俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学

先日、Youtube

『インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学』(ゲーリー・ウィルソン著)

の要約動画をいくつか観た。

これがもう・・・なんとも嫌んなっちゃう内容だった。

と、同時にいろいろな思いが浮かんできた。それは

・俺は実際にポルノ中毒なのか?

・アラフィフの俺がこれからポルノ断ちをすることに意味があるか

・ポルノ中毒が引き起こすと言われる問題はそもそも自分の性格が起因していないか?

・性欲の対象がポルノから現実の女性に向くことは、今の自分にとって必要なことなのか・・・

・それで本当に性欲がごまかせるのか?

・性欲がなくなることや禁欲は人類にとって良いことなのか?

ということだった

 

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本の内容を簡単に説明すると

”ネットでエロ動画ばっか見ていると頭がおかしくなるよ”

”エロ動画断ちをすると良いこといっぱいあるよ”

ってな感じ。

 

具体的にはネットでエロ動画ばっかり見てると

・鬱症状、不安、集中力低下

・より極端な刺激を求めるようになり、現実の女性では興奮しなくなる

 →現実の女性とのS〇Xに興味がなくなる

 →現実の女性の価値を低く見るようになる

・性欲低下、ED(勃起不全)

みたいな症状が出るという。

そしてエロ動画断ちをすれば

・鬱の症状軽減

・自尊心

・コミュニケーション障害の改善

・ユーモアのセンス向上

・活力向上

・集中力改善、記憶力向上

・自制心の向上

・男性機能の向上

といったメリットがあるという。

だから

・あらゆるデバイスからポルノを削除、広告ブロッカーを導入

・部屋の模様替え、配置換え

・スポーツや冷水シャワーなどで気持ちをごまかす

・セラビー、支援グループ、医療機関の利用

・日記、瞑想

・自然に触れる、趣味を持つ、人生の目的を見つける

・ストレスをためず、何度もチャレンジ

などを導入してオナ禁をしよう、ってな内容だ。

 

ちなみに俺は・・・まあ・・・自覚はある。

アラフィフになった今でも毎日のようにネットのエロ動画を観てるし、元気に自家発電している。結婚して子供もいるというのに・・・。

そしてそれについてずっと悩んでいたのも確かだ。

学生時代はレンタルビデオ屋で毎週借りていたのだが、1週間レンタルが1本400円。

それを毎週2本ずつだから週に800円。一か月3200円、1年で4万円以上の出費になる。

学生時代だけでも16万円、結婚するまで15年以上は続けていたから250万円以上か。

もしこれを当時から投資信託にでも使っていたら、今こんな苦労はしていなかっただろうな。(ま、当時は投資信託のことなんて全く知らなかったし、将来のこともちゃんと考えていなかったのだが・・・)

 

今でも毎日1時間~2時間、動画探しや自家発電に費やしているのだが、もしこの時間を勉強とか読書とかに費やせたらとどんなにキャリアップにつながっていたかと思うこともある。

 社会人になってからだけでも四半世紀×365日×1.5時間=13687.5時間

ほぉ~・・・自分でもヒクくらい時間を無駄にしているな・・・

 

ま、1日全く無駄な時間を使わずに過ごしている人のほうが稀で

ほとんどの人間は収入にもスキルアップにもつながらないマンガ、ゲーム、飲み会、SNSなんかにも時間を費やしている。

それが普通だ。

 

んで、これからが肝心な問題で、この本についての自分の疑問に対する答えなのだが

・俺は実際にポルノ中毒なのか?

→俺は毎日のようにエロ動画を観て自家発電しているが幸い勃起不全ではないし、鬱症状といったものもない。家族を養えるだけの十分な収入がないので毎日不安ではあるけれど、仕事の活力もあるし、毎日家族と幸せに暮らしている。

・アラフィフの俺がこれからポルノ断ちをすることに意味があるか

・ポルノ中毒が引き起こすと言われる問題はそもそも自分の性格が起因していないか?

・性欲の対象がポルノから現実の女性に向くことは、今の自分にとって必要なことなのか・・

→この性格で50年近く生きてきた俺が、ポルノ断ちで急にコミュニケーション能力が上がって、積極的に人に話しかけるようになり、人生が前向きになって成功に向かっていく、なんてことがありうるだろうか?人見知りな性格はオ〇ニーを覚える前からだし、学生時代から性格も暗くてひねくれてて友達は少なかったし・・・

→現実の女性にどんどん興味を持つようになって浮気に走ったりする

なんてことになったら俺にとっては却って悪影響ではないか?

・それで本当に性欲がごまかせるのか?

→まあ、オ〇ニーしたくなったら運動したり20分程度他のことをすると性欲がごまかせるなんてのはなんとなくわかるんだが、オナ禁を達成するために”趣味を持つ”、”人生の目的を見つける”なんて言われるともう・・・宗教だね。

 そもそも「趣味を持ちなさい」って言われてすぐに持てるもんなのか?人は。

「人生の目的を見つけなさい」って、インターネットポルノ関係なく難しくないか?

趣味とか人生の目的を見つけて、それに夢中になればオ〇ニーのことを考えることもなくなる、って・・・いやいや、すでに趣味や人生の目的持っている人でもねぇ・・・

そして最後に

・性欲がなくなることや禁欲は人類にとって良いことなのか?

→まあこの本の言いたいことは「ポルノを捨てれば現実の女性とも交流するようになる」だから「ポルノを捨て、現実の女性と交わえ」ということだと思うのだが、ポルノ断ちをしてもすぐにパートナーが見つかるものではない。むしろHできる相手が見つからないからみんなポルノで済ませているのだと思うのだが。

 それにどこかのウィメンズクリニックの先生が「禁欲は不妊の原因になる。」「古い精子が新しい精子の生成に悪影響」「だから自慰行為でもいいから3日に1度は射精したほうがいい」と言っていた気がする。

 つまり

中毒にならない適度に射精はしつつ、現実の女性と交わう道または活力向上の道を探すのがベスト

のような気がするんだけどな。

 

 まあ幸い今のところ俺は「中毒」というレベルではなさそうだし、鬱や勃起不全の症状もない。

 検索時間がもったいないと感じることはあるが、寝る前にルーティーンにさえなっているので、これがないと不眠やストレスになったりする。

 エロ動画はむしろ”生きる活力”であり、”リラックス効果”があるので精神を安定させて実生活をうまく回す機能がある。

 そうアラフィフのおじさんは結論付けるのであった。