俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

サッポロ「麦のホップ」はいずこ?

田村正和の「ビール歴44年。不覚にも、間違えました」でおなじみの

サッポロ「麦とホップ

ネットでは「本当にビールと間違えるほど旨い!」だの「ビール党をナメるな!あんなのをビールと間違えるか!」だの、いろいろ盛り上がっているようだ。


ちなみに僕は、ビールは好きなことは好きなのだが、基本、下戸で味音痴なので

ビールも、発泡酒も、第三のビールの違いもわからない。

味の違いもわからないし、何が第三で、何が第二なのかもわからない。

「ま、安くてビールっぽかったらいいんじゃない?」という程度なので、

おそらくじきにPB(プライベートブランド)の激安ビールに移行すると思う。

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さて、この「麦とホップ」のCM

2009年の夏からは「田村さんと京都の夏編」に変わった。

サッポロさんのHPから無断借用すると

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田村正和さんが、シンプルな白バックで、様々なメッセージを伝え、好評を博してきた、「麦とホップ」のCMシリーズ。

でも、季節は夏。たまには田村さんも大好きな場所で飲んでみたい・・・ということで、今回はふんぱつして、白バックごと京都の町に出張しちゃいました。

真夏の日差しが照りつける中、「ビールのおいしい夏!だから!ビールと間違える、サッポロ麦とホップ!」と、田村さんが京都の夏と麦とホップを満喫します。


イメージ 2


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で、この「麦とホップ」のCM

昨年(2008年)のCMはすべて灰色の背景

そして今年のCMはすべて白バックで統一されてきた。

そしてこの夏のバージョンでは、白い板ごと京都の町へ移動するという荒業を披露。

「白い板の意味はどこに?」という気がしないでもないが、

ま、そこはいい。



問題は、このCMのロングバージョンだ。

いくらネットで探しても、この「田村さんと京都の夏編」のロングバージョンが見つからない。
(どなたかご存知の方、教えてください!)

しかたがないので、思い出して書いてみる(間違えてたらごめんなさい)


ロングバージョンは、「大好きな場所で飲んでみたい」ということで

まずは真っ青な空、白い雲、白い砂浜のビーチに移動

しかし「あ、間違えた」の字幕が・・・

次に緑々と葉の生い茂る白樺の木、太陽と木陰のコントラスト、まるで軽井沢のような避暑地へ移動

しかしまたまた「あ、間違えた」の字幕が・・・・


そして最後に、京都の映像が出てきて

「やっぱりここ」と、うれしそうにビールを飲む田村正和・・・・


なにが”やっぱり”なんだろうか?

正直、ビールを飲むシチュエーションとしては、海とか山のほうが正解のような気もする。

だから別に「間違えた」というほどのミスでもない。

「ビールを飲むなら京都」って・・・・・・おっさんか!



が、よくよく考えると、田村正和は立派なおっさんである。

というか、御年65歳だから、おじいさんと言ってもいい。


かつらか地毛かわからない長髪なのでわかりづらいが、

髪を隠してみると、顔はシワだらけの普通のおじいさんである

禿ヅラをかぶせたら、かなり”イタい”画になると思う・・・

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で、このおじいさんがまた、なかなかの負けず嫌いであることがわかってしまったのだ。

田村正和が「あ、間違えた・・・」と否定した場所は「海」と「高原」

それはつまり、他社が「ビールを飲むのに最適!」と思ってCMで打ち出している場所なのだ

例:

サントリーの「ジョッキ生」(海)、「金麦」(海)

Asahiの「クリアアサヒ」(高原)、「スタイルフリー(高原)

キリン「麒麟zero」(高原)、「淡麗グリーンラベル」(高原)



田村正和はそれらを暗に否定して

「君たち、まだ若いね。僕ら大人はね、やっぱり京都なんだよね」

なんて感じで差別化を図っているのである


えらい昔、ペプシがコカコーラを貶めるようなCMを作っていた。

田村さんもそこまで露骨ではないが、

遠まわしに他社のビール(のCM)へのアンチテーゼを送っているのではないか?


ま、自分で言ってて「ま、そんなわけはないよな」とも思うので

最後に、ビールのCM動画を探していて見つけた、ブラジルのビールのCM動画を・・・・

僕はこれを見て、ブラジルに移住したくなりました。



イメージ 4

      んふんふんふんふ・・・・オモシロいね・・・・・んふんふんふんふ