ショッキングなタイトルですみません。
ま、ジョークだと思って聞いてください。
伊調姉妹がそろって引退を発表した。
姉、千春は確かに怪我や不調、減量苦などが重なり、前回のアテネオリンピックから4年間、辛い日々を過ごしてきた。
そしてやっと掴んだ代表の座。
姉妹そろっての金メダルを目指して気力を振り絞った。
しかし、最後はとうとう力尽きた。
完敗だった。
このクラスでは、伊調千春が世界のトップになることは簡単ではない。
そして今回のオリンピックで完全燃焼宣言
見事である。
キレイな引き際だと思う。
お疲れ様と言って、笑顔で見送ってあげたい。
しかし、伊調馨である。
実は前から、この娘は変だと思っていた。
まず、自分の試合の前日、姉・千春が銀メダルに終わると、戦意を喪失してしまったという。
「目標は千春と一緒に金メダルだった。私一人なら戦う意味がない」「戦うのをやめようと思った」といったとか。
ふつう、「姉の分も私ががんばる」とか思わないか?
そして姉に励まされ試合に出場。見事に金メダルをとるも、
金メダルをとったあとのコメントが8割、姉・千春に関するもの
「千春がいなかったら・・・」
「千春のおかげで・・・」
「千春といっしょに・・・」
もちろん、美しい姉妹愛だとは思うけど
もう少し”自分”というものがあってもいいような気がするのだが。
そして姉・千春が「もうシューズをはくことはないと思う」と引退を示唆
これはファンから見ても「そうか。そう決心したんだね。お疲れ様。感動をありがとう」といってあげたいもの
しかし妹・馨の「千春がいなくなったら、何を目標にしていけばいいかわからない」発言
仮に「姉を超えることが目標です!」っていう状況ならまだしも、そうではない。(妹・馨のほうが成績は常に上だった)
「千春が一段落というなら、私も」
「千春がいなくなって、独りで戦うわけにはいかない」
「一人で戦ってもつまらない」って
どんだけ甘えん坊やねん!
しかもこれがレスリングの金メダリスト、世界最強であるはずの女のセリフなのだから情けなくて涙が出てくる。
コーチ陣も含め、周囲の人は説得に当たっているという。
あの才能、そしてロンドンオリンピックでもまだ28歳という若さ
しかし本人の意志は固いという。
想像を超えた姉妹愛・・・といえば聞こえはいいのだが
度を超えた甘えん坊にも見えなくもない。
いい加減、独り立ちせえよ、馨(と、千春がいってやってほしい)
伊調馨が人生を降りる時
それは
姉・千春が結婚するときかもしれない。