ご存知の通り、島田紳助が引退することになった。
僕もこのブログで何度も話題に挙げている人なので、やはり最後に語らないわけにはいかないだろう。
ちなみに僕がこれまでに書いたものは以下の通り
いや~~、今回、改めて振り返ってみると、
よく書いたな~~~~。
上のものは主なものだけなので、名前をちょっと出しただけのものも含めると、かなりの数、紳助ネタを書いている。
よっぽど気になる存在だったんだろうね。
さて、で、今回の引退のニュースであるが・・・
僕が言えるのはただ一つ
ということだ。
僕は島田紳助がヤクザとの親密交際があったかどうかはわからない。
今朝も朝からワイドショーでもネットでも
「引退会見はうそだらけ。矛盾だらけ」「渡辺二郎がヤクザだってしらないわけがない!」
「もっと大きな事件を隠しているでは?それをごまかすために先に引退を言い出したのでは?」
「メールの発覚だけで引退なんておかしい!」
「自分ではどうにもならない事件とは?ヤクザに頼むなんておかしいのでは!」
「そのうち逮捕される!」
「紳助がテレビに出るとうんざりしてたので、出なくなってすっきりした!」
などなど、民主党代表選挙そっちのけで盛り上がっている。
僕は真相はわからないので、擁護する気はないし、批判する気もない。
引退とその背景については静観するのみだ。
が、もう一度言うが、「しゃべりの天才が一人、テレビから消えた」ということについては非常に残念ではある。
僕自身も書いているが、島田紳助の番組はどれも一緒で、企画もマンネリ、自分のお気に入りのタレントを使い回し、自分の好きな沖縄のことばっかり。
番組全体が島田紳助中心で、紳助の好きなように回り、共演者は決して逆らわず、番組制作者も口を出せない状態。
確かに番組としては「うんざり」な状態だった。
が、それを置いても番組内で紳助がアドリブで放つ言葉には”天才だけが持つ輝き”があった。
”頭の回転の速さ”、”言葉のチョイス”、”ちょっとした機転”というのは、やはり才能がなせる業
特に『行列のできる法律相談所』において、ゲストをいじるために放つ言葉の数々
僕はいつも笑うと同時に「うまいな~」「よく一瞬であんな返しができるよな~」「すごいな~」と感心したものだ。
時に鋭く、時に下品に、特に感動へ・・・
どんなに裏が黒かろうと、やはり「笑いを取るしゃべりの技術」にかけては天下一品だった。
うちの韓国人妻も、そのいとこも「日本で一番おもしろいのは島田紳助」と断言してやまなかった。
「頭の良さを感じる」というのも、紳助氏に偏見のない妻の正当な評価だと思う。
どこかの作家が「『行列~』のトークは下品、弱いものをいじって笑いをとるのはいじめにつながる」といったPTAみたいなことを言っていた。
わかってないな・・・・
紳助氏の番組で、紳助氏にいじられる芸人ってものがどんなに・・・・・・・・
紳助氏の引退で、テレビのゴールデンタイムは一新する。
これからは『行列~』も『ヘキサゴン』も『深イイ~』も『紳助社長プロディース』もない。
嫁はチャンネル選びに苦労するだろう。
彼らはもちろん、おもしろいし、番組進行もよどみなく行われるだろう。
しかし、僕がそのコメントの旨さに感心することはないかもしれない。
天才だけが放つことができる輝き
それを発揮できる芸人があらわれるのは いつのことだろうか?
さいなら、師匠