俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

視野の広さ

いつも、比較的視野が狭く、周りがよく見えてないと言われてしまう。


そんなオイラが唯一視野の広さを痛感するのが公衆便所に入ったときだ。


まずトイレに入った瞬間に、決して見ようとしているわけではないのに、チンポコから出される各人のレーザービームに釘づけになる。


見るまい見るまいと思いながら、自分も空いている小便器の前に立ち、愚息を取り出す。


そして一点集中、我が息子だけを温かい眼差しで見つめているつもりなのだが


瞳の両端には、両隣のおっさんのちんこの幻影がブラブラと映っているのだ。


何なんだ?この視野の広さは?


なんだってこんな時に発揮されるのだ?




オイラはきっとこんな下らないものに気をとられ、身近な幸せを見過ごしているような気がする。