俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

松岡修造と井村雅代

空回り続きだった松岡修造がホームランを放った。



松岡修造は昨日、シンクロナイズドスイミング中国チームのヘッドコーチの井村雅代を取材



井村といえば長年日本のシンクロナイズドスイミングを引っ張ってきた「日本シンクロ界の母」

その井村が中国チームのコーチを引き受けたというニュースが流れたとき、少なからぬ井村批判が起こった。

何しろ日本チームのすみずみまで知り尽くした人である。

その井村が中国チームに移るということは、日本の情報を売り渡し、日本がとれるはずだったメダルを中国に売り渡すに近い行為


だれもがその理由を知りたがった

表上は「日本で学んだコーチング技術を世界に伝えたい」ということだろうが・・・


しかし、井村へのインタビューも微妙なところで、中国チームの秘密を話すわけにもいかず

取材する側も井村も気を使いながらのインタビューになる




そんな時は、Mr.ストレート、松岡修造である。

この男は細かい計算はできないが、スポーツに真剣な人に対してはとにかくリスペクトをするので選手からはウケがいい。


その松岡が何気なく井村の首にかかっていたネックレスに話を振った。


すると井村は「嫌なことを聞くわねえ」といいながら少し涙ぐんだ。


井村が首にかけていたネックレスは昨年10月に亡くなった母親の形見なのだそうである。


そしてその母親はなんと中国・上海の生まれだったそうである。



日本で培った技術を他の国に伝えること以外に

母親が生まれた国のために、というのもあったのかもしれない



井村はまた少し涙ぐみ「がんばります」と言って去っていった。

ここにもまた一人の侍がいた・・・




そしてその井村のネックレスを見つけ、この話を引き出した松岡修造

この話はまだ他の局は知らない

松岡修造がさがしだした最高のスクープと言えるかもしれない



おそらく他局も後追い取材を始めるだろうが、井村コーチの辛い思い出をほじくりかえすことだけは辞めてほしいものである


がんばれ井村コーチ!

がんばれ中国チーム!

がんばれ日本チーム!

もっと燃えろ!松岡修造!!