俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

吉高由里子は「がんばってます」

最近、気になるCM

それはサントリー『トリス ハイボール』のCM

ドリフのテーマに乗せて

「ト・ト・トリスのハイボ~ル♪」

と奏でる奴である。


あのCMの吉高由里子を見る度に、僕は

吉高さん、お疲れさまですね~


とねぎらいの言葉をかけたくなる。


それほど、このCMの吉高由里子はがんばっている。


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ちなみに、僕が吉高由里子を初めて見たのは映画『蛇とピアス』の制作会見

あの、『蛇と~』といえば、最年少で芥川賞を獲得した金原ひとみの受賞作

僕も「そんなに話題になってるなら・・・」と読んでみたのだが、気持ち悪いヤンキー話に辟易

のちに芥川賞の選考委員でもある石原慎太郎が「おれはピアスだ入れ墨だって話は嫌いだ」と

実にストレートなご感想を述べておられた。

都知事・・・・先に行ってくれよ・・・

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で、その『蛇とピアス』を映画化

あの蜷川監督が撮るというので、ものすごく売れるかと思いきや・・・・・思いっきりスベった・・・・

無名の新人ながら、初主演、しかも濡れ場もあるなど、かなり体当たりの演技が要求される役割

インタビューに答えた吉高は、当時はツーンとした表情の美人で

「芸術のためなら」「脱ぐのがそのシーンにとって自然なら・・・」

と意にも返さない様子だったので、なんとなく鼻についたのを覚えている。


その後、さまざまなCM、ドラマに出たようであるが、

ぼくはどうも吉高由里子の顔が覚えられない。

もちろん、美人だしかわいいんだけど、あまりに普通すぎて、あまりに特徴がない。

どの表情も誰か他の女優さんに似ているような・・・・そんな感じなのである。


日産「ラクティス」のCMでオードリーと競演するも、春日に「吉田さん!」と呼ばれてやっと気づかれる程度。

サントリー『トリス ハイボール』の第一弾CMでも、最初、関根麻里かと思った。


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その存在感のなさを補うためだろうか。

『トリス ハイボール』の最新版は過剰なまでの演技を披露している。

ハイテンションで乾杯したかと思いきや、

アツアツの鍋を食べてリアクション芸人張りの表情を見せたり、

鍋奉行となって厳しい表情で「イエローカード!」

さらにハイボールを飲んでは「うぅまぁ~~!」とおどけてみせるなど、

いろいろな表情をやや過剰気味に見せてくれている。


監督「吉高さん!今度はもっとこう~大げさな感じでお願いしま~す!!」



監督の期待に健気なまでに応えてみせるそのがんばり具合に

「お~お~・・・由里子ちゃんはがんばってるね~」

と親戚のおじさんのような暖かい視線を向けずにいられない

そんな2010年の暮れであった。


吉高由里子の2011年に乾杯!

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