俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

抱かれたい男・谷原章介

小室圭さんと秋篠宮家の長女・眞子さんの結婚に関するネットの声について、「めざまし8」(フジテレビ系)のMC谷原章介氏は

「特権階級だとか優遇されているんじゃないかとか国民の税金でっていう声もあったり」「それもとても分かるんですが、個人的に思うのは天皇家というのは個人の財産の所有というのは認められていなくて投票権もなくて職業の自由も住居を選択する自由も移動の自由も何の自由もないものをすべて僕たち国民の気持ちに寄り添い、すごく温かい気持ちでいつもいつも僕たちのことを思って下さっていると僕は信じているんです」「そういった献身、個人の犠牲のもとで成り立っているこの皇室制度を僕たちもあらためて、メディアも通してですけど、メディアも含めてですけれども、もう1回、どう国民が皇室に寄り添って敬愛し、この制度をどうあるべきなのか、どう維持するのか、考えさせられるいいきっかけになったんじゃないのかなと今回の結婚で思いました」

と述べた。

そして僕は思った。「この人・・・見た目だけじゃなくて中身も男前やなぁ~」

めざまし8』谷原章介に非難ごうごう! 天気予報の解説遮り「超邪魔」「テレビ消したくなる」(2021/04/21 16:17)|サイゾーウーマン

僕は眞子様が公務でボリビア、ペルー、パラグアイなどの南米諸国を訪問しているYoutube動画を夜な夜な観るくらいファンなので、今回の結婚相手の騒動についてはなんとも言えない気持であった。加えて眞子様や皇室すら無遠慮に叩くネットの声に心を痛めていた。僕は別に右翼でも皇室の熱烈な支持者でもないが、皇族の人ってすごいよな、とてもじゃないけど自分にはできないよ、と思いながら見てきた。

皇族として生まれ、生まれながらにいろいろなことが制限される人生、人に見られ、品よく生きることを義務付けられた人生。もちろん色々なところを守られてはいるけれど、人権もなく、公務だけはたっぷり与えられる。

実業家の西村ひろゆきさんも言っていたが、「生まれてから死ぬまでずっと皇族を演じなければならない人生」。僕には絶対に無理だ。耐えられない。

眞子様は2015年くらいから一人で海外での公務をこなすことも多かった。もう充分。だから眞子さんにはこれから幸せになってほしい。これからもネットの声やマスコミの目にストレスを抱くこともあるかもしれないが、心穏やかに健やかに過ごしてほしい。

僕が海外の富豪や王族だったら守ってあげられたのに、なんてありえもしない妄想をしているときに、谷原さんは冒頭のように言ってくれたのだ。

 

僕が谷原章介さんのことを知ったのは映画『ハンサムスーツ』からだったか。

『ハンサムスーツ』 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

日本映画「ハンサム☆スーツ」予告編 - YouTube

さわやかで高身長、長髪の育ちの良い坊ちゃん風。しかも声も低くてかっこいい。一見いけ好かない感じのイケメンだったが、不思議と嫌味の無い人だった。

昔から見た目にコンプレックスを抱いていた僕は、モデル体型のイケメンには即座に嫉妬し、悪態をついていたのだが、谷原さんには昔からそういう感情をいだかなかった。『ちびまる子ちゃん』に出てくる花輪君のイメージに近いといったらいいか、そのさわやかイケメンぶりがちょっと笑えてくるという不思議。バラエティ番組のMCで見せる気さくな一面にちょっとギャップ萌えしたりもした。

そして僕の谷原さんの評価が確固たるものになったのは、バツイチ子持ちのワケアリ女性と結婚し、さらにその後5人の子をもうけ、6児の子煩悩な父になったことだ。なんという男気!なんという的中率!

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その後も谷原さんはドラマや映画など俳優業はもちろん、『王様のブランチ』(TBS)、『アタックチャンス』(朝日放送)、「めざまし8」などの司会でも大活躍。MCとしての谷原さんは品が良く、声に重厚感がある。なのに重すぎない。適度にチャラく、なのにさわやか。ファッション、歴史、音楽、アニメ、スポーツなど多趣味で、ポップな話題から大家族人情ものまで語れるし、若い女性タレント・モデルはもちろん、知識人、一般人との絡みもお手の物。もはや谷原無双状態である。(だから小倉智昭さんの後番組のMCを任されたのであろうが)。

正直、谷原さんは俳優としてもMCとしても売れっ子なので本来なら好感度を守っても良かった。ニュースやワイドショーで余計なコメントを出せば当然ネットで叩かれてしまうのだから、「めざまし8」の司会なんて引き受けなくても良かったし、そこでわざわざ私見を述べる必要はなかった。

しかし正義感の強い谷原さんは「事なかれ」を良しとしなかった。熱い男なのである。だからネットの声に一言言わずにはいられなかったのだろう。でもその言い方は実にクールで、カッコいい。谷原さんは眞子さんや皇室を一方的に擁護したわけではない。ネットの声に自制を促しつつ、「皇室制度を考えるいいきっかけになった」と結んだ。だれも否定しないし、傷つけない。優しさの塊。男前の塊。

僕は芸人でもないし、そっち系でもないのだが、谷原さんなら抱かれてもいいと思ったな。それくらい見た目も中身も男前。参っちゃうよな。こんだけ差をつけられると。でもやっぱり谷原さんはサイコーなのであった。