今や、すっかり落ち目になった「エンタの神様」
初期の頃はNHKのオンエアパトルの対抗馬として人気を博し、エンタ芸人なるものを誕生させた。
ギター侍、マジャ、スケバン恐子などはエンタが育てたキャラと言っていいだろう。
しかし、エンタは芸人のネタを制限し、芸人を苦しめた。
”はなわ”は色々な芸があるにも関わらず「ガッツ」ネタやその類をひっばらされた。
”いつもここから”も突っ込み暴走族ばかりをやらされ、それ以外のネタをなかなか披露させてもらえない
”永井祐一郎”はアクセルホッパーなんてのをずいぶん長くやらされ、最後はネタが尽きた。
ま、中にはそれしかできないので助かっている芸人もいる。
ギター侍は波田陽区の芸の１つ、とかつては言われていたが、今の姿を見れば他にたいした芸を持っていなかったのがわかる。
桜塚やっくんは2年のお勤めを終え、エンタから消えたが次のネタはあるのか・・・
しかしなぜ、エンタはこうも”固定”をしたがるのか。ネタの固定もそうだが、出演者もそうだ。
「世界のうめざわ」「だいたひかる」が先発
「スリムクラブ」「KICK」らが中継ぎ
そして「犬井ひろし」が押さえ
その間に、あきらかに事務所側のプッシュで出させてもらっているとしか思えない「虹組きらら」や「ジュンゴ」、ちょっと前なら「タイガーリー」や「ですよ。」などが出ている。
ネタなんてとっくに尽きたのに出させられている芸人と、おもしろくなんかないのに出させてもらっている芸人の集まり。
これではフジの「お笑いレッドカーペット」に追いつけなくて当然か。
しかし先日、2回目の出演を果たした「しずる」のコントを見て、”おやっ”と思った。
レッドカーペットで全国区になったと言っていい「しずる」
レッドカーペットでは甘酸っぱい青春コントをいつも披露しているが、エンタではまったく違ったネタを披露していた。
そう、レッドカーペットでも芸人のネタが制限されていたのだ。
レッドカーペットで見せないしずるのコントは面白かった。
ここら辺に「エンタの神様」復活の鍵があるように思うのだ。
最近、レッドカーペット芸人が次々とエンタへの出演を果たしている。
彼らにレッドカーペットで見せられない芸を披露させること、
ネタを作らせる時間をしっかり与え、質の高いネタを披露させること
これがエンタの生きる道
だと思いますけど、いかがかな？
