧れもしている。
僕は頭の中でずっとスケベな妄想をしているのである。それこそ1日の大半。ずっとHなことを考えていると言ってもいい。職場ではそれなりに責任のある立場にあるし、仕事も評価されてきた。セクハラには人一倍気を付けてきたし、下心なく後輩や部下の面倒を見てきた。でも頭の中はずっとエロいことを考えているし、アダルト動画も毎晩見まくっているおじさんなのだ。
だからこそ、どぶろっくの江口さんがあれだけ堂々と、大きな声で、すけべなことを表現しているのが羨ましいのである。ハラスメントやコンプライアンスが五月蠅い現代で、むっつりスケベなおじさん達は口に出すのをグッと堪えているのに、江口さんは素直に、声を張ってエロを叫んでいるのである。
「あなたのパンツが見た~い~♪」
「I leve おっぱい forever~♫」
歌が抜群にうまいことも羨ましいが、あれだけ堂々と自分のエロを叫べるって本当に気持ちがいいんだろうな。きっと自分ができないことをしてくれているから、僕はどぶろっくが好きなんだろうな。
そして20年以上、ブレることなく自分のスタイルを貫いた結果、今はどぶろっくの下ネタは完全に世間に認知されている。これは世の女性にとってもありがたいことかもしれない。どぶろっくで笑うことは、今や恥ずかしいことではない。一般的なことなのだ。彼らが下ネタを謳うことは世間も認知しているし、期待している。だからこそ恥ずかしがって下を向く必要はなく、堂々と手を叩いて笑えばいい。
どぶろっくの下ネタは女性が引かない絶妙な加減をちゃんとキープしているし、むしろ視聴者にエロい妄想をさせておいて期待を裏切って笑いをとるようなこともある。
例えばどぶろっくの名曲「〇〇な女」
「結構ぽっちゃりしてるのにエロい格好の女は~~~~~」「部屋汚い!」
といったように「お題+オチ」で構成された曲である。なので聞いている人は最後のオチを予想しながら聞くことになる。
「キスするときやたらと舌を入れてくる女は~」ときたら、聴いている人は「え?なんだろう?欲求不満?淫乱?男好き?キス魔?」みたいな過大な妄想をする。もしくは「それだとストレートすぎるからな。えっと”仕事でミスしがち?””腕力強い?””メイクが濃い?”」などとオチを予想する。しかしどぶろっくのオチは予想を裏切ってはるかに可愛い。だからこそ男女限らず笑ってしまう。
同じように「男のちんちんを見ても全然引かない女は~」ときたら大抵の人は「男慣れしている」とか「ドS」「女王様気質」なんかを予想するが、どぶろっくのオチは下衆な視聴者の期待を裏切ってひたすら可愛い。自分が恥ずかしくなると同時に、オチの納得感がすごいのでちゃんと笑える。
しかし下ネタだけを続けて、一発屋にならず、ちゃんと曲を作り続け、視聴者を飽きさせることなく、むしろ必ず期待に応えるどぶろっくは本当にすごい。曲も長渕剛風、コブクロ風、Kinkikids風、ロック調、フォーク調、タンゴ・サンバと様々。聴けば聴くほどその才能に驚かされるのに、本人たちは「ただのスケベです」「くだらないことをやっているだけ」と決して驕らない。
ああ、いつかどぶろっくのライブ、見に行きたいな。というか有名アーティストがどぶろっくの曲を歌うカバーアルバムとか出たらおもしろいのに(笑)。












