俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

訪韓日記(12月25日)

長かった・・・・・・。

前回会ってから3ヶ月。

遠距離恋愛の二人はこの日を首を長くして待っていたのでした。

今年4度目の訪韓は結婚写真を撮影し、いよいよ入籍を予定してのものになる。


が、結婚の話よりも、個人的には会えることの方がずっと待ち遠しかったというのが正直な気持ち。

とにかくこの3ヶ月間は仕事も忙しかったこともあって、長く感じた・・・・・・・・。

が、いよいよ会えるのだ。

僕はスーツケースに荷物を詰め込み、おみやげのカイロとインスタントコーヒーを買って大量に羽田へと向かった。

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今回は羽田からANAで金浦へ行く。

今まで韓国へ行くときは韓国の航空会社で、ずっと成田ー仁川(インチョン)空港利用だったので、ちょっと楽しみではある。

新しくなった羽田空港はどんなものなのか。

金浦空港とはどんな空港なのか。


品川から京急に乗って約25分。

あっと言う間に羽田に着いた。

いやまあ、近い!

これは確かに近い。

成田なんて比べ物にならないくらい近い。

規模は成田には劣るが、国際線ターミナルはまだまだ作りたてでピカピカだ。

テレビで何度も紹介された江戸の町並みも、そこそこきれいだ。

旅行客以外の見物客が多くて邪魔くさい(おみやげ物屋のレジは大行列)のと、どのレストランもぼったくり並に高いのが興ざめだが、

京急から降りて、出発ゲートへの移動も楽だし、

自動チェックインで好きな席も楽々確保

まあ、飛行機に乗る人が少なかったのも幸いだったが、クリスマスのこの時期に、並ばずにスムーズにチェックインできたのはすごくいい。

ものすごく使いやすくて便利だ。


あと半年もすれば、もの珍しさも薄れ、見物客が減り、レストランの行列もなくなって、もっと快適になるだろう。

バカみたいに高いレストランはつぶれ、庶民的なファストフードの店ができて人気を博すだろう。

それが正解だ。

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ちなみに、今回初めてANAを使ったのだが、やはり日本の航空会社はいい!

これまで海外へ行くときはとにかく安い航空券を求めて、成田まで、まるでサービスのなってない航空会社に乗って旅立ってきた。

機内食も、機内サービス、映画やビデオ放送も、まったく期待はしなかった。

が、ANAはそのどれもがすばらしいのだ。

まずメシのうまさに感動し、客室乗務員の接客に感動し、機内放送の「お試しか!」を見て笑ってしまった。

こんなに快適なフライトは初めてかもしれない。もう少し搭乗時間が長ければ、もっと映画を楽しめたのに・・・。


今まで、高いという理由だけで日本の航空会社は避けてきたのだが、羽田ー金浦くらいならぜひ使いたいね。

ANA,最高っす!



2時間10分のフライトを終え、飛行機は無事金浦空港に到着。

彼女と3ヶ月ぶりの対面を果たした。

が、彼女はなぜか俺に電車に乗るように急かす。

聞けば、「お母さんが焼き肉を焼いて待っている」とのこと。

感動の抱擁もチューもお預けでソウル市内へと続く地下鉄を乗り継いだ。


彼女のお母さんは笑顔で待っていてくれた。

彼女曰く、今朝までは「そうか。やつは今日、来るのか」とそっけない反応だったのだが、俺の到着前に急に「焼き肉食いに行くぞ!」と言い出したらしい。


悔やんだの彼女の妹。

この日は早めの晩飯ですでにチャンポン・ラーメンを胃袋に入れてしまったらしい。

が、ここで悔い逃すとまたいつ食べられるかわらかない。

実は韓国人にとっても焼き肉はごちそうで、彼女も「3ヶ月前にあんたが来たとき以来、焼き肉は食べてない」のだそうだ。

僕らが焼き肉屋に到着するころには、お義母さん、義弟、義妹らはすでに焼き肉をたらふく食べ、締めの冷麺を食べていた。

外は-7度。

が、やはり焼き肉の締めは冷麺なのだ。


僕も3ヶ月ぶりの焼き肉を満喫。

お義母さんが甲斐甲斐しくはさみで切ったり、裏返したりして焼いてくれた焼き肉を次々胃袋に放り込んだ。

うまし!うまし!

締めの冷麺まで残さずに食べ、お義母さんらと別れた。

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クリスマスのソウルはジーンズ1枚では太股が痛いくらい寒い。

日本を出発した時は気温9度だったから、15度くらいの温度差がある。

吐く息が白いがそれはそれでロマンティックではある。

帰りに彼女と焼き芋を買い、それを懐に入れて帰った。

韓国の焼き芋は一般的に日本のものよりサイズが小さい。5000ウォン(400円ちょっと)でコンビニの納豆巻きくらいの大きさのものが5~8個ほど入っていた。

その焼き芋を食べながら、ソウルの初夜はさらに熱く燃え上がるのであった。

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