俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

B-1グランプリに行って来たーその1

みなさんはこの三連休(9月18日~20日)をどうお過ごしだろうか。

元来、出不精の僕は基本休みがあっても家でゴロゴロしていることが多い。

それもまた人生だと思うのだが、さすがに37歳にもなって、いつも一人、部屋でゴロゴロしているビールっ腹のおっさんというのも哀しいものがある。

週末やこうした連休前は、いつも「やっと休みだ!有意義に使うぞ!」と思うのだが、気がつくと日曜の夜までダラダラと無駄に過ごしてしまい、後悔することが多い。

そこで僕はこの三連休のうち、1日ぐらいはお出かけをすることにした。

で、選んだのが「B-1グランプリ in 厚木」なのである。


なぜ僕がB-1を選んだかというと、まず何より僕が普段からB級メニューに慣れ親しんであることが大きい。

ヤキソバ、餃子、ラーメン、牛丼、お好み焼き・・・・こういったものをビールで流し込むのが大好き!

特に金曜の夜、仕事が終わった帰りに、スーパーのお惣菜コーナーで値引きされたヤキソバや餃子なんかを買ってきて、シャワー上がりにビールで流し込む時の幸せと言ったらない!


逆に、普段からこういったジャンクなものばかり食べているもんで、高い料理の味が全く分からない。

エビ、かには食べられるけど、テレビのグルメレポーターらが「うゎ~~!!うっまあ~~!!」と目をむき出して感激するのがわからない。

マツタケもフォアグラもトリュフもたぶんわからないと思う。

テーブルの上に、伊勢えびとタラバガ二と松茸と鳥の唐揚げが乗ってたら、迷わず鳥の唐揚げに手を出すだろう。

そんな僕だから、富士宮ヤキソバやら横手ヤキソバやらがテレビや雑誌で出てくるのを見て、ずっと食べたいと思っていた。

今回は5回目にして初の首都圏開催だし、厚木はほぼ地元で土地勘もある。

大混雑が予想されるが、とにかく行くことに意義がある。

僕は「週末引きこもり」から脱出するため、「有意義な連休を過ごした」と職場の人に言えるために

思い腰を上げ、一人厚木へと向かうことにした。
(ちなみに友だちを誘ったら無残にも断られてしまった。)

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ちなみに朝、テレビのワイドショーを見ていたら、ちょうど「B-1グランプリ」の実況をしていて、8時の時点で大行列ができてると知り、げんなりしてしまった。

基本”一人大好き”な僕にとって、人ごみは天敵なのだ。

僕は人がたくさんいるところに長時間いると、頭がフラフラになってしまう。

そこでかばんにバファリンを忍ばせ、家を出た。

新宿から小田急線に乗る。

僕は帰省するときいつもこの電車を使うので慣れている。

今日はB-1があるので超満員かと思いきや、10時前の時点ではガラガラで、座ることもできた。


ちなみに小田急線には、各駅停車しか停まらない「厚木駅」と、特急ロマンスカーも停車する「本厚木駅」がある。

地元の人は「厚木で遊ぼう!」と言えば、それは”本厚木駅”のことを指すのだということがわかるのだが、遠くから来た人にはわからない。

そこで小田急も今日だけは特別放送。

「B-1グランプリへお越しのお客様は、最寄り駅は”本厚木駅”駅です。厚木駅ではございませんので~」

ちなみに車窓から外を見ると、厚木駅では観客ゼロの「案山子祭り」をやっていた・・・

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10時半、本厚木駅に到着。

会場は駅を出て左に5分ほど行った「第一会場」と、駅から15分ほど歩いた「第二会場」がある。

好きな人は両方行くのだろうが、僕は根性なしなので、第二会場一つに絞ることにした。

第二会場までの道のりを一人、トボトボ歩く。これが結構駅から遠い。

しかも今日はものすごく日差しが強く、暑い・・・・

幸いなのは、意外に人がバラけていること。

花火大会とかお花見だと、動けないくらい人が集まってしまうのだが、初日の午前だからか、意外に静かな立ち上がりだ。


会場に着くと、これがまたものすごい人だかり。

どこもすごい行列ができている。

僕は行列も苦手なのだが、やはりB-1に来たからには「横手やきそば」「富士宮やきそば」「厚木シロコロホルモン」のどれかは食べたい。

しかたなく100円券×10枚の金券を2冊買って、「横手やきそば」の列に並んだ。

これがまた地獄だった・・・。

11時に並んだのだが、まさかの1時間半待ち。

炎天下の下、ひたすら列が進むのを待った。

家族や仲間で来ていれば、交代で並んてジュースを買いに行ったり、トイレに行ったりできるのだが、僕は一人で来てしまった。

途中何度もくじけそうになりながらも、「ここまで並んだのだから・・・」と自分を奮い立たせた。

そんな中でも富士宮やきそばは開店2時間で売り切れ、シロコロホルモンも一時販売ストップがかかるなど、
”殿堂入り”したB-1グルメはさすがの人気を誇っていた。

そして12時30分、300円券を払って、ようやく横手やきそばを1パック、ゲットしたのである。


僕は張り切って朝飯を抜いてきたので、今日最初の食事。

もう腹が減りすぎて、ぺヤング・ソースヤキソバを食っても「ウマイ!!」と唸りそうな状態で食べた横手やきそばは・・・・

ふ~ん・・・・・・・・なんか・・・・普通だね・・・


もちろん、まずくはない。

普通にうまい。

が、特に普通のやきそばと違いがわからないというか・・・・

スーパーで売ってる3パック100円の蒸しやきそばを、お母さんが作ってくれたらこんな感じになるんじゃ・・・

少なくとも1時間半、並んで買うような代物ではない・・・。

なんだか・・・・・がっかりなのである。


B級グルメってこんなものなのか?
(続く)

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