俺よ、男前たれ

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口の中フェチ?

水曜日のダウンタウン』(TBS系列)で始まったクロちゃんのシリーズ企画「Monster Love」。僕はこのクロちゃんのシリーズがリアルに嫌いで、第1弾「Monster house」、第2弾「Monster Idle」ともにコーナーが始まるとチャンネルを変えていたのだが、今回も早々に「面白くなさそう」と断定。今後もクロちゃんのコーナーはスキップして観ることになる。ちなみ第1回放送では自身が”口の中フェチ”であることを告白し、女性に食べ物を食べさせてその口の中を覗き見るという変態行為でSNS上をざわつかせたのだが、そういえば僕も最近ある女性の口の中ばかり観ている気がする。

水曜日のダウンタウン クロちゃん企画モンスターラブ1話 面白い&キモいシーンまとめ

その女性の名は阿波連さん。

僕は最近、中国語の勉強を独学で始めたのであるが彼女がYoutube上に公開している中国語の発音の動画を毎日観ているのである。中国語はとにかく発音が難しい。今の若い子たちだったら、耳で聞いてすぐにマネしてコミュニケーションを始めちゃうんだろうが、来年50になる昭和のおじさんは昔ながらの勉強法でないとしっくりこないのだ。つまり、一音一音の発音の仕方を覚えて、書いてある単語を読めるようになって、ちょっとずつ語彙を増やしていって・・・という積み上げ式の勉強法だ。僕は中学校の時、こうして地道に英語を勉強していたのだ。こんな勉強法は今は「つまらない!」「話せるようにならない!」と否定されるのだろうが、勉強している本人が「こっちのほうがしっくりくる」のだからしょうがない。

阿波連さんは「口の中の動きまで公開しているのはこの動画だけ!」と自ら言っているので、中国語の発音の習得のためなら自分の口の中をじっくり見てもらって構わない、という覚悟なのだろう。

でも悲しいかな、若くてきれいな阿波連さんの顔を、おじさんは最初、正視できなかったのである。なんか気恥ずかしくて。でも中国語の発音を身に付けるためには恥ずかしさを克服しなければならない。「大丈夫、阿波連先生からは見えてない!」と自分に言い聞かせて、阿波連さんの唇の形、動き、その中の舌の動き、歯の動きなどを観ているのだが、つい「唇の先っちょだけ赤くなってるのはどうしたんだろう?ちょっと乾燥してるのかな?」と関係ないところまで気になってしまう。

いかんいかん、まじめにやらなくてはと繰り返し動画を観てみる。「an」と「ang」の違いは、「an」は最後に舌を歯茎につけて口を閉じるようにする、「ang」は最後に鼻に息を抜くようにして口を縦に開くようにするらしい。で、阿波連さんの口の動きをじっくり観てみると、「ang」も最後に口を閉じているようなのだ。あれ?おかしい。そもそも「ang」の時の舌の動きはどうなっているのだろうと、今度は阿波連先生の舌の動きに注目しながらスロー再生で観察するのだが、

”パソコンの画面に映る若い女性の口の中の舌の動きをスローでじっくり観察する50歳のおじさん”

はクロちゃん越えの変態紳士だ。嫁に観られたら大変なことになる。だから夜中にこっそり観るのだが、これはこれで怪しい。

でも便利な時代になったな。もし阿波連先生に中国語教室で対面で教えてもらっていたら、こんなにじっくり口の中を覗かせてもらえないだろう。「先生、もう一度お願いします。もうちょっと口を開いて、もっとゆっくり舌を動かして、そう、そう~目線はこっちで、あ~いいですね~」なんて絶対にできない。Youtubeだからこそ、何度も観られるし、堂々と見られるし、ゆっくり再生できる。

阿波連先生もこんな使われ方をされているとは思うまい。でも本当に僕にとってはありがたい動画。他の中国語学習動画はいきなり単語をリピートさせたり、よく使うフレーズを「覚えると便利!」みたいに出されたりするのでおじさんには辛い。阿波連先生の動画はちゃんと差別化が図られていて、昭和の英語教育で育ったおじさんたちのニーズに応えている。

いつか阿波連先生に直接習ってみたい気もするが、ウブなおじさんは恥ずかしくてまともに顔を見れないかもしれない。仕方ない、独学でがんばろう。

阿波連と検索すると最初にアニメのキャラが出てくる

【超有料級】この動画1本で全中国語発音400種類完全網羅【全ての母音&子音を徹底解説】 - YouTube