俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

剛力よりも・・・

あいかわらず絶好調で事務所に推されまくっている剛力彩芽武井咲

ここ数日だけでも剛力が「アンビリーバボー」という番組の新司会に抜擢されたり、武井咲が三クール連続でドラマの主役に抜擢されたりと相変わらず芸能ニュースをにぎわせている。

そして「剛力彩芽が・・・」「武井咲が・・・」という文字がネットに載ると、光の速さで”ゴリ推し”の四文字がネットユーザーのコメント欄や掲示板に並ぶことになる。

もう2012年になって、毎日がこれの繰り返し。

コメントするほうもよく飽きないもんだし、剛力と武井を使うほうも、よくあれだけ露骨に起用するものだ。

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僕はCM好きなので、主にCMについて言わせてもらうが、

剛力彩芽に関して言えば、少なくとも一本一本のCMはさほど悪くない。

剛力彩芽の姿をCMで見ると、もう瞬間的に「またか!このゴリ推しがぁ!!もういい加減、やめてくれ!」というイライラが起こってしまい、なかなか冷静な判断がしづらいのだが、それでもがんばって一本一本を精査すると、割とよく作ってある。

最近では「auスマートバリュー」のCMで、『巨人の星』のキャラクターと共演しているが、どうしてなかなか、悪くない。

まずは↓の動画を見てもらいたい。


最初のチアガール姿

飛び切りの笑顔

ピチピチの肌

はじけるような動き、ポーズ

正統派美人ではないが、なにか気になる、おてんば娘が見せる初々しいウインク

うん、悪くない。


そして星明子にいいところをとられて、口をとがらせながら怒る顔もチャーミング

もう自分で言っててまいっちんぐ


CMのストーリー、キャラクター、演技、オチ

どれもしっかりしていて、CMの完成度としては非常に高い。


「あのCM、見ているだけでイライラする!」と思った人はもう製作者の罠にはまっている。

印象に残ってしまったらこちらの負けだ。


テレビCMで大切なことは「商品やサービスの良さを伝えること」、「興味をもたせること」、そして「印象に残すこと」だ。

他の凡百のくだらないCMに比べれば、剛力の出るCMは視聴者をイラつかせられるだけ効果がある。

ま、個人的な感情を抜きにして評価したら、剛力のCMにはちゃんと工夫が見られる。

2010年までの”たまにCMで見る子”くらいの頻度だったら間違いなく評価されていい。

”あの子、誰だろう?気になるな~”くらいが一番いい。

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が、「あのCMも剛力、このCMも剛力」という状態ではやはり嫌になる。

事務所はそんな視聴者の声など全く無視と決め込んでいるようだが、本当にそれでいいのだろうか?


冗談抜きで、今、CMで剛力が出ると「はぁ・・・またか・・・」とため息が出る。

剛力が新しいCMを獲得するたびに、本当に嫌な気持ちになる。


なんか10日間連続で焼肉を食わされたような感じだ。

焼肉だって、毎日毎日続けて食わされたら飽きるし嫌になる。


剛力が”白いご飯”とか”お味噌汁”みたいな魅力だったら毎日でもいいのだろうが

あの顔はどうみてもカレーうどんとか味噌カツの部類だ。

「たまに食うとうまいよな!」顔だ。


我々日本人は今、毎日食卓にカレーうどんを出されている。20日連続くらいで。

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で、実は最近、もう一人そういうやつがいるのだ。

「またお前か!!」というやつ。

それが意外にも香川照之なのだ。


香川照之はもともとそんなに嫌いな役者じゃなかった。

渋いわき役をうまくこなすので、感心すらしていた。

彼の辛い過去を知り、それを乗り越え歌舞伎界に挑戦する話を聞いたときは

「すごいな。俺だったら父親を許せないな。勇気ある決断と懐の深さ!男だぜ、香川!」と尊敬すらした。


が、最近、あのドラマにもこの映画にも出まくっているのである。

歌舞伎の世界に入ることを発表したら、以前にもましてドラマや映画に出ているのである。

あいつ、いつ歌舞伎の稽古をしているのだ?

僕はてっきり

香川照之はそれまでの俳優のキャリアを捨てて、ゼロから歌舞伎を学ぶのだ。」

「息子を歌舞伎の世界に入れるために、そして幼い頃離婚した両親のわだかまりを解くために香川から歩み寄ったのだ。」

「おそらく香川が今から歌舞伎を習っても一流にはなれまい。しかし香川はもともとは父の名を継ぐはずだった息子を歌舞伎の世界に戻すために犠牲になるつもりなのだ。」

そう思っていたのだ。

が、蓋を開けてみれば、香川はドラマや映画、CMに出ずっぱりなのである。

よくよく見れば汚いおっさんなのに、なぜあんなに引っ張りだこなのだ?


もううんざり。

香川照之よ、もう出てくんな。いい加減、歌舞伎やれ


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