俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

250円弁当

今日はお婆ちゃんの原宿、巣鴨での仕事。

ちょうど昼時だったので弁当を買うことにした。

実は巣鴨には250円で買える弁当屋がある。

量はやや少なめだが、種類も多いし、100円のサイドメニューも充実しているので合わせて買えば350円で満足感は得られる。

普段、昼飯をワンコインで済ましている俺にとっては150円も節約できる有り難い店だ。

問題は食べるところだ。

一人弁当を持って歩くうちに公園を発見する。

ここで食べることにしよう。

よく見るとあたりには背広を来た同志たちがたくさんいる。

なぜかみんな哀愁を帯びているのがおもしろい。

背景の桜がまた哀愁を際立たせる。

食べているものは、パンと缶コーヒーとか、おにぎりとお茶とか、カップ焼きそばとコーヒーとか、正直、他の人とは食べたくないようなものが多い。

経済的な同志が多いのだ。
それに比べれば俺のお昼は250円とはいえ、弁当の体裁をとっている。しかもサイドメニュー付き。

少し優越感に浸りながらかばんからあるものを取り出す。

エビアンの空のペットボトルに入れてきた麦茶。

本日も男前であります。