俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

落ちた谷へ・・・

民主党の代表選挙が終わったらしい。

僕はれっきとした民主党のサポーターであり、投票用紙まで持っていたのであるが

結局投票しなかった。

だって、投票したら「その人を支持する」ってことだから。

僕は別にどっちも積極的に支持してるわけでもないし、じゃんけんとかロシアンルーレットで決めてもらっても一向に構わなかった。

夕方、電車から降り、駅を降りたところで菅氏の圧勝を伝える号外を配っていたのだが、

僕の住む東京のはずれの街ではあまり受け取る人は少なかった。

マスコミは連日大騒ぎをしていたが、一般の人って民主党の代表選挙にどれくらい関心を持っていたんだろう?

しかも、「小沢勝利」ならともかく

結果は菅総理続投である。

つまり、今までどおりである。

そんなにセンセーショナルなニュースなんだろうか?

号外を出すほどなのだろうか?


民主党のゴタゴタをニュースにするくらいなら、押尾学の裁判とか、世界柔道の話題を流したほうが、よっぽど数字を取れると思うのだが・・・

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世界柔道で思い出したのだが

今年の世界柔道は実にエキサイティングだった。

結果的に金メダルも10個と過去最高だったが、それ以上に、今までの

レスリングじゃねーんだよ!足ばっかとってんじゃねー!」

「しっかり組んで戦えや!つまんねーんだよ!」

というフラストレーションがなく、すっきりした形で終わるものも多かった。

(延長旗判定も多かったが・・・)

特に女子52キロ級と女子48キロ級の決勝戦は日本人決戦

そして現役世界女王の中村美里福見友子が破れ、新女王が誕生するという結果に。

まさに群雄割拠

日本を制するものは世界を制す。

誰が勝ってもおかしくない、実力者が拮抗した階級

そんな感じになって、オリンピックまで目が離せなくなった。

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女子48キロ級といえば、かつて女王・谷亮子がいた階級である。

オリンピック5度出場の絶対女王

国民的ヒロインと言ってもいい谷亮子は、世界柔道の間・・・・


民主党の代表戦で戦っていた。

当選2ヶ月ほどの超新人議員でありながら、小沢一郎の下でマイクを握って支持を訴え

小沢一郎があいさつ周りをすると聞けば、そのそばを秘書のように寄り添い歩いた。

そんな姿を2週間ばかり見ていた、僕は思うのだ。

こんなことをするために、お前は政治家になったのか?


もちろん、小沢一郎にとってはそうである。

こんなことをさせるために、政治家に推薦したのである。

谷の知名度、好感度を自身のため、そして民主党のために利用しようと谷を呼んだのである。

が、結果としては

「小沢先生ならきっと日本をいい方向に導いてくれる!」と堂々と公言する谷亮子

最高に胡散臭いピエロだった・・・。

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なんか、宗教に引っかかっちゃったみたいな・・・

もう、自分の意思や、政治的な思想(まあ、谷はもともと持ってなかったと思うが)も関係なく

小沢一郎の政治と金の問題(ま、谷はもともと知らないと思うが)も知らん顔

もちろん、「首相がコロコロ変わるのもね~」という大多数の世論なんてのも関係ない。

とにかく小沢一郎を完全肯定して見事に株を下げた。

モノを知らないってのは恐ろしい・・・・・簡単にコロっとだまされちゃうんだよね。

小沢一郎にいいように利用されている谷亮子は、哀れにも見えた・・・

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世界柔道」と「民主党代表選挙」


なんともまあ皮肉な絵である。

神様も意地悪だ。

何も同じ時期にやることはなかろうに。


畳の上で、己が一番強いことを証明しようと、真剣に戦う若き柔道家たち

「自分は”ポスト”谷ではない!自分は谷を引きずり下ろしたんだ!」と公言した者や

「練習量では谷選手に負けない」

「もはや谷選手が戻る余地はない」という声まで聞こえる。


もちろん僕もそう思うのが、谷亮子の引退後の進路が「小沢ガール」というのも・・・・

これまで谷亮子を応援してきた者にとってはなんとも耐え難い・・・


新人ド素人議員ながら、小沢一郎の側近のポジションに立つ谷亮子

忌々しい目で見つめる人もいるからね・・・・・・


おとなしく指導者の道に進みなよ・・・

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