それは先週の金曜日のこと
僕はその日、久しぶりに早く家に帰っていた。
で、一人晩酌をしながら、何気なくテレビをつけると『ホンネの殿堂 紳助にはわかるまい』をやっていたので見てしまった。
なんだかんだ言って島田紳助さんの番組が大好きな僕。
が、やはり見た後は文句がつけたくなるのもこの人の番組の特徴。
この日は「嫁姑」特集で

サッチーは意外にもそれほどお嫁さんに厳しいわけでないらしい。
割と「嫁は嫁、自分は自分」と割り切っているらしい。
礼状やお礼の電話を忘れた嫁に注意をすることはあっても、そこは一般常識であり、それ以外ではお嫁さんに嫌味をいったり、過剰な要求をすることはないそうな。
世間的には「厳しそう」と言われているサッチー
紳助さん曰く「あんたは顔が怖いから」とのこと。ま、その通り。
一方、和泉節子さん。
アンケート調査で「一番姑にしたくない人」でサッチーを抑えた怖い姑である。
年上のサッチーの”舌”好調に圧され、番組では割と控えめな態度を貫いたが、それでもやはり「自分はまだまだ隠居はしない。嫁に来て7年の羽野晶紀ごときに家は譲らない」と断言。
ユンソナら若いタレントに「古い考え」「晶紀さんに立場を譲って」と言われてもまるで相手にしない。
伝統芸能を支える家の母親はこれぐらいの強さが必要なのかもしれない。
とにかくこの日のサッチー、セッチーの二人の存在感はものすごかった。
若いタレントはたじたじ
紳助さんもがんばっていつものように「結婚はこういうものなんですよ!」「男と女っちゅうもんは・・・」と偉そうに人生を語って、感心と拍手を集めようとするのだが、
今回ばかりはサッチー、セッチーが紳助のトークを遮ってしまい、しまいには紳助さんを「(人生の)ひよっ子扱い」。
紳助さんもなかなかいつものペースがつかめない。

で、今回意外に存在感が薄かったのが正司照枝
そしてサッチーは自分のことはさておき、悠々と笑ってあまりしゃべらないセッチーの代わりに和泉家についてもしゃべってしまう。
旬のネタを逃すまじと紳助さんが話をふり、やっと磯野貴里ネタで少し笑いをとったが、サッチーたちにやりこめられ続けた紳助さんは正司照枝のトークの最後も「貴里も悪かったけど、あんたもいかんかった」と笑いをとって逃げた。
しかし見終わってみれば、やはり姑軍団の迫力に紳助さんらが終始圧倒された感じ。
今回の紳助さんは姑の正論を茶化して笑いをとってごまかすだけの、”さんまさん的司会”でやりすごすのが精一杯であった。

が、その2日後の日曜日。ネットに奇妙なニュースが・・・
>漫才トリオ、かしまし娘の正司照枝(76)が22日放送のフジテレビ系「紳助!! ホンネの殿堂」(金曜後7・57)で、昨年11月末に長男、宏行さん(38)と離婚したタレント、磯野貴理(45)について毒舌を吐いた。
>「あの嫁はちょっとキツかった」とまさにホンネを語り、司会の島田紳助(53)が「貴理もいかんかったが、あんたもいかんかった」と諭す一幕もあり、再びバトル勃発!?(サンスポ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100124-00000031-sanspo-ent
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100124-00000031-sanspo-ent
いやいやいや。
「あの嫁はキツかった」って、紳助さんに煽られて、芸人として笑いを取ろうとして言ったセリフだし、
「あんたもいかんかった」って別に紳助さんが諭したわけじゃなくて、これも紳助さんが笑いをとろうとして出したツッコミだし、
そもそも「再びバトル勃発」って、正司照枝と磯野貴里に別にバトルなかったし。
サンスポさん、きっついわ。嘘ばっかり書いて。
番組見てた人は全員、この記事見て「え?ぜんぜんそんな感じじゃなかったよ」って思うだろうし
番組見てない人は「え?そんなに険悪な感じだったの?」って勘違いするよ。

”マスコミが煽る”ってこういうことなんだな。