今日は朝9時に教会へ。
彼女はクリスチャンのため、毎週日曜日は教会へ行く。
メインの礼拝は11時からだが、今日は結婚の写真撮影があるため、朝9時からの早朝礼拝に参加。
僕も顔を出すのは3度目なので、牧師さん他とは顔見知りだ。
眠いのを我慢して、韓国語の賛美歌や説教などを聞く。
1時間ほどで教会の人たちに別れを告げ、僕らは美容院へ。
彼女はここでヘアメイクと顔のメイクをするのだが、それに2時間はかかるという。
僕はとても付き合ってはいられないと、外でコーヒーでも飲みに行こうとすると、あっと言う間に、床屋でつけるような黒いビニールのシートを首に巻かれ、イスに座らされた。
男性は20分ほどで完了するのだから、彼女のメイクが終わる頃にチャチャッとやってくれたらいいのに・・・
「どこへも行かずにここで待ってろ」ということみたいだ。
う~ん・・・・・退屈・・・・
僕が今夜のプレイなどを妄想しながら勃起してるとようやく僕のメイクが始まった。
自慢じゃないが、生まれてこの方、メイクなどしたことがない。
化粧は濃いが、きれい目の美容師さんが、僕の目の横のシミをドーランで塗ってくれて、なんとも見たことがない、不自然なツルツルの肌ができあがった。
次にメークさんは僕の眉毛を、それはそれは立派に加工してくれた。
なんか、「無理矢理眉毛を描かれた犬」のような違和感だった。
最後はヘアメイク。
「どんな風になさますか?」と聞かれたので、「お任せで」と答えると、これまた韓流な感じの、今までしたことがないラフな感じに仕上がった。
僕は普段、6:4分けのサラサラなヘアーなので、さすがに違和感があったが、あまりにも周りが「かっこいい」とおだてるので、「まあ、これもサービスか」と納得した。
彼女らが満足すれば、それでいいのである。
そんなこんなで彼女のメークも終了。
彼女は普段はまったく化粧っ毛がなく、30を過ぎた今でも学生と間違われるような童顔なのだが、
写真撮影のメークは、これまた見事な、いかにもな韓流メークだった。
「いや~~すごい。」
「ここまで変わるか?」
というぐらい、普段とのギャップが大きい。
女性の化粧は怖いのである。
- 参考イメージ
クルクルと巻いたヘアースタイルと、長いウエディングドレスが崩れないように、美容院のスタッフに介添えをしてもらいながら、タクシーに乗って写真スタジオへ移動。
いよいよ、長い長い撮影が始まった。
今日、撮影を担当してくれるのは、このスタジオで一番腕がいいらしい、茶髪長髪のカメラマン。
確かに、いかにも業界人っぽくてかっこいい。
カメラマンは彼女に細かくポーズを指示していく。
座る位置、手の位置、体の向き、顔の向き、表情など、妥協は全く許さない。
すべてはカメラマンの頭の中のコンセプト通りにしないといけないのだ。
僕にも韓国語で容赦なく指示が飛ぶのだが、韓国語がよくわからない僕はどうしていいかわからない。
彼女が小声で教えてくれるのだが、いろいろ「こうかな?こうかな?」とポーズを変えていくうちに、「クロッケ!!」「クロチョ~!!」という韓国語が「そうだ!それだ!」という意味だというのがわかった。
また、僕に向かって「シンラ!」と叫ぶので、どうやらこれが「新郎」を指すようだ。
さらに、彼女の写真を撮った後に、「アウト!アウト!」というので、何のことだろうと思うのだが、これは単に
「新郎はどいて!(新婦オンリーで撮るから)」という意味だった。
実は、この「アウト!」というのが結構多いのである。
結婚写真とはいえ、彼女と一緒に写るのは半分くらい。
残りの半分は彼女一人が写る写真なのである。
僕がタキシード2種、普通に仕事に行くスーツ1着、韓服2種なのに対し、
彼女はウェディングドレス(ロング)2種、ウェディングドレス(ミニ)1種、ドレス2着、韓服2種だし、
撮影枚数も僕の2倍。
まず、新郎新婦で写真を撮るのだが、その度に「シンラ!アウト!」と言われて、すごすごとフレームから外れるのである。
この「アウト!」が結構凹む。
もちろん、悪気はなく、韓国語がわからない僕に、もっともわかりやすく、効果的な表現で言ってるのはわかる。
こうした写真は女性が主役で、男性が添え物だということもわかってる。
が、それにしても・・・ねえ?
さらに、ご存じの方もいると思うのだが、アジアの写真館で撮るモデル写真というのは、なかなかこっ恥ずかしいものなのだ。
80年代のアイドル風のものや、韓国ドラマのDVDの拍子風のものまで、ポーズは「いかにも!」然としているし、
二人で撮る写真は基本100%スマイル。
照れ笑いやほほえみなんてものはダメ。
歯を見せ、頬を上げで「俺!幸せ!」なんてバカ面を作らなければならない。
そうしないとカメラマンの「クロチョ~(それ!)」がもらえないのだ。
日本の知り合いの前では絶対に見せたことのない全力のスマイルで答える僕。
もう、ヤケである。
ちょっとはふざけたポーズとか、真剣な表情とか、さわやかな微笑とか合ってもいいものなのに・・・・
結局「スマイル!」「クロチョ!」「シンラ!アウト!」と言われ続けて5時間後の夜8時半。
やっと撮影は終了した。
長かった・・・・。
シャブシャブというよりは、タイで食べた「タイスキ」に近く、味のついたスープに野菜、肉、魚介を入れて茹で、辛目のタレをつけて食べるのだ。
これがまた旨い!
ポン酢で食べるシャブシャブも好きだが、辛目のタレで食べるのもまたいける。
特に〆のうどんと雑炊が格別なのである。
韓国のうどんは日本のものより細いが、もちもちしていて歯ごたえが快感!
しかもキムチスープで作った雑炊は熱く、辛く、出汁が効いていて旨い!韓国ノリがなんともいいアクセントになってる。
おススメです!