俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

個性や、自由で、はみ出していく!

新しい学校のリーダーズ”がついに見つかってしまった。売れてほしいと思っていた反面、”知る人ぞ知る”存在でいてほしいという思いもあった。でも、やっぱり見っかってしまった。仕方がないんだけど。

特にThe First Takeに出て以来、情報番組、音楽番組でも取り上げられ、深夜はもちろんゴールデンタイムの全国放送の番組にも出演するようになった。元々Tiktokでは知られた存在ではあったが、もうその枠からはみ出している!

https://www.instagram.com/japan_leaders/

僕が彼女たちのことを知ったのは2年前。マレーシアの高校生に日本の学校の様子を紹介しようと、Youtubeで適当な動画を探していた時に彼女たちの動画を見つけた。

ATARASHII GAKKO! - Seishun Academy 101: Come To School With Us - YouTube

おもしろい。すごくいい。外国人受けもいいだろうし、今の高校生ならこれくらい軽い感じの方が楽しんでくれるかもしれない。ただイスラム教徒の高校生にはスカートの中に頭を入れたりするシーンが不適切。惜しいなぁ~、すごく好きなんだけどなぁ~。

結局その動画は見せられなかったが、僕は88risingのチャンネルを登録して、個人的に楽しんでいた。いいないいな。上品そうで下品。ふざけているようで真面目。自由なようで計算づく。そしてとにかくエンターテイナーで見ていて楽しい。本人たちも楽しそうにパフォーマンスしている様子が、観ている人をもれなく幸せにする。ずっとこのままでいてほしいな。売れて天狗になったりしたら嫌だな、そんなことを考えていた。

そして迎えたThe First Take

新しい学校のリーダーズ - オトナブルー / THE FIRST TAKE [Reaction Mashup] - YouTube

これで彼女たちを好きにならないわけがない。日本大スキ外国人達はもうメロメロ。JK大スキおじさんである僕はただでさえ制服姿に弱いのにこの「オトナブルー」という曲の昭和テイストったらたまらない。山本リンダの『どうにも止まらない』とか和田アキ子の『古い日記』を思い起こさせる。そして曲がはじまってからはギャップに次ぐギャップの連続。前半は見た目のあどけなさと大人っぽい歌詞のギャップ、SUZUKAの低く力強い歌声とBメロの4人のコーラスの可憐さのギャップ、もちろん大人になり切れない少女が”大人ぶる”という意味でのギャップ。さらにはダンスも様々な対比で構成されているように見える。イントロのダンスは一見バラバラにふざけて踊っているように見えるが4人で見るとちゃんとバランスが取れている。そしてシンクロダンスも鮮やかで、随所随所にダンススキルの高さを見せる。が、感心しているとまたコミカルなポーズや振り付けで楽しませてくれる。体を大きく使ったダイナミックな動きもあれば、Tiktokサイズの上半身だけ映えダンスもあり、Z世代が真似したくなる仕掛けが随所に仕込まれている。一見自由に楽しく踊っているように見えて、おそらくThe First Take用に練習に練習を重ねているのだろうが、それを微塵も見せないプロ意識。本物のエンターテイナーだな。

4人の個性もまたたまらなくいい。アップになると「はっ!」とするほど美人なKANONちゃん(頭一つ背の高いSUZUKAちゃんをいつも肩車するのは大変だろうに・・・。)。個性的な髪型と本格的なキレのあるダンスのRINちゃん、ツインテールを振り回し、ぶりっ子ダンスをするが実は一人年上でリーダーのMIZYUちゃん。そしてボーカル、MCをこなすグループの顔、学級委員風なのにお調子者のSUZUKAちゃん。4人全員、個性がはみ出している!僕はしゃべらなければSUZUKAちゃんの笑顔が一番好きなのだが、SUZUKAのファンというとなんだか恥ずかしいのでKANONファンを名乗っている。とにかく4人が楽しそうにしているとおじさんは幸せな気持ちになるのだ。

ATARASHII GAKKO! – OTONABLUE / THE FIRST TAKE - YouTube

彼女たちはきっとこれからも売れて行ってしまうだろう。嬉しいような悲しいような。

ちなみに、僕は今年50になるおじさんなのだが、30代後半になって女性アイドルグループを応援するようになった。で、なぜかAKBグループとか坂道グループとかK-POPグループには一切触手が動かず、好きになったのは

ももいろクロバーZ→でんぱ組.inc→BiSH→新しい学校のリーダーズ

というのだから、少人数でメンバーが個性的であることはもちろん、ロックっぽい楽曲が歌えて、逆境に立ち向かいながら自ら道を切り開いてきて、なおかつガニ股になれる女性が好きなんだと思う。

きっとヒャダインやフジテレビの三宅アナ、氣志團も同じ性癖。