俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

小森プロデュース

小森「最近、仕事減ってない?前は1日5本とか当たり前だったのに」

マネ「仕方ないよ。今、売れ筋は奈々ちゃんだから」

小森「はぁ?あたし抜かれた覚えねーし」

マネ「あ、そう、そうだよね。あ、今日、サンジャポの収録だから」

小森「そう?がんばんなきゃね。準レギュラーだし」

マネ「奈々ちゃんと一緒にね」

小森「はぁ?なんで?最近、あいついつもあたしと一緒じゃね?」

マネ「ん~~、というか純ちゃんが奈々ちゃんのバーター状態だからね」

小森「あ(怒)?」

マネ「いや、ま、あの~、事務所的には一緒に出てくれた方が・・・」

小森「ま、後輩だしね。あたしがいねーとあいつ面白いこと一個も言えねーし」

マネ「ま、奈々ちゃんは面白いこと言わなくても素のままで面白いからね。ジュンちゃんも下品キャラだから奈々ちゃんとかぶらないし、うまくいってるよ」

小森「下品ってなんだよ」

マネ「いや、ま、その~・・・飾らないキャラ?うん、それだ」

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小森「・・・ま、とにかくずっと売れ続けるってのは難しいのはわかってるけど」

マネ「でしょ?でしょ?特にギャル枠ってのはスパンが短くてさ」

小森「ギャル枠?」

マネ「なんか最近どのバラエティ番組にも頭の悪いギャルって出てるじゃない?言葉づかいが下品で育ちが悪そうで、ついでに頭も弱い感じのギャル。鈴木紗理奈若槻千夏木下優樹菜浜田ブリトニー小森純ときて、鈴木奈々。ま、奈々ちゃんも来年には新しいおバカギャルにとって代わるんだろうけど、それで」

小森「待てや!お前あたしのマネージャーだろ!何うれしそうにあたしが消えそうな話してんだよ!」

マネ「いや、そうじゃないよ。テレビはバラエティーばかりじゃないし、タレントの仕事もテレビだけじゃないからね」

小森「まあね。あたしも今後は主婦タレ、ママタレ、お料理タレントと進むつもりだし、モデルとしてもカリスマだしね」

マネ「カリスマ詐欺ね」

小森「詐欺っていうな!有吉に言われて傷ついてるんだから!」

マネ「あれ、最高だったっすよ。JOY、ユージと並んで『でくの坊、でくの坊、ブスの坊』って(笑)」

小森「それもだよ!どんだけネットで笑われたと思ってんだよ!」

マネ「あ~腹痛てぇ~」

小森「いい加減にしろよ。とにかくあたしが芸能界で生き残る道をあんたも考えろ」

マネ「そうですね~。主婦タレって言ってもな~・・・2年持つかどうかわからないし」

小森「なんで?」

マネ「いや、ま、その、いろんな意味で・・・。ママタレって言ってもね~・・・小森さんの子供だからDQNネームだろうし、子育てもガサツだろうし・・・」

小森「なに決めつけてんだよ!あたし子育てめっちゃうまいよ」

マネ「お料理タレントってのもね~・・・ギャル曽根ちゃんみたいに資格を持ってるわけじゃないし、だんなをダイエットさせたっていうわけでもないしね~」

小森「うちのダーリン、太ってないしね」

マネ「ま、次の旦那さんは太っている人を選ぶとして、あとはモデルってのもね~」

小森「なによ?文句あるの?」

マネ「整形してもその程度ですしね、今から背が伸びるとか胸が大きくなるってのも見込めないし」

小森「わかんないじゃん!子供産んだら胸も大きくなるかもしれないし!」

マネ「いや、胸大きくなってもグラビアができるわけじゃないですからね。刺青もあるし」

小森「刺青を悪く言うな!」


マネ「あ、一応モデルなんですから、デザインとかできませんか?」

小森「一応ってなんだよ!でもデザインならあたし大得意!今までもつけまつげとかヒョウ柄の下着とかデザインしてるし」

マネ「いや、そういう安っぽいやつじゃなくて」

小森「何だよ!安っぽいって!」

マネ「いや、ほら、あのデザインだって別にオリジナルってほどじゃないし」

小森「完全オリジナルだよ!」

マネ「なんか他にできないんですか?あ、ウェディングドレスとか?」

小森「ウェディングドレスか~、でもウェディングドレスのデザインってみんなやってない?」

マネ「ああ、そうですね。エビちゃんもモエちゃんも、ウノちゃんも・・・」

小森「なんか安易だよね」

マネ「じゃ、ジュエリーとかアクセサリーは?」

小森「それもみんなやってるよね~」

マネ「大丈夫ですよ。十字架のペンダントとか、ドクロの指輪とかなら、だれがやっても“オリジナルデザイン”って名乗れますよ」

小森「ま、みんな代わり映えないしね。でもな~」

マネ「じゃ、カバンは?ブランドとコラボしてオリジナルのカバンをプロデュース・・・」

小森「深夜の番組でそんなのやってるね」

マネ「う~ん、じゃ、子供服!」

小森「それも二番煎じ、三番煎じな感じ」

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マネ「じゃあ、飲食店をプロデュースしたら?焼肉こもり」

小森「どっかのお笑い芸人みたいだな・・・。しかもおなかいっぱいにならなさそう・・・」

マネ「あ、なんかタニタみたいにすれば?“うちのご飯はみんな小盛(こもり)です!”でも値段は据え置き!」

小森「マイナスじゃん!」

マネ「あとは・・・ちゃんこ?」

小森「力士か!」

マネ「じゃあ原宿にタレントショップでも・・・」

小森「昭和か!」

マネ「そういえば、小森のおばちゃまって昔いたな~」

小森「昭和か!」

マネ「不動産とかどうです?あとカラオケボックスとか?」

小森「いや、昭和か!」

マネ「やっぱりデザインかな?ギャルの服ってのもね~・・・小森さんじゃあね~・・・」

小森「あんた、あたしがすでにいろんなおしゃれアイテムいっぱいプロデュースしてんの知ってる?」

マネ「ま、実際はメーカーが小森さんの名前を借りただけなのがほとんどですけど。」

小森「うるさいよ!あたしだってちょっとは意見言ったよ!」

マネ「この際、ペットのお洋服のデザインとかどうです?」

小森「それも見たことあるよ。しかも芸能界フェードアウトした人で・・・」

マネ「ちょうどいいじゃないですか。小森さんもそろそろフェードアウトしそうだし・・・」

小森「いい加減にしろ!」

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*もちろんフィクションです。というか、ジョークです。