3か月くらい前の話、リビングにヨガマットを敷いて、背中を伸ばすストレッチをしようと膝まづいた時、強烈な痛みが襲った。「痛っ!何?何?」と膝を見ると、何やら出来物(デキモノ)があって赤く腫れあがっていた。これが厄介なところにできていて、膝のちょっと下。ちょうど四つん這いの姿勢になった時に床に当たるところだった。僕はこの手の吹き出物が結構できる体質なので、常備薬である大塚製薬の「オロナイン軟膏」を塗って腫れが引くのを待ったのだが、3か月経っても治らなかった。病院に行こうにも住んでいたマレーシアでは皮膚科の専門医が少なく、結局治療は日本に帰ってからになった。
で、日本に帰国していろいろ調べてみたのであるが、僕の膝の吹き出物は初期の”紛瘤”というものらしかった。日本ならドラッグストアで薬剤師さんに適当な塗り薬を選んでもらってもいいし、駅前の皮膚科にかけこんでもいい。ああ、日本って便利だな。
紛瘤は放っておくと細菌が入って炎症が起こる恐れがあるらしく、それを防ぐために手術で切る方法もあるらしい。手術という言葉にちょっとビビるが、東京には”日帰り手術可能!”を謳うクリニックがかなりたくさんあるのだ。東京ってすごい!ちょうど翌日に東京に出る予定があったので、ホームページで予約をしてみることに。30分単位で細かく時間指定がでるらしい。すげぇな。日本すげえな。前日だったが12時半に空があったので予約を入れてみた。前日にでも予約が出来たのは類似のクリニックがたくさんあるんだろうな。東京ってすごい・・・。
で、翌日用事を済ませた後に予約したクリニックに行ってみたのだが、これが”皮膚のできものと紛瘤”専門のクリニックなのだ。いや~すげぇな。体のどこが痛くなっても東京には専門のクリニックがあるんだろうなぁ。探せば「指のささくれクリニック」とか「踵のカサカサクリニック」「お尻のおできクリニック」なんかもあるかもしれない。僕の紛瘤はごくごく初期のものだったらしく、麻酔を打って紛瘤をサクッと切り取って何針か縫って終わった。受付も助手さんもお医者さんもみな若くてきれいな女性だったので驚いた。東京には汚いおっさんのお医者さんとか排除されちゃってんのかな?確かに俺もおじさんだけど若い女医さんのほうがいいもんな。東京で商売するって大変だ。
粉瘤の日帰り手術(くりぬき法・切開法)|新宿駅近くの新宿駅すぐの東京皮膚のできものと粉瘤クリニックふるばやし形成外科 新宿院 (furubayashi-keisei.com)
ちなみに僕は新宿から電車で1時間くらいのところに住んでいるのだが、この距離感が実に良い。東京は確かに便利だけど、東京に住むと物価も高いし人も多いし、通勤も大変でストレス多そう。
一方東京郊外ってのは絶妙にいい。そこまで田舎ではなく、コンビニやスーパーもある上、自然も多い。僕は現在無職なので、夕方田舎道をダラダラ散歩したりする。その度に「ああ、片田舎に生まれて良かったなぁ」とつくづく思う。ド田舎だったらそう思わなかったかもしれないが、東京郊外の田舎って・・・なんともいい!
来週は抜糸をするためにまた新宿のクリニックへ。新宿まで電車に揺られて約1時間。これがちょっとした旅行気分、お出かけ気分が味わえて好き(毎日通勤だったら疲れてしまうけどね)。
神奈川に生まれて、僕は幸せだなぁ。お父さん、お母さんありがとう。50歳にして思う。俺の親ガチャ成功。