最近、気になるCM
それは吉田のアルソックのCM
あれ、おもしろすぎだろ!!
アルソックのCMは前作からかなりイカしていた。
「1、2、3、4、アルソック~。ホームセキュリティーは~アルソック~」
テレビの中で軽やかに踊るオリンピック2大会連続金メダリスト
彼女がどんなに「アルソック体操、流行るといいね!」と言っても、絶対に流行らないだろうことだけは確信できた。
前作のCMの時点で我が韓国人妻は
「この人・・・・・・・男みたい・・・・」と口をぽか~んと開けていた。
韓国ではもっとわかりやすい美人モデル、美人女優、イケメン俳優やコメディアンがCMに出ることが普通であるる。
だからこそ、日本のテレビCMで踊る、コメディアンともつかない筋肉隆々の女の存在が信じられないのである。
いくらオリンピックで金メダルをとったとはいえ、韓国ではCM映えする顔というものをちゃんと判断するのである。
しかし、このALSOKの最新CMを見たときは、さすがに妻も感心した。
一見、地味な吉田の顔だが、
これがまたものすごくおもしろいのである。
無表情であればあるほどシュールでバカバカしく
無表情だからこそ、目からの光線が強烈
無表情だからこそ、顔がサル顔
そしてあの筋肉!
あのポーズ!
あのコスチューム!
おもろすぎるやろ!!
若い女性も、若い男性も、中年層も高年層も狙っていない、まったくターゲットのつかめないCMだが、
だからこそ抜群に面白い。
なんか地方CMのようなレトロで安っぽい哀愁も漂う。
機会があったらぜひ聞いてみたいのだが、
というより、彼女自身は”イロモノ”という自覚があるのだろうか?
ALSOK所属の選手とはいえ、吉田沙保里は日本の宝である。
また、今なお現役の世界女王であり、前人未到のオリンピック3連覇を目指しているオリンピック日本代表の”顔”である。
おそらく日本人選手の中で、ロンドンオリンピックで最も金メダルに近い選手といえるだろう。
なのに何故(なにゆえ)に吉田沙保里は・・・
かつて、オリンピックの日本の顔といえば、谷亮子であった。
谷亮子は決して美人ではなかったが、実績と期待、マスコミへの誠実な対応などから「日本の顔」たりえた。
そして吉田沙保里も谷に劣らぬ実績、真摯な態度、そして不細工さを兼ね備えている。
なのになのに
なぜに吉田沙保里は・・・・あんなCMに真面目に取り組み、そして笑われなければならないのか・・・
妻は未だにアルソックのCMが流れるたびに、テレビに釘付けになる。
吉田はCMタレントとして、ものすごいポテンシャルを秘めているのかもしれない。