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ホームレスのサッカー世界選手権

(記事)

 ホームレスによるサッカー世界選手権「ホームレス・ワールドカップ(Homeless World Cup)」が12月に、オーストラリアのメルボルン(Melbourne)で開催される。今年は前回優勝国のスコットランドはじめ、紛争の続くアフガニスタン東ティモールコートジボワールなど世界50か国・地域の代表チームが出場する。

 開催地のメルボルンでは、アルコール依存症精神疾患、薬物中毒などといった問題を抱えた地元チームの選手たちが、大会に向けて毎週懸命に練習を続けている。代表チーム「Street Socceroos」のGeorge Halkias監督によると、2003年にオーストリアで第1回大会が開催されて以来、ホームレスW杯は回を重ねるごとに規模が大きくなっている。W杯に参加することは、ホームレスの人たちが自尊心を持つきっかけになるという。

(こっからは創作)

日本代表チームは、全国503市町村の駅、川、公園などに住む1万6千人の中から立候補してきた8名。

キャプテンのA氏は5年前から上野を拠点に路上生活を営む28歳。
「ワールドカップに出るのが子供の頃からの夢だった」という。
大学ではサッカーサークルで汗を流す傍ら麻雀にはまり、借金を重ねた末にサラリーマン金融からお金を借り逃亡。後に自己破産した。
本来ならサッカーなどやっている場合ではないはずなのだが生来の楽天家で「今日が楽しければそれでいい」という精神を貫いている。
まだ若いA氏は日雇いの仕事などで14万円の月収入があるが、うち4万円は野良犬・野良猫の餌代に費やし、お酒やカラオケもたしなむという。
しかしA氏はホームレスの中でも例外中の例外。

他のメンバーは一様に「Aが飯をくれると言ったから」と集まった理由を述べている。
メンバーの1人B氏は雑誌「ビッグイシュー」を売る仕事で月収4万円。
とてもオーストラリアに行く費用は捻出できないという。

A氏は「俺たちは日本代表なんだから、JFAあたりが渡航費用を出すべきだ」と2ちゃんねる掲示板に訴えたが、現在までのところ川渕キャップからの返事はない。
「日本はホームレスに対する支援で世界から遅れを取っている」
A氏はJFAに対し、ホームレスサッカー日本代表を支援し、メルボルン大会へ出場させる署名活動を開始したが、ホームレスの多くは「そんな金があるなら炊き出しの回数を増やせ」と訴えているという。

 

以上、超フェイクニュースでした。