福沢「二〇〇七年三月に千葉県市川市で起きた英国人英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の殺人・死体遺棄事件で、死体遺棄の疑いで全国に指名手配されている市橋達也容疑者(30)が先月、名古屋市や福岡市に現れ、事件から二年七カ月ぶりに足取りが浮かび上がりました。別人のような整形手術後の顔。どこで生活し、どう資金を捻出(ねんしゅつ)していたのか。今日はゲストの方をお招きしていろいろお話を伺いたいと思います。まずは整形外科医の高洲先生です」
高洲「よろしく」
福沢「次に辛口コメンテーターのデリー伊藤さんです。デリーさん、よろしく」
デリー「よろしく!」
福沢「最後に、視聴者を代表して、番組にお便りを寄せてくださった吉田さんです。吉田さん、今日はよろしくお願いします」
吉田「き、緊張しています。よろしくお願いします」
福沢「そう緊張なさらずに。どうぞ思ったことをおっしゃってください」
吉田「意外にスタッフさんがいっぱいいるんですね・・・」
福沢「さ、では参りましょう。まずは整形後の顔なんですが、みなさん、どう思われますか?」
高洲「目を二重にして、小鼻を小さく、鼻を高く、そして下唇を薄くしていますね。」
吉田「コ、コンプレックスだったんですかね?」
高洲「さらにほくろを除去しています。男性にしては珍しいですね。」
デリー「憎たらしい顔になったな~」
吉田「バナナマン日村?」
福沢「さて、市橋容疑者、整形に必要な資金をどうやって捻出していたのでしょうか?」
デリー「おそらく市橋をかくまっている奴がいるな。不良外人とか、ゲイ仲間とか」
福沢「ほう。なにか根拠は?」
デリー「なんか、前にゲイが行くお店で目撃情報があったじゃない?」
福沢「ん~そうですかね。吉田さんはどう思われます?」
吉田「市橋の親って医者なんですよね」
福沢「え~っと、ご両親はこの事件についてはショックを受けていまして、資金援助はもちろんしていないし、実家に立ち寄ったら警察に突き出すと言っていますね。」
吉田「でも医者でしょ?じゃ、両親が金を出したに決まってる!」
福沢「すみません、生なんで、遠慮してください!」
吉田「最初の整形も両親がやったに決まってる!」
福沢「吉田さん、あんまり根拠のない発言は止めてください」
デリー「奴はホモに決まってる!」
福沢「デリーさんも調子乗らないで!」
デリー「日本には不良外人がいっぱいいて、犯罪者をかくまってるんだ!外人出て行け!」
福沢「えーと、次に、なぜ医者は市橋容疑者の整形をしてしまったのか。なぜ警察に通報しなかったのかですが、高洲さん、これは?」
高洲「えっと、今回の名古屋、福岡に来るまでには大分顔が変わっていましたし、美容整形では健康保険証の提示ももとめられないので見ただけでは気づかないと思いますね。」
福沢「では、一番最初に担当した医者は?」
高洲「えっとですね。まず警察から容疑者の写真が送られてくることが以前は稀でした。しかも以前は逃亡犯といえば資金も乏しく、また怪しまれることを恐れてまともな整形外科に行くことは考えませんでした。プライバシーの問題もありますし・・・それで気づかれずに整形を済ましたということも考えられます」
福沢「ちなみに、犯罪者の整形を請け負う、闇の整形外科のようなところは存在するんですか?」
デリー「あるよ、あるに決まってるよ」
吉田「ブラックジャックだ!というか、市橋の親だ!」
福沢「えっと、高須さん、どうしてこんな事件が起こったのかということなんですが・・・」
デリー「あのイギリス人女性、市橋のアパートに入ったんだろ?」
吉田「じゃ、貞操観念の・・・」
福沢「おーい!AD,ちょっと吉田さん黙らせて!」
福沢「リンゼイさんのお父さんも相当お怒りになってるようで・・・」
吉田「胸に顔写真までプリントして・・・相当なファンだな」
福沢「止めてください」
吉田「あの人見るたびに頭禿げてきてるな」
福沢「だから止めて!」
吉田「また新しいTシャツ作るのかな?」
福沢「お前黙れよ!」
デリー「市橋の首を絞めてやるって言ってたよ!そっちのほうが脅迫罪だ!日本の警察バカにしてんじゃねー!バカ外人が!」
福沢「お前も黙れよ!」
高洲「うちは包茎手術もやってます!」
福沢「あんたまで何言ってんだ!」
吉田「俺も整形してください!」
福沢「だから黙れって!」
高洲「いいよ!今度はどんな風にしたい?」
福沢「乗らなくてもいいって!」
吉田「昔の市橋みたいに!」
福沢「死ねよ!」
吉田「というか、昔の僕みたいに!」
福沢「え!」
高洲「え~、せっかく変えてやったのに~」
福沢「え?え?なに?」
デリー「じゃ、顔変えたら言ってよ!蛇頭あたりに連絡しとくから!」
福沢「とにかく、この顔見たら110番!!」
不謹慎ですみません・・・・・