ファッションには疎い僕でも、意外に下着には凝るほうでして、
今年の夏はユニクロにて1,000円近くするパンツを3枚も買ってしまった。
で、その履き心地をここに記録しておきたいのだ。
そもそも、僕は30歳くらいまで
だと思っていた。
僕は男三人兄弟
みな中学・高校と運動部に所属して、朝から晩まで部活動に専念していたもので
普段は学校では制服とジャージ、自宅では冬はスウェット、夏は下着と相場が決まっており、
私服などほとんど着る機会がなかった。
だから、三人兄弟の私服は全てお母さんがバーゲンで買ってくるものだったし、
実際は母親が洗濯し、たんすに入れておいてくれたものなのだが、
僕らはあたかも「下着とは知らないうちにたんすに入っているもの」のような感覚で使っていた。
靴下に穴が開こうが、パンツのゴムがビロビロになって玉金がこぼれようがお構いなし
だってタンスに入っていたんだもの。
そう、わが家では下着を買うのはもちろん、処分するのも母親の役割だったのである。

だから、大学生になって一人暮らしをはじめても、なかなか自分で服を買うのに抵抗があった。
しかし背に腹は変えられず、服ぐらいは1年に1回ぐらいは買うようになったが、依然下着は買えないままだった。
時折、帰省した際、母親は僕の下着を見ていつもびっくりしていた。
「あんたこれ、高校のときに買ったものじゃない?」
「ものもちがいいわね~。もう10年は履いてるわよ」
「というか、捨てなさい。こんなパンツ恥ずかしい!」
それでも僕はなかなか自分でパンツを買う男にはなれなかったのである。
しかし、きっかけは些細なところにあった。
ある本で「色は人間にパワーを与える」「直接身につける下着の色は特に重要」「明るい色、自分の好きな色の下着を身につけると良い」などと書いてあった。
そして最後に「黒やグレーの下着はパワーを逆に吸収してしまうので良くない」と書かれてあったのを見て、愕然とした。
当時の僕の下着は、黒とグレーしかなかったのである。
「僕がイマイチぱっとしないのは、下着のせいでは?」
「僕が女性にモテないのは下着のせいでは?」
「僕が仕事に恵まれないのは下着のせいでは?」
そんなことを考えたらいてもたってもいられなくなり、すぐにカラフルな下着を買い揃えた。
ドンキの安いカラーパンツはどうもいただけなかったが、
ユニクロのカラーパンツは割りと良かった。
今でもオレンジ、黄色などのパンツが活躍している。
今、特にお気に入りなのは、ユニクロの「コットンボクサーブリーフ」で
カラーはオレンジと黄緑
これは実にいい。
安定感といい、締り具合といい、絶妙なのである。
これ以上きつすぎると不快だし、これ以上緩すぎると玉金が安定しない。
今でも仕事ではこれを着用する場合が多い。

話は変わるが、今年の夏は暑かった。
それこそ服なんて着ていられないくらい暑かった。
僕は部屋では締め付けるパンツは履きたくないので、トランクスや、ゴムの伸びたボクサーパンツを履く。
これは涼しくて実に開放的である。
しかし、仕事の時には身を引き締めなければならない。
だから多少蒸れても、自分に気合を入れてきつめのボクサーパンツを履いていた。
が、ユニクロのCMを見た途端
と思った。
これこそ、俺が求めていたパンツだと。
それが、”シームレスメッシュボクサーブリーフ”である。
これがこの猛暑の中で、なんともいいのである。
まず履き心地に感動する。
なんか、直接パンストを履いているような感覚なのである。
だから、実に素肌感覚。
この蒸し暑い夏でも、サラッとした履き心地なのである。

履くのはちょっと難儀する。
パンストのような履き心地なので、ポコチンにフィットするように、少し布地を引っ張りあげて、うまく調節しないといけない。
が、履いてしまえば実に快適である。
なにが快適って・・・・
このメッシュの薄々パンツを履いて、玉金をそっと撫でてやると
なんとも素敵な感触なのである!!
「な、なんじゃこりゃぁ~~!!」
って感じなのである。
僕なんて、朝、ズボンを履くたびにズボンの布が裏玉に擦れて「うっ!」となってしまう。
彼女がいるなら、直接ではなく、パンツ越しに指でなぞってもらうといい・・・。
本当にやばいから・・・
が、一つ疑問に思ったことがあるのだ。
それは、「特殊な立体編みのシームレス仕様」というやつだ。
これが、簡単に言うならば、玉金がちゃんと落ち着くように、”玉金ポケット”のようなものがついているのだが、これがどうもフィットしない。
天下のユニクロが、なるべく万人に合うように設計したものであるから、これが合わないということは、僕の玉金の位置がおかしいか、はたまた玉金のサイズがでかすぎるかである。
しかも、動いているとどうもズボンの中で玉金が左右に揺れているようなのである。
それこそパンストに入れた2つの軟式ボールがゴロゴロと袋の中で転がるように
どうも落ち着かないのである。
従来の”玉金ポケット”がないものなら、袋も玉も棒も無理やり下腹部に貼り付けるようになり、嫌が応にも安定する。
が、ユニクロの新製品はそういう強引さを排除するために作られたものだ。
玉金に自由と安らぎを!ということで”玉金ポケット”を設置し、個室を与えてあげた。
が、やはり落ち着かないのである。
もしかしたら設計ミスではなく、僕の玉金が重すぎるだけなのかもしれないが
ちょっと「今日は大事なプレゼン!」というときには、ポコチンを任せるには頼りないのである。
暑い夏には実に助かる商品であるが
ユニクロさんには来年に向けてもう一度考えていただきたい一品である。

ま、最近暑くて一人エッチの回数も減ったので溜まり過ぎているのが原因かもしれないが・・・。