俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

いろんな顔で”がんばれニッポン”

テレビというのは公共の電波を使っている。

ネットが拡大したとはいえ、未だにテレビの影響は大きい。

だからテレビで不謹慎なものを映すことは許されない。

度をすぎた暴力、性描写などは子供に悪影響を与えかねないからだ。

また、最近の視聴者はやや口うるさくなりすぎた感もあり、

仁科明子の顔はもう見たくない」(AC ジャパン)だの
北川景子の手がチンコを触っている」(Asahi くつろぎ仕込み)だの
http://blogs.yahoo.co.jp/yamazy3000/33128780.html

くだらないいいがかりをつける輩も増えている。


そのほかにも「あのCMはいじめを助長する」とか「とにかく不愉快」といったクレームも昔からよく出ているので、最近のCMは当たり障りのないものが実に多い。

しかし、ならばなぜあのCMをOKにしたんだ?と思うのが

EXILEのHIROが出るACジャパンのCM


である。



日本人はあの顔を見て、何も感じなくなってしまったのか?

少なくとも、僕の妻(外国人)はあのCMを、それはそれはいぶかしげに眺めながら

「・・・・・だれ?あれ?」と僕に尋ねた。

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僕が「日本が誇るボーカル&ダンスグループのリーダーだ」と教えると

妻は

「・・・・・なんであんな顔をしてるの?」

と問いかける。

僕「なんでって・・・・生まれつきでしょう?」

妻「なんか・・・・顔が怖い」

僕「顔は・・・・・怖いけど、スターなんだよ」

妻「でも、あんなに片方の眉毛をつり上げなくても・・・」

僕「生まれつきなんだよ」

妻「脅してるみたいだよ」

僕「そんなこと・・・」

妻「因縁つけてるみたいだし」

僕「・・・・いいすぎちゃう?」

妻「お父さんはヤクザなの?」

僕「失礼なことを言うな。」

妻「だって音を消して見たら、カツアケしてるみたいだし」

僕「しょうがないんだよ。」

妻「もっと笑顔で話せばいいのに」

僕「でも笑顔だと不謹慎だって言われかねないし」

妻「だからってあんなに睨みをきかせなくても・・・」

僕「別に睨みを聞かせているわけじゃ・・・」

妻「公共の電波で流していい顔じゃないよ」

僕「でも多くの日本人はかっこいいと思ってるんだよ。たぶん。」

妻「でもコワモテだよ!」

僕「それは薄々わかってるよ。でもみんな黙ってるんだから!」

妻「被災地のおばあちゃんもいぶかしがってるよ!」

僕「そこまで考えなくていいよ!」

妻「『悪役商会の人かね~』って勘違いするよ!」

僕「別に構わないでしょう!」

妻「もっと爽やかな人がCMに出た方がいいよ」

僕「いいんだよ。EXILEは国民的スターなんだから」

妻「あのヤクザの次に出てるサラリーマンのほうがいいよ!」

僕「バーバルはサラリーマンじゃねー!!」

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日本広告機構は絶対にCMづくりをあせってると思う。

ちゃんとしたCM監督を雇って、何テイクも取り直すべきだったのだ。

ただでCMに出てくれるからって、安易に作りすぎた。

「HIROさ~ん、ちょっと表情が硬いですよ~。もっと和やかにいきましょう。もうちょっとこう~・・・上戸さんといるときみたいに~」



日本はEXILEに甘すぎる・・・