最近、気になるCM
それは『パチンコCR 中森明菜』のCM
これは悲しい・・・
特に、全盛期の中森明菜を知ってる者にとっては・・・
僕は少年時代から、それはそれはませた子供だった。
僕は毎晩寝るとき、いつも彼女らと恋人同士になっている妄想をしながら布団の中で悶々としていた。
まだ、一人エッチのやり方も知らない年頃である。
それなのに、僕は三人のアイドルと同時に付き合っていたのだ(もちろん妄想の中で)。
で、ハグしたりキスしたりする映像を、頭の中で無理矢理作って、それはそれはホクホク顔で眠りについていた。
ある時なんて、三人同時に付き合っていることがバレてしまい、僕は誰か一人を選ばなければならないという選択迫られた。
僕は焦った。
みんながみんな、とても魅力的で選ぼうにも選べない。
悩みに悩んで一週間。
と言いながら、謝っていた。
いやはや
今、思い起こすと、なんとも都合のいい妄想である。
そんなもので二股、三股をかけていた女性が納得してくれたら、人生はなんとチョロイものだろう?
しかし小学生の僕にそんなことがわかるはずもなく、僕は中森明菜との恋に邁進していったのである。

そんな僕だからこそ、中森明菜がマッチのマンションで手首を切って自殺を図ろうとしたというニュースを聞いたときのショックは計り知れなかった。
「あんなに(僕と)愛し合っていたのに・・・」となんだか裏切られた気がして、それからはおニャン子クラブに乗り換えた。
しかし、恋愛対象であることを抜かしても、当時の中森明菜はすごかったのである。
歌謡会の女王の座をほしいままにしていたのである。
”元祖ツンデレ”とでも言おうか?
80年代当時のアイドルは、すっぴんや変顔を見せることはもちろん、本音を語ったり毒を吐いたりすることはなかった。
体を張ったり恋愛話をしたり芸人にいじられたりすることもなかった。
神聖にして犯さざる存在だったのである。
アイドルはどんな時でもひたすら媚びを売り、笑顔を振りまくのが仕事だった。
そんな中、中森明菜は常に、どこか陰があって、近づきがたいオーラがあった。
当時10代だったが、歌う姿はいつもツーンとしていて、不良っぽくて、大人びていた。
存在感があって、格好良かったのである。
周りの大人も中森明菜に対しては、やや接しにくさを感じてるようだった。

さらにヒット曲も多かった。
当時は歌番組も多かったとはいえ、それにしても中森明菜の曲は今でもよく覚えている。
「スローモーション」「少女A」「セカンドラブ」「1/2の神話」「禁句」「サンドベージュ」「北ウィング」「飾りじゃないのよ涙は」「ミ・アモーレ」「難破船」「Desire]「タンゴ・ノアール」「ジプシー・クイーン」などなど
僕的には初期の頃の曲より、少し脂が乗ってきた頃の曲(「Desire」や「タンゴ・ノアール」「タトゥー」なんか)が好き。
Youtubeで見ていたら止まらなくなってしまった・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=UuMV3J5cHP4
(この時18歳!)
http://www.youtube.com/watch?v=C89XBcvvm2Q
(この時20歳!)
http://www.youtube.com/watch?v=Q6dpnzbHm90
(この時21歳!!)
http://www.youtube.com/watch?v=0USz76nhFsA&feature=related
(この時22歳!!!)
(この時18歳!)
http://www.youtube.com/watch?v=C89XBcvvm2Q
(この時20歳!)
http://www.youtube.com/watch?v=Q6dpnzbHm90
(この時21歳!!)
http://www.youtube.com/watch?v=0USz76nhFsA&feature=related
(この時22歳!!!)
また、社会人になって初めて一人で海外旅行をしようと飛行機に乗り、何気なく機内の音楽放送を聞いていたらあの『北ウイング』が流れて鳥肌が立ったことがある。
「き、北ウイングって・・・・・成田空港のことか!!知らなかった・・・」
「今聞くと、なんともレトロで旅情をそそる・・・・いい曲だ・・・・・知らずに聞いてたな・・・」

このまま、中森明菜の時代が永遠に続くと思われたのだが・・・
松田聖子にもなれなかった。
頬がこけ、体はやつれ、肌は病気のように白かった。
そして名曲『スローモーション』を歌っても
声は低く、声量もなく、音程すらずれていた。
あの、中森明菜がである。
歌謡会の女王が、である。
明らかに、ブランクがある。
歌いなれていない感じだ。
テレビに出ていない間、アーティスト活動もしていなかったようにも見える。
このパチンコ台の記者会見に出た中森明奈は
「輝いていた時代の明奈ちゃんを見てください」
と自虐的に語っていたが・・・
痛い・・・・・痛すぎるよ明奈ちゃん・・・
頭髪も後退しているし、顔もガイコツみたいだし、鼻も上も向いちゃって、整形崩れのマイケルジャクソンみたいだし・・・・おっぱいも垂れちゃって・・・
インタビューも最初から最後まで・・・自虐的で・・・・・
明菜ちゃん・・・・・・やばい薬ヤッてないよね?

未だに若々しいルックス、愛らしいキャラクター
そして歌を歌わせれば聞いている人をうならせるパフォーマンス
中森明菜には、こんな感じに年を重ねてほしかったのだが・・・
なんとも切ない気持ちになる今日このごろだった・・・