俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

アイスコーヒーは

今朝、セブンイレブンでロックアイスを買って出社した。やっとこの季節がやってきた。アイスコーヒーの季節だ。

僕は安月給且つお小遣い制のサラリーマンなので、毎朝スタバやドトールのコーヒーを買えるほど裕福ではない。缶コーヒーすら毎日は飲めない。だから秋から春にかけてはインスタントコーヒーの王様「NESCAFE GOLD BLEND」を買って会社に持っていき、それを日に2~3杯飲んでいる。これはこれで旨いんだけど、夏になると僕のコーヒーは変わる。ペットボトルのコーヒーになるのだ。これがもう楽しくて楽しくて!もう仕事なんてやってられないのだ。

僕の会社には社員が自由に使える冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット、ウォーターサーバーなんかがあって、僕も10時、12時、3時と、仕事をサボりたい時によく利用している。男性社員でここに入り浸っている人はそう多くないが、節約志向の僕にとってはオアシスだ。

で、アイスコーヒーの季節になると僕は冷蔵庫にペットボトルのアイスコーヒー(『NESCAFE』『Blendy』等)、冷凍庫にはコンビニで買ったロックアイスを忍ばせる(もちろん他の人に取られないようにしっかり名前を書いて!)。で、自前のコーヒー茶碗にロックアイスとコーヒーを入れ、カラカラと音を立てながらいそいそと自分のデスクに戻る。

いいなぁ。この軽やかな音!静かなオフィスに響く高音!これはスタバのコーヒーでも出せないんだよな。紙コップとかプラスチックのコップに細かい四角の氷があってもジャラジャラジャラジャラ安っぽい音しかでないんだよな。これが陶器のコップにロックアイスだとまあ、高貴な音を奏でてくれる。嬉しくて意味もなくコップを揺らしてカラカラと音を立ててしまう。締め切りに追われ、目の血走った同僚がギロッとこっちを睨むが僕の穏やかな気持ちは変わらない。小さい頃おばあちゃんちの縁側で聞いたあの風鈴の音のように・・・あの夏の麦茶の氷のような”からんからん”・・・。

おもむろに冷コーを一口。ああ、美味しいなぁ。なんか・・・優しいんだよな。

スタバとかドトールとか、コーヒー専門店のアイスコーヒーはどうしても熱いコーヒーを氷で薄めたまぬけな味がする。「小さな氷で急速に熱を取ってアイスコーヒーにしました!薄まっちゃってすみません!」という感じの味がする。最初は焦げ臭いような、しばらくすると希釈しすぎたような・・・とにかく間抜けな感じだ。

一方、ペットボトルのコーヒーはちゃんと旨い。急冷したのか、それとも”水出し”なのかはわからないが、ちゃんとコーヒーの味、氷で薄まっていない味がする。しかもなんかまろやかだ。冷たい缶コーヒーともまた違う感じがする。値段を調べてみたら「Blendyボトルコーヒー」は950mlで150円程度。スタバのアイスコーヒーはVenti約710mlで510円から。氷代を考えても僕のコーヒーはスタバの大体四分の1の値段、なのにこのクオリティ・・・ああ、幸せだなぁ。そして何よりこの音!この氷!この陶器のコップ!

からんからん・・・

あ~あ、もうすぐ朝一のコーヒーが終わってしまうなぁ。次に飲むのは昼飯後かなぁ。名残惜しいな~。さあ、部長もこちらを睨み始めたことだし、パソコンのスイッチでも入れようかな~