先日、『有吉の壁』(日本テレビ系列)を見ていた時のこと。芸人さんが黒い皮のソファだけが置いてあるコンクリート打ちっぱなしの狭い部屋を見つけてそこでジャミロクワイのVirtual InsanityiのPVの真似をしていた。すると司会の有吉さんは「古いよ!もう30年前だよ!」と言って大笑いしていたのである。
”え?古い?”
僕は一瞬戸惑ってしまった。確かにあのPVが流行ったのは僕が大学生の頃、1996年だから25年前だ。
25年前のものを”そんな昔じゃないだろ?””ちょっと前のことだろ?”と捉えている自分に愕然としたのである。
僕は今年48歳の年男。アラフィフだ。
僕が小学校の高学年の時に聴いていたのは近藤真彦、シブがき隊、イモ欽トリオ、風見しんご、おニャン子クラブ、とんねるず、といった感じ。
「ザ・ベストテン」「ザ・トップテン」「夜のヒットスタジオ」なんかも見ていたので80年代の曲はよく聞いていたな。
この時聴いていた曲は確かに「古い」
中学・高校の時に聴いていたのはHOUND DOG、とんねるず、久保田利伸、布袋寅泰、チェッカーズ、吉川晃司なんかだから・・・これらも今聴くとやっぱり古い。
大学に入ったのが1993年だから小室ファミリー全盛期。あとミスチル、ウルフルズ、シャ乱Qなんかが出てきた。
ここら辺になるとだんだん怪しくなる。つまり僕の中で「え?古い?」みたいな反応をするようになってしまう。
80年代までは小学生、中学生、高校生だったので、学生生活と紐づけされて音楽を覚えていた。つまり「学生時代の曲」=「古い曲」と自分でも認識できる。
だが、90年代は社会人になったので、なんとなく”社会に出てから知った曲”というカテゴリー、つまり「最近の曲」なのだ。
よくよく調べてみると「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAP!」で観たものあたりからだんだんと怪しくなっている。割と熱心にあの番組を観ていたので記憶が鮮明なのだ。
そういえば僕は昔から「歌を真剣に聞きすぎる」きらいがある。
子どもの時は雑誌『明星』の付録についていた「Yong Song」という冊子(歌詞本)を熱心に見ていたし、音楽番組は録画をし、これまた歌詞とパフォーマンスをしっかり見ながら聴いていた。音楽が映像として記憶の中に残っている。だから25年くらい前の曲でも「ちょっと前の曲だよね?高校生は知らないかな?」なんて頓珍漢なことを言ってしまう。ジャミロクワイなんて今は20代でも知らないだろう。
で2000年代、2010年代は仕事が忙しくて家にいる時間が少なかったこともあり、あまり熱心に音楽を聴いていなかった。それでいつ頃の曲か記憶があいまいになり、結局「ちょっと前の曲だよね?高校生は知らないかな?」グループに全部入れてしまっているのである。
現在2021年。
2019年以降の曲(”ネットで話題!”なんて曲は全部)は僕の中では最新ヒット曲
2018~2015年が「最近の曲」、
2015年~2010年を「ちょっと前」、
2000年~2010年を「ちょっと前、高校生は知らないかな?」にカテゴリー分けしようと思う。
ちなみに2000年はモーニング娘が「LOVEマシーン」を歌い、SMAPが「ライオンハート」を歌い、「TSUNAMI」「桜坂」がヒットした年だそうです。
ん~最近だな・・・