オリンピック日本選手団団長が星野JAPANを批判した。
「野球だけ特別待遇」「オリンピックはそんなに甘いもんじゃない」
しかし、もともとプロ野球選手はオリンピックに出る必要もなければ、オリンピックに出ることへの憧れもない。
所属チームにとっても、チームのファンにとってもオリンピックに出ることにさほどメリットはない。
所属チームのペナントレースに出ていたほうがファンのためでもあり、自分のためでもある。
事実、ダルビッシュはオリンピック日本代表に選ばれた直後、同様のことをテレビのインタビューで答えていた。(インタビューの最後は”徐々に日本代表の誇りのようなものが芽生えてきた”みたいにまとめていたが)
だからメジャーリーガーはオリンピックに出ない。
もっと言えば、メジャーリーガーはWBCにもほとんど出ない。
プロ野球選手はぎりぎりまでペナントレースに参加し、直前にオリンピックチームに合流、できるだけ怪我をしないプレーを心がける。
星野JAPANは特別なのである。選手の年棒だって、他のオリンピック選手とは桁違い。
選手村に入る必要も感じないし、ほかの競技の選手と団結したり、心を合わせる必要も感じないだろう。
大事なことは怪我をしないこと。
金にならないオリンピックで怪我をして、ペナントレースを棒にふるなんて本末転倒なのである。
もともとアトランタ以前は、アマチュア選手が中心だった。
それがあれよあれよという間に、プロの選手が担ぎ出される形でオリンピックに参加することになった。
彼らの中に「出てやっている感」があっても不思議ではない。
もともと出る必要のないオリンピックなのだから。
だから日本選手団の団長がギャーギャー言っても「そんなのカンケーねえ」のだ。
今回、メダルを逃し、選手として評価を落としたことについては想定外だったろう
本人にしたら「出なきゃよかった」という感じもあるかもしれない。
でも、他のオリンピック選手と違い、オリンピックは一時のサービス。
彼らにはペナントレースが待っている。
GG佐藤なんかは、逆にペナントレースでがんばれば「オリンピックの悔しさをバネに・・・」なんてコピーまでついてしまって商売繁盛
ちなみに「オリンピック直前の寄せ集めでもプロ野球選手に出てもらう」のと、「大学生や社会人野球の選手を集めて長期合宿をさせ、選手村に入れ、オリンピックに出場させる」
あなたなら、どっち??