俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

30日間チャレンジ

先日、知り合いから「英語の勉強のためには”TED"という英語のプレゼンテーションサイトの動画を見るといいよ。内容もおもしろいし」という話を聞いた。


ほんまかいな、と思いながら「TED、おすすめ」でググってみると、いくつかおすすめが出てきた。
https://sakagami3.com/entry/2017/10/02/130134

んで、ためしにその中の1つを見てみたのだが、これがなかなかおもしろくて感銘を受けてしまった。

僕が選んだのは「マッド・カッツの30日チャレンジ」というプレゼンで、たった3分27秒の動画だったが、実に興味深かった。
https://www.youtube.com/watch?v=JnfBXjWm7hc

要約するとこんな感じ。


・マッド・カッツさんはそれまでただのコンピュータ・オタクだった。
・ある日、ドキュメンタリー映画監督のモーガン・スパーロックの作品「30days」という作品に感銘を受け、自分もチャレンジしたいと思い立った。
・そこで”自分がやりたいと思ったこと”に30日間チャレンジした。
・例えば「1か月毎日写真を撮る」「自転車で会社に通う」「キリマンジャロに登る」「小説を書く」など。
・30日という期間は新しい習慣を試してみたり、辞めたいと思ったことを試してみたりするのに丁度よい。
・続けられる小さな挑戦は身に付きやすく、記憶に残りやすい。


なるほどなるほど。確かにそうだ。

そこで僕も何かに30日チャレンジしてみようかな、と思い立った。

40代も後半に入ろうとしている中年のお父さんの、密かなチャレンジである。

では何からはじめようか。

実はこれは割とすぐに決まった。

そもそも「英語が上手になりたい」「英語で仕事ができるようになりたい」と思ったからTEDなんてものを見始めたのだ。

なら、TEDを見るのが一番早い。

ということで僕は30日チャレンジとして以下のことを設定した。

毎日何かしらTEDを見て、英語の勉強をする


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これを2019年2月14日から始めて、今が3月中旬。

結果はどうなったかというと・・・・・・ほぼ完遂できたのである。


正確には”毎日”ではなかったが、1日に2つ動画を見たり

TEDの代わりに映画”ボヘミアン・ラプソディ”を字幕で見たり

息抜きに日本人のプレゼン動画を見たりしながら、1か月を乗り切ったのである。


んで、今はちょっと自分にご褒美をあげたいくらい気分がハイなのだ。

仕事をしながら勉強を続けるのは本当にキツイ。
でも1か月続いたのは、まず1か月という長さだ。
これが実にちょうどいい。
楽過ぎず、辛過ぎない。
正直、2週間を超えたあたりで最初のヤマを迎えた。
仕事で帰りは遅くなり、翌日の仕事のためにはすぐに寝なければならない日もあった。
でも「これをずっと続けるのか」とため息と絶望が襲うのではなく「あと2週間か」「行けるかな~。ま、あと2週間だしな」と考えられるのはいい!

あとTEDは短いものは3分くらいなので、大した負担ではないということだ。
僕は最初に字幕なしで聞き、次に英語字幕、次に日本語字幕、最後に字幕なし、といった感じで同じ動画を4~5回聞いていた。5分のプレゼン動画ならそれでも30分はかからない。

これが「1日1時間英語の勉強をする!」とかだと辛かったかもしれない。

僕はあくまで動画を見るだけ。
わからなかった語彙を覚えるとか、単語帳を作るとか、そういうのは一切なし。
「それで英語が上達するのか」という話は僕の30日チャレンジとは別次元の話だ。


ただしそれでも最後の1週間はネタがなくて結構大変だった。
「TEDのおすすめ」サイトで、5分程度の面白い動画は見つくしてしまったし、
15分とか20分の動画だと結構長くて、繰り返し聞くのは嫌になることもあったな。

でも1か月は終わった。
いや~、がんばったな、俺。


で、個人的にこの「30日チャレンジ」をやってみて気づいたことは

・仕事や勉強などの義務でやらなければならないことを選ぶと辛いだろうな、ということ。
・選ぶなら「前からやってみたかったこと」を選ぶのがベストであること
・「小さなチャレンジ」「これならできそうだ」という軽いものを選ぶこと
 *それでも忙しい社会人には30日続けるのは結構大変
・将来、それをずっと続けてもいいし、30日で辞めてもいい。その「お試し期間である」という認識がよい。
・30日はがんばって続けることが大切であるが、大人は妥協も必要。
・この年になっても、ちゃんと達成できると自信と満足感が得られるということ。

などである。

さらにはやっているうちに、「次の30日であれやりたいな」というアイディアがどんどん出てくるのである。

んで、僕はすでに次の「30日チャレンジ」に向けて、歩き出しているのだが、それはまた後日、ここに格として、まずは、

おめでとう、おれ!


ありがとう、おれ!



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